フィリピン留学。その響きが市場を賑わすようになってもうどれくらい時間が経つだろう。しかし今、このフィリピン留学というものの輪郭がぼやけてきているように感じる。いったいこのモヤモヤはどこから来ているのだ。
ぼくはよく概念から考える。そんなときには哲学の祖ソクラテスと対話することにしている。
しかし、彼の問答によっていつも思考のループにはまって抜け出せなくなってしまうのだ。やはり頭の中は不確かなことばかり。
ではもう少し現実的な理の通う考え方に思考を移してみよう。ダーウィンの進化論だ。
一つ一つ人類の辿ってきた足跡を追うことで、根源的に何が大切かということが見えてくるかもしれない。
いや、しかしぼくが考えなければいけないのは「フィリピン留学」ではないか。突き詰めてみれば、それは学問。学問といって福沢諭吉先生の前を素通りするわけにはいかないだろう。
バギオのスパルタ名門校PINESのカリスママネージャー西澤直秀だ。
「フィリピン留学とは?」
フィリピン留学とは、ただ毎日学校で机に張り付いて教材と向き合うことなのだろうか。はたまた週末に学校で仲良くなった友達たちとお酒を酌み交わすことだろうか。それもイイ。もちろんイイ。
ただ、ぼくたちはどこかもどかしい想いを抱えて日々を過ごしていた。
バギオでぼくらも考えた
西澤「なんかこう、もっと“フィリピン”とか“バギオ”って部分を推し出したいんですよね〜。たしかに勉強に集中できるっていうのは大事なことなんですけど。」
岩辺「そうですよね。でも学校の外にもリアルなコミュニケーションは溢れてると思うんです。」
西澤「なんとか、生徒さんにローカルカルチャーと触れ合う機会をつくれないかな〜…」
岩辺「そうですね〜…。まあ、考えてても何もアイデア沸きませんし、とりあえず今週末サガダでも行きません?」
週末
岩辺「いやーやっぱりバギオ周辺の山岳地域は自然も文化も豊かでしたね〜。」
西澤「岩辺さん、きましたよ。いいこと考えました!」
どうやらこれだけ人類の築いた文明が発展したというのに、相変わらず人間の創造力というのはプリミティブな事象からのメッセージによってヒントを得るようだ。
PINES×Phil Portal(SOUDA)タイアップ企画「五感で学ぶバギオ留学」
やたら長い前座にお付き合いいただきありがとうございました。ここから本題です。フィルポータル(SOUDA)では、バギオのスパルタ校PINESとタイアップして、ローカルツアーを留学とセットにしたパッケージをお届けします!
留学を机上の学習に止めず、バギオ周辺地域の素晴らしい自然や文化を体感する中で英語を、さらには異文化理解を深めることを目的としています。留学に新たな価値を加えて提供すべく当プランを企画しました。内容は次章にまとめたのでご覧ください。
1.バギオ留学でも海に行きたい!ハンドレッドアイランドを楽しもう/4月8日(土)
天空都市と比喩されるバギオですが、実は休日には海にだって行けてしまいます。せっかく南国フィリピンに来たからにはやはり一度は美しい海にも行きたいところ。そこで当企画ではフィリピンで最初の国立公園であるハンドレッドアイランドに向かいます。
島々の美しいビーチと風をきる船の旅。留学はじめの1週間で緊張し疲れたあなたを癒し、仲間との距離を大いに縮めてくれることでしょう。
フィリピン最初の国立公園ハンドレッドアイランドにあえて一人で行った話
午前6時 バギオ出発
まだ陽が差し込むかどうかというこの時間。これから向かうのはハンドレットアイランドですが、実はバギオがもっとも美しいのはこの時間。街を抜けると雲の海。街中ではあまり意識しませんが、バギオが雲よりも上にあるのだと道中で気づかされることになるかもしれません。
雲海の向こう側に太陽が昇ったとき、神々しい姿をバギオは見せてくれます。バンはそんな中を走っていきます。
午前10時 ルカプ港に到着
ハンドレッドアイランドへのバンカーボートが発着するルカプ港に到着。観光客で賑わう港周辺にはレストランやゲストハウスもいくつか立ち並んでいます。島によっては小さな売店もありますが、食べ物・飲み物はここで買っておいた方が良いでしょう。
