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フィリピン留学

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今回はフィリピン・セブ島にある語学学校、QQ ENGLISH ITPARK校(以下QQ)に実際に一週間入学し、体験取材を行った。施設・授業等、内部の様子を順を追って詳細かつ端的に書いていきたい。

レポーター:伊藤 光太
ライター、クリエーター、音楽プロデューサー。未来の働き方を提案しながら生きてます。
Twitter: @koutaitou

取材期間 1週間
英語力 TOEIC750点
満足度
ズバリ セブ島の日大

QQEnglishの場所・行き方

QQはセブ島にあるITパークという地区にあった。その中にあるSKYRISE4という高層ビルの7階から10階に学校があった。

 

QQ ENGLISH
セブ島にあるITパークにはたくさんのビルが建っていた。また周りは塀に囲まれていて入り口は数カ所しかなかったが、そこには警備員が立っていた。

ITパーク内を歩いてみたが、端から端まで行くのに7分位かかった。かなり大きなパークのようだ。学校のあるビルの向かいにはスターバックスとファミリマートが軒を連ねていた。またITパークの中に日本料理店も確認することが出来た。

 

QQ ENGLISH
QQEnglishの生徒が泊まる寮だが、全部徒歩5分圏内にあると説明を受けた。またスクールバスも用意されていてすべての寮にこのバスで行けるようになっていた。念のため夜はできるだけスクールバスを利用して欲しいと説明を受けた。

 

QQ ENGLISH
QQEnglishのビルの入り口には警備員が配置されていた。入学時に貰うIDカードを提示しないと入れないので、常に携帯するようにとスタッフから指示を受けた。また、このビルはドレスコードがあるので短パンやサンダルではなく、しっかりと靴とズボンを履くようにとも注意を受けた。(初日だけはOKなようだ。)

QQEnglishの寮・滞在環境とは

QQ ENGLISH
今回私が泊まった寮はITパークのすぐ外にあり、QQEnglishからはスクールバスで2分程度の場所にあった。集合住宅型になっており、道路を入ったところに寮は位置していた。 またその道路の始点には警備員が配置されていた。

聞くと一般のフィリピン人はこのタウンハウス(QQEnglishの寮)の道路に入ることすら許可していないという。よって初めてフィリピンにくる者が心配するであろう治安については特に心配する必要はないと感じた。

だが、発展途上国であることは間違いない。深夜に一人で外をふらつていたら確実に何か犯罪の被害に巻き込まれるであろう。もちろんこれはこの語学学校がという話ではなく、フィリピン全体における話だ。
セブの治安情報をフィリピンで強盗に遭った僕がまとめました

QQEnglishの寮の内部写真

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寮に設置されているキッチン、トイレ、シャワーは全部共同であった。

 

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その他に共同スペースには冷蔵庫、ウォーターサーバーと小さな机も設置されていた。

 

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こちらが今回宿泊した標準的な一人部屋だ。

 

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寮は清潔に保たれていたが、お世辞にも綺麗とは言えなかった。もちろんしっかりと掃除はしているが、すべての家具やベットが長年使い込まれていて大掃除をしないと取れない汚れがついていた。潔癖症の者には少し辛いだろう。

そして寮に設置されているWi-Fiだが、日本と比べると非常に低速であった。試しにTwitterを開いてみたが、全ての項目を表示するのに1分以上かかった。しかし本来の目的は英語学習なので、安価で留学したかったらここは目をつぶるしかないだろう。

QQEnglishの食事

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8階の受付の右側には食堂と小さなカフェが併設してあった。

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朝昼晩3食用意されていた。ビュッフェ形式で好きな食べ物をトレーに取ることが出来た。

 

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メニューは毎日変わるようだ。ここで一週間食事をしたが、毎回出される食事は変わっていた。

 

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こちらが実際に提供された食事だ。

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肝心の味のほうだが、フィリピンにいるとは思えないほどおいしかった。

残念ながらフィリピンは料理がまずいということで世界でも名を馳せている。セブ島の高級料理店に行ってもなかなかおいしい料理を食べることは出来ない。その中でこのクオリティーを出すのは非常に難しい。先進国から留学に来ている人間が多い分、食事にはかなり気を使っているようