SOU:DA いってよかった全ての人に! Phil Portal 丸山ゴンザレスが学校経営者にきくフィリピン留学の現状
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【フィリピン親子留学】セブ島でローカルフードを食べ歩いてみた

漂ってきたいい匂いにつられて、ふと視線が小さな食堂に向く。そこは店先で食事を楽しむ人や、いくつも並んだ銀色の鍋の蓋をとって今日の昼食を選ぶ人で程よく込み合っている。

 

【フィリピン親子留学】セブ島でローカルフードを食べ歩いてみた
Salinas Drive Extention(サリナス・ドライブ・エクステンション)ここには生き物の匂いが立ち込めている。まだ首も座らないような赤ちゃんが日光浴をしていたり、家の前で洗い桶を使って洗濯しているおばちゃんがいる。

カレンデリアと言われる小さな食堂が立ち並ぶ道だけに朝・昼・おやつ・夜と食事の時間になると人々が集まりだす。人間だけじゃない。道端では鶏が飼われていて「コケコッコー」と気が向くたびに鳴きだすし、バナナ屋の看板ネコは店の片隅でくつろいでいる。

犬は日が暮れて涼しくなるまで道端で暇そうに眠り、子犬たちは無邪気にじゃれあう。そんな生き物たちの間を、トライシクルという自転車を改良した乗り物がゆったり行き来する。

セブ島にあるローカルな風景

【フィリピン親子留学】セブ島でローカルフードを食べ歩いてみた
私は日本人だから関係ない。そんな風に思っていた。25円も出せば買えるルンピア(春巻き)バナナキュー(バナナに小麦粉をまぶして揚げたフィリピンの定番おやつ)も、それから緑色の瓶に入ったレモンソーダも。

でもこの日、私はついに我慢が出来なくなってしまった。レストランならまだしも、発展途上国フィリピンの道端にある名もない食堂なんて衛生面で信じられるわけがない。お腹をこわすからやめておいたほうがいい。そんな情報を思い出さなかったわけではないけれど、このおいしそうな匂いを嗅いだ瞬間、私の第六感が動いた。これを食べなかったら私は何か大切なものを見過ごしてしまうんじゃないだろうか、と思えてきてしまった。

 

【フィリピン親子留学】セブ島でローカルフードを食べ歩いてみた
家に帰るなり、お手伝いさんにストリートフードを食べてみたくなったことを伝えると「Yes Maam!フィリピン料理は美味しいのよ」と笑顔が返ってきた。

Ritchelle(通称:チェル)
洗濯、掃除、子供のお世話をお願いしているお手伝いさん&散歩のお供。いつの間にか子供の学校のイケメンガードマンを彼氏にするという隅に置けない一面も。しっかり働き、よくしゃべる元気な25歳。

 

彼女は私にビサヤ語を教えたり、フィリピンの文化を教えることを趣味にしている節がある。しかも夕食はストリートフードを食べて過ごしているので、詳しくないわけがない。さっそく彼女を伴ってサリナス・ドライブ・エクステンションへ出向くことに話がまとまった。

ローカルエリアのカレンデリア案内

カレンデリア案内
1軒目はサリナス・ドライブ・エクステンションに入ってすぐ右手に見えるカレンデリア。ものすごく混むこともない代わりに人が絶えず出入りしている印象のお店。店が広く食べられるスペースがあることと、日本人からしたら、「え!?」と思ってしまうけれど、地面がちゃんとしたコンクリートで平らな所もお買い物しやすいポイント。

最初はちょっと勇気がいるけれど、店に入ると銀色の鍋が並んでいるので蓋を取って中身を確認。「これ」と指さすと1人分の分量を“プラスチック”と彼らが呼ぶビニール袋に入れてくれる。ルンピアなら本数で指定するか、お店の人から1本〇ペソとか3本で〇ペソと紹介してくれる。チキンアドボ(手羽元のさっぱり煮)を頼むと「自分で好きなの選んでいいよ」とのこと。ビサヤ語も英語も話せなくてもジェスチャーだけで十分通じるのでご安心を。

 

カレンデリア案内
チキンアドボ1ピース30ペソ。
日本の手羽元と比べるととても大きくて、味もほぼ一緒なので日本人にも違和感なく食べられる。赤い唐辛子は好意でもらったものだけれど、相当辛いので注意!

