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フィリピン留学

この記事を書いた人

「英語を話せるようになりたい!」そんな想いを抱えてバギオへやってくる学生も多いはず。でもスパルタ式の学校に来てみたものの、「そもそも勉強の仕方がわからなかった…」なんて状態に陥ることもありがちです。

「スパルタ式なら必ず英語が伸びる」という考え、実は錯覚です。どうして英語ができないのか?どうすれば良いのか?そんな繊細な部分に向き合ってくれるのがA&Jの授業です。

レポーター:岩辺智博(23歳)
インタビュー・コラムライター。フィリピン(セブ)、インドでそれぞれ1ヶ月語学留学の経験あり。イングリッシュネームはTom。

 

取材期間 1日
英語力 日常会話程度
満足度
ズバリ 勉強の仕方がわからない人におすすめ!

 

詳しい料金やコースはこちらへ。

A&Jの概要

学校施設
A&Jはバギオの閑静な丘陵地帯にあります。カフェでの実地研修もプログラムに含んだワーキングホリデー準備コースが大人気です。またネイティブ講師で副院長のジョン先生も学校の寮で一緒に暮しているため、英語はもちろん、アメリカ人のモノの考え方にも日常的に触れることができます。

生活面では現地携帯をレンタルするなど、手厚いサポートから高い満足度を得ています。また通学も可能なスタイルのため文化の違いから共同生活を敬遠しがちなアラブ圏の生徒も通われています。

※A&Jの概要(寮・食事・講師)情報は下記をご参照ください。
A&Jの寮・食事・講師【バギオ留学】 | フィルポータル

スピーキングクラス

講師・授業
スピーキングクラスの担当はRyan先生。興味を持って生徒のお話を聞いてくださる優しい先生です。

 

講師・授業
まずは初対面ということで色々と筆者のバックグラウンドを紹介していきます。大きくリアクションをしてくださるので話すことがどんどん楽しくなっていきます。

しかし、20分ほど経過してもまだ世間話が続きます。このまま授業は終わってしまうのでしょうか?と思い始めたちょうどその時にRyan先生が突然「OK」と場の空気を整理します。

 

スピーキングクラス
Ryan先生「ありがとう。実は最初の授業ではこうやってお話を聞きながら、スピーキングを習得していくための方法や課題などを考えていたんだ」

岩辺「例えばぼくの場合だとどんなことが課題になるのかな?」

Ryan先生「そうだね。Tomの場合は質問に対して時系列であったり、話したい部分から順に話してしまうことが多いね。でもこれは英語スピーキングではあまりおすすめできない方法だね。」

岩辺「…というと?」

Ryan先生「英語ではトピックセンテンスを先に話すことが重要になるんだ。というのもこの意識が根付けば、ライティングする時にも頭の中でのシミュレーションで最初にトピックが思い浮かべば、わざわざ意識しなくても構成できるようになるでしょ?」

岩辺「なるほど!こうすればスピーキングとライティングを別々に捉えるのではなくて、関連した知識として習得できそうだね。」

Ryan先生「そう!フレームがあることがわかるとボキャブラリーが増えていく度に内容も充実していくよ。あとはとにかく実践実践ってね!」

Ryan先生のクラスは留学生活初日の授業をイメージしていただける内容かと思います。A&Jでは何がわかって、何がわからないのかを担当の先生に理解してもらった上で生徒一人ひとりに最適なクラスを展開していただきます。

グラマークラス

講師陣の意識改革
次に基礎的な文法クラスを担当してくださったのはOlga先生。

 

講師・授業
Olga先生「今日は文法の基礎について一緒に勉強していきましょう!ここはとっても重要なのよ。」

Olga先生「まず英語の品詞は8つに分けられるわ。すべて言える?」

岩辺「えっと…名詞、代名詞、動詞、形容詞、副詞…とあとは…前置詞!ダメだ。もう浮かばない…」

Olga先生「OK。そうしたらまずは今出てきたものを整理していきましょう。」

岩辺「そうだね。まあ名詞は簡単だから…」

Olga先生「あら、本当かしら?実は名詞の中にもいくつか種類があるのよ。」

 

名詞の種類
可算名詞(Countable Noun)

種類 説明
普通名詞(Common Noun) 一定の共通概念や、無形でも形や数値で数えられるもの book, pencil, dog
集合名詞(Collective Noun) 同じ人の集団やものの集合体 family, team, company

不可算名詞(Uncountable Noun)

種類 説明
固有名詞(Proper Noun) 特定の人・もの・場所 the Philippines, John, Manila
物質名詞(Material Noun) 具体的でありながら液体や原料など形を持たないもの rain, water, beer
抽象名詞(Abstract Noun) 動作や状態など無形のものをはじめ、抽象的な概念 love, kindness, music

岩辺「本当だ…名詞だけでもこんなに使い分けできるんだね。」

Olga先生「そうよ。この区分がわかるだけで~sの用法や、使える場所・適さない場所などがわかるの。はじめは難しいけどここはグラマーはもちろん、ライティング分野でも大きな力になりうるわ!」

グラマークラス
英語を英語のかたまりとして理解するのではなく、それぞれのワードの属性を知ることで適所に正しい言葉を当てはめることができます。それはまるでぼやけていた視界がくっきりと澄み渡って見えるような感覚なのだとか。

ちなみに以下は最初にOlga先生に問われた8つの品詞です。

  • 名詞(Noun)
  • 代名詞(Pronoun)
  • 動詞(Verb)
  • 副詞(Adverb)
  • 形容詞(Adjective)
  • 前置詞(Preposition)
  • 接続詞(Conjunction)
  • 感動詞(Interjection)

 