午前11時 バンカーボートでハンドレッドアイランドを周遊
基本的にゴツゴツとしたきのこ岩のハンドレッドアイランド。長い時を経て、海面に接する部分が削られたため、遠くから見るとどの島もきのこのような姿に見えます。
ボートに同乗するセイラーが主要でおすすめの島から誰もいない小さな島までまんべんなく回ってくれます。小さな島でも降りたいと伝えればこぎつけてくれます。
美しい島々
無数の島々はそれぞれ所々に小さなビーチがあります。海水は澄んでいて海底が深くなるにつれてうすく緑がかっていく様子は圧巻です。エメラルドグリーンとはこのことかと感嘆するほど。
周りにも島があるため波は優しく、思い思いの時間を過ごすことができるでしょう。
盛りだくさんのアクティビティ
ハンドレッドアイランドにはアクティビティもいっぱい!ジェットスキーにカヤック、シュノーケリングにダイビングまで。
昼食
アクティビティのもっとも栄えたケソン島ではご飯も食べられます。せっかくなのでフィリピンローカルな料理をオーダーしてみましょう。おすすめは豚の煮物アドボです。
午後4時 ハンドレッドアイランド出発
しっかり遊びきってハンドレッドアイランドを出発。帰り道は左手に夕景が広がります。
午後8時 バギオ到着
打ち解けた仲間と飲みに行くなんてことも、この日ばかりはありなんじゃないでしょうか?
2.サガダのローカルカルチャーを存分に味わう
コーディリエラ地方の豊かな自然体験と山岳民族の歴史・文化学習を兼ねたローカルツアーです。バギオよりもっとディープなフィリピンについて知りたくありませんか?
サガダの自然を遊び尽くそう/4月22日(土)
午前2時 バギオ出発
PINESクイサン校、チャピス校にバンでピックアップ。真夜中発のドライブとともに旅のはじまり。
ドライバーは山の運転に慣れたフレディ。寡黙ですが、どんな要望にも応えてくれる優しくて頼れる男です。私生活では二児のパパなのだとか。
午前7時 サガダ到着
いくつもの山を越え、棚田と岩山が目に入ってくればそこがサガダです。山あいの静かな集落の朝は静か。
約5時間の山道走行で疲れた身体をゲストハウスの部屋で休ませましょう。3時間の休憩です。1日目はこのあとたっぷり遊びますよ!
午前10時 洞窟ケービング
かなりがっつり洞窟。どこまで続くのでしょうか。
ハラハラドキドキのアドベンチャーで留学とは違った五感が刺激されます。
午後1時 Gaia Cafeで昼食
オーガニックフードを使った見晴らしの良いカフェ&レストランで昼食をとります。標高1500メートルのサガダの空気と新鮮な野菜中心の創作メニューがおいしい。
サガダの隠れたお洒落カフェ。観光に疲れたらGaia cafeでひと休み
午後2時 エコツアー(ハンギングコフィン、滝トレッキング)
午後はサガダの代名詞と言っても過言ではないハンギング・コフィン(吊るされた棺)を目指してトレッキング。アクティビティの中で先住山岳民族の歴史・文化も感じられます。
トレッキング過程に現れる滝では地元の少年から欧米人観光客まで飛び込んでいます。トレッキングで火照った身体に効きますね。
このトレッキングの過程で希望者はクライミングにも挑戦することができます。クライミング中毒のフィルポータルライター兼PINESアシスタントマネージャー神谷曰く、「この壁なら初心者でも安心!」だそうですよ。
午後5時 自由時間
サガダの街はとてもコンパクト。坂道にはレストラン、カフェ、お土産屋さんが並んでいて歩くのも楽しい!この時間からところどころ屋台も出て街は小さな賑わいをみせてくれます。
午後7時 夕食(自由)
サガダにはおいしいレストランがたくさん。夕食どきには観光客でどのレストランも賑わっているので
観光地サガダの絶品ヨーグルト!Yoghurt Houseは絶対に行くべきレストラン
宿泊:セントジョゼフレストハウス
宿は中心部の高台にあり、サガダの集落を見渡すことができます。山のロッジのような雰囲気で他の観光客との距離感も近いのでぜひコミュニケーションをとってみましょう。
サガダの快適ホテルSaint Joseph Resthouseで過ごす優雅な週末