 

カレンデリア案内
2軒目にご紹介するのはバナナ屋さん。バナナ以外のフルーツもおいていたりするけど、ここのお店の注目ポイントは看板ネコ。いつも店の端っこでのんびりくつろいでいる。お腹を出して半目で寝ていることも。

バナナのサイズは日本で見かけるものより小ぶりで、値段は計量で決定される。4本のバナナをちぎってお店の人に渡すと15ペソとのこと。フィリピンはこのような計量で支払うシステムをよく見かける。日本は野菜1袋〇〇円と決まっているけれど、フィリピンは肉に限らず野菜やフルーツも計量して値段を決定する。

 

カレンデリア案内
さらに道を北上すると、次に見えてくるのは青い壁が印象的なお店。盛り上がってお昼を食べている人たちに、「何食べてるの?」と声をかけると気さくに答えてくれ、おすすめ料理を教えてくれた。

上半身裸について
ショッピングモールにはいないけれど、ローカルなエリアに来ると必ずTシャツをまくり上げて恰幅のいいお腹を見せているおじちゃんや、上半身裸の男の人がいる。この人たち変態!?とセブに来た頃は感じていたけれど、セブの日中は陽射しがきつく暑いので、上半身裸派のローカルもいる。フィリピンでは日常風景なので、変態扱いしないよう注意。

 

カレンデリア案内
ビーフンを10ペソで購入。このビーフンも日本で食べたことがあったような親しみのある味で美味しかった。なぜか細切れにカットしてある。

そしてMOUNTAIN DEW(マウンテンデュー)という瓶に入ったレモンソーダを購入。ボトルを返却するなら12ペソ。このマウンテンデューが、暑い気候にピッタリ合っていて予想以上に美味しかった。上半身裸のお兄ちゃんたち、オススメしてくれてありがとう!

フィリピン人と写真
「写真撮ってもいい?」ときくと、ちょっとはにかみつつもいい笑顔。フィリピン人はセルフィーが本当に好きなので写真を撮る時に決め笑顔がとっさに出てくるので羨ましい!もちろん、ノリノリで写真を撮らせてくれる人も多数。さっき会ったばかりの人でもオープンマインドな所が南国気質を感じられる。

【セブ島の町並み写真】現地のリアルな写真ギャラリー

 

カレンデリア案内

チェル「Maam、フライドチキンは昨日のものを揚げなおしているものがあるから注意して」

私がカレンデリアに行きたいと言い出した時にチェルが教えてくれた注意事項。昨日作ったものを売ってる店もあるんだ、という疑いのまなざしでお店を覗いていたけれど、なんのことはない。人気のお店は人が集まり、すでに昼時には鍋がスカスカになっている。家庭で使うようなサイズの鍋だから朝から昼にかけて売ってしまうと、だいたいは売り切れてしまう。気を付けるに越したことはないけれど、五感を働かせて、人気のありそうなお店を選びたい。

4軒目はさらに北上して左手にあるカレンデリア。ここのレモングラスの香りのするポークスープがあっさりしていて美味しかった!しかも値段は25ペソと格安で、お肉の安い国にいることを実感。フィリピンのお米は日本のもちもちしたお米と比べるどうしてもパサパサしているように感じてしまうので、スープに合わせるとご飯もおいしく食べられる。

 

カレンデリア案内
チェルのオススメのウータン。緑の丸い菜っ葉とかぼちゃの入った野菜スープ。すでにプラスティックに入れられて販売されている。このスープは息子も娘もお気に入り。

 

カレンデリア案内
ちなみにこのお店、息子のお気に入りのバナナキューも販売している。息子の後ろにあるガラスのショーケースに、ピナイパイという大きな揚げバナナと、息子の持っている形のバナナキューが入っている。お手伝いさんに預けているお金で学校帰り、バナナキューを時々買っているので子供たちはすっかりお店の人とも馴染みの様子。1串に2つの揚げバナナがついていて大人でもボリューム満点に感じるほど。このお店は朝開店して昼過ぎに閉店する。