グラマークラス
まずはこうした品詞を英語で聞いてもピンとくるようにしておくことが事前にできる最低限の予習ですね。

ナイトクラス

講師・授業
ナイトクラスの担当はReggie先生。授業には韓国人生徒が3人、日本人生徒が2人参加されていました。ここではその日ごとのトピックを基に話題をReggie先生が振っていき、ランダムに生徒を指名しながらも平等な発言の機会が与えられます。

 

ナイトクラス
この日のテーマは「responsibility(責任)」です。テーマに則って意識的に使う単語にはshould, must, have toがあります。確かに、「責任」というテーマにおいてこれらのワードは頻用しそうですね。

 

ナイトクラス
Reggie先生「まずはそれぞれの立場におけるresponsibilityについて考えてみよう。例えば君たち“生徒”のresponsibilityは何かな?」

韓国人生徒A「授業に出席することじゃない?」

韓国人生徒B「一緒に暮らす上で異国の文化を尊重して理解することだと思うなあ。」

 

ナイトクラス
Reggie先生「良いね!素晴らしい。では次に親と子供、どっちの方に責任があると思う?」

日本人生徒A「もちろん親でしょ。子供が何か悪いことをした時に謝るのはいつも親だし。」

韓国人生徒A「ぼくもそう思う。」

日本人生徒B「もちろんぼくもそう思うけど、子供には子供の果たす責任もあるんじゃないかな?」

岩辺「そうだよね。さっきも生徒のところで言っていたけど、子供も全力で遊んで創造力を育んで、しっかり勉強して世の中を知っていく責任があると思うな。」

 

ナイトクラス
Reggie先生「そう。わかっていると思うけど、この問いには正解はないんだ。でもディスカッションの中で“すべき(should)”“しなければならない(must)”などたくさん使っていたね。こうやって実際の会話の舞台にどんどん言葉を動員させていけば、徐々に浸透していくよ!」

英語を授業として捉えて勉強しているだけではモチベーションの維持に苦労しますが、誰でも参加できる発言の場であれば楽しみながら頭を動かすことができます。結果的に英語の用法も身についてきます。

ジャパニーズクラス

ジャパニーズクラス
ディナーの後には日本人生徒に対して、日本人マネージャー田島さんが任意の授業を行っています。はじめから英語で授業を受けてもわからないという生徒向けに、メンターとして補完的なクラスを行っています。実はこちらがA&J留学の目玉にもなりつつあります。

reading aloud

絶対にやってくるスランプ
reading aloud。その名の通り、ここでは大きな声でとにかく英文を読みまくります。日本人で英語を学ぼうとした時にどうしても障壁になってしまうポイントとして、自信の無さゆえに「声が小さくなってしまうこと」があります。そんな英語を話す自分への恥じらいを克服するためにもここではとにかく読み上げます。以下はこの週徹底的に読み上げる英文スクリプトです。

A man was hurrying to the bus stop. But he was too late to catch the bus. He thought, “I’ll catch the bus at the next stop.” So he ran after the bus as fast as he could. But the bus left the next stop before he arrived there. Then he kept running after the bus. At the next stop he failed to catch the bus again. That way he kept running until he arrived at the office withoutknowing it. He was out of breath but happy that he ended up saving the bus fare. In the evening, when he got back home, he told his wife about what happened in the morning. Then his wife said to him, “Run after a taxi next time and you can save a lot more!”

ジャパニーズクラスは月曜~木曜まで行われ、1週間ごとにテーマとなる英文が変わります。ちなみにそれぞれの曜日でクラスの内容が変わってきます。以下内容構成です。

曜日 A B C D
月曜 5 15 5 5
火曜 4 10 4 4
水曜 3 8 3 3
木曜 2 5 2 2

A:音声リピーティング。1センテンスごとにリピート。
B:個別音読。各々個室で回数分音読します。
C:スクリプトを見ずにリピーティング(難しい場合はスクリプトを見ながら)
D:スクリプトを見ずにシャドーイング(難しい場合はスクリプトを見ながら)

 

こうして1週間を通して徹底的に同じ文章を読み込んで、最後には紙を見ずに自信を持って声を出して読むことのできる生徒が増えるそうです。

瞬間英作文

瞬間英作文
瞬間英作文のクラスはマンツーマンで行われます。田島さんが読み上げる短い日本語の文章を即座に英語へと変換していきます。

 

ジャパニーズクラス
このクラス、端から見ているとそこまで難しくないように思えるかもしれませんが、実際に1時間これを延々と続けていると、簡単な言葉でも間違ってしまうということが多々起こります。「すぐに答えを求められている」ということへのプレッシャーと頭を整理することができないことへのストレスで生徒に負荷をかけていきます。

これを繰り返していく中で、瞬間的に頭の中の情報を整理して言葉にすることを身につけます。

まとめ:示された道を迷わず進める!

まとめ
A&Jの日本人マネージャー田島さんいわく、初心者にも3種類あるといいます。英語の初心者ということはもちろん、海外が初めての方であったり、そもそもこれまでに勉強もあまりしたことがないという方もいらっしゃいます。

そうした方々皆に同じ対策を提案しても当然成果には差が出てきてしまいます。A&Jではそういった部分を網羅するため一般クラスに加え、ジャパニーズクラスも提供しています。アツいサポート、徹底的に導いて欲しい!という方には最適なアカデミーだと思います。

最後にグラマークラスを担当していただいたOlga先生よりメッセージをいただきましたのでご覧ください!

A&Jについて気になる方はこちらからご相談ください!
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インタビューと社会派コラムを担当するライターです。いろんな場所に行って、たくさんの人と話して、その声を代弁できる情報屋でありたいと思っています。個人ブログ(さぐりさぐり、めぐりめぐり)で紀行文・コラムも書いてます。 Phil Portal全員のメンバー紹介ページはこちら

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