サガダ独自のツーリズム政策を学ぶ/4月23日(日)
午前4時 日の出(オプション)
標高1500メートルのサガダの朝には幻想的な雲海を眼下に眺めることができます。早起きできた方にもたらされる贅沢なご褒美です。
※サガダの朝は冷え込むので厚手の上着が必要です。
午前7時 Gaia CafeオーナーGawani氏のお話と朝食
Gaia Cafeのオーナーであり、サガダの観光オピニオンリーダーGawani氏に独自路線の観光政策についてお話いただきます。もちろんGaia Cafeの美味しい朝ごはんを楽しみながら。サガダはコミュニティ・ベースド・ツーリズムといって、急速な観光開発を拒否し、伝統文化と住民の生活を考えながら観光客を迎え入れています。
ちなみに夫James氏はサガダのガイド協会代表を務めているのだそうですよ。
午前9時 コーヒー収穫ツアー
ツアーの催行される4月はサガダのコーヒー豆収穫シーズン。収穫体験のあとには試飲もすることができます。
また、そのまま昼食にはピニピカンという山岳民族の伝統料理をふるまってもらえます。このピニピカンでは鶏をピシピシと叩いて絞め、血一滴も無駄にせず、すべてをいただく伝統的な調理方法です。日本ではブラックボックスとなっている部分ですが、山の暮らしでは日常行為。
当たり前の違いを知ることも留学の一つのテーマですね。ちなみにピニピカン、お味は絶品です。
環境保全は素人でも十分に貢献できる。【CGN植林ツアー密着取材】
午後1時 ミュージアム
サガダの中心部にある小さなミュージアム。シーズンには常に観光客であふれており、地元民のみならず足を運んだ観光客までも「必須スポット」として紹介しています。ツアーで訪れた場所についても改めて理解することができます。歴史紹介のナレーション、手工芸品の展示は見事の一言。
午後2時 フリータイム
遊びきった後にはサガダのお土産屋めぐりなんていかがでしょう?サガダには「サガダ・ウィービング」という織物のプロダクトがあります。リュックやショルダーバッグをはじめ、コインケースなどの小物も販売しています。かわいいエスニック柄もさることながら、何より丈夫さに定評があります。旅の想い出にうってつけですね!
午後3時 サガダ出発
息をのむ山村の夕景。棚田と遠くの雲海が圧巻です。帰路では夜中発の往路では見られなかった絶景を楽しむことができます。特に途中数カ所で世界遺産の棚田を眺められるスポットもあるので、疲れて眠っていなければラッキーかもしれません。
午後9時 バギオ到着
盛りだくさんの行程を終え、翌日からの授業のためにゆっくりおやすみください。授業の話題はもっぱら旅の想い出で!
サガダ旅行については下記記事でもまとめていますのでご覧ください!
洞窟と棺文化の街サガダ。いまいましい上司に連れていかれた結果
「五感で学ぶバギオ留学」の概要
入学日 | 2017年4月1日(土) |
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定員 | 限定10名 |
年齢制限 | なし |
留学費 | PINESの通常留学費(ツアーに関する追加料金なし) 料金表はこちら |
留学期間 | 4週間〜 |
何と言っても特筆すべきは、2つのツアーが含まれながら留学料金は通常料金と同じということ!10名限定の早いもの勝ちプランなので気になる方はまずお問い合わせください!
あわせておトク情報
4月1日入学で8週間以上留学される方にはなんとPINESの春トクキャンペーンも併用いただけます!以下特典内容です。
特典内容
留学期間 | 特典 |
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8週間以上 | 10,000円割引 |
12週間以上 | 40,000円割引 |
キャンペーンは全コースに対応。部屋タイプは2~3人部屋希望者のみ申し込みいただけます。詳しくは下記サイトもご覧ください!
お申し込み
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※備考欄に「五感で学ぶバギオ留学希望」とご記入ください。