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カレンデリア案内
サリナス・ドライブ・エクステンションに来て雰囲気は味わったけれど、食べるのはちょっとという方にはセブンイレブンや、パン屋がオススメ!白いコンドミニアムの1Fに入っていて、どちらもイートインスペースあり。パン屋はフィリピンの価格からすると高いだけあって、やや日本に近い味。ガーリックトースト10ペソ、シナモンロール45ペソ。ただしパンの種類は少ないので小腹を満たす程度で考えることがベター。ドリンクあり。

 

カレンデリア案内
日本でもお馴染みのセブンイレブン。ソフトクリームのお値段はなんと10ペソ!日本のようにお弁当やパンが豊富にそろっているわけではないけれど、シシグやドーナツ、カップラーメン、食パン、ドリンク類あり。ここのセブンイレブンは電子レンジやイートインスペースがあるので、食事がてら避暑に訪れるのもgood。

セブ在住の僕が『集中力を高めるために』コンビニへ向かった話。

カレンデリアで購入したものまとめ

購入したものまとめ
右上より時計回りで以下。

  • バナナ:4本15ペソ
  • ポークスープ:25ペソ
  • サユテ(冬瓜に似た野菜):20ペソ
  • チキンアドボ(手羽元のさっぱり煮):30ペソ
  • フライド・バンゴス(バンゴスは魚の名前):20ペソ
  • ミートルンピア(甘めのお肉の春巻き):5ペソ
  • ベジタブルルンピア(野菜の春巻き):3本10ペソ
  • ボラボラ(豚ミンチの揚げ団子):5ペソ
  • ウータン(野菜スープ):5ペソ
  • ビーフン:10ペソ

最後に:ローカルの魅力とフィリピン人のあたたかさ

最後に:ローカルの魅力とフィリピン人のあたたかさ
今回、ローカル料理を食べ歩いて印象的だったことは、日本の味に似ていてどれも美味しく感じたこと。それから何と言っても値段の安さ。最後に、そこにいる人たちに話しかけると返ってくる笑顔や会話が楽しかったことだった。

彼らは良くも悪くもあくせく働いていない。知人ではない人に対して排他的でもない。日本人ほど気を遣わない。だからこそふと訪れた日本人を寛容に受け止め、カメラを向ければ面白いことをしようとしてみたりする。素朴にコミュニケーションを楽しむフィリピン人たちの魅力をこの道で感じてもらえたら嬉しい。

後日談:ストリートフードを楽しんだことを、職場のフィリピン人に話してみた!

同僚「え!?何食べたの」

「チキンアドボとか野菜のルンピア。揚げた魚も食べたよ~。おススメある?」

同僚「卵料理も美味しいよ。サニーサイドアップとかスクランブルエッグをおススメするよ」

「日本人も卵料理好きだよ~」

へらへら笑っていたら、急に同僚が真剣な顔に…。

 

同僚「でもね、あやさん、気をつけなきゃだめだよ。昨日の残り物とかあるから」

「そうなんだね~」
(チェルと同じこと言ってるわ~。やっぱりフィリピン人でも気を付けてるのね。)

同僚「あと、綺麗な色のジュース売ってたでしょ。あれも止めといた方がいいよ…」

ローカルでさえ気を付けていることなので、過剰な心配はいらないけれど、頭の片隅に疑う心は残して、美味しいストリートフードを堪能して欲しい。

サリナス・ドライブ・エクステンションへの行き方

JYスクエアモールのマクドナルドを背に広い道へ出ると、大きな十字路が見える。ちょうど右手に見えているのが“salinas drive”で、その先に続いている道がサリナス・ドライブ・エクステンションになる。

コンクリートと土が入り混じったようなデコボコの道で、左端にはおもちゃやビーチサンダル、米を売る商店が並び、右端の道端には魚を売る人やバイクタクシーが時間によってはたまっている。その道を進んで行き、左側にトライシクルが客待ちしているのが見えたらそこは間違いなくサリナス・ドライブ・エクステンションだ。

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2010年に長女、2013年に長男を出産した2児の母。13年間勤めたデザイン系の専門学校を退職し、フリーライターに転身。フィリピン・セブ島へ親子留学を経験し、ゆる~く英語子育て実践中。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)を持ち、A型の細やかさを活かしてファイナンシャルプランナーとしても活動中。神戸市出身。Instagram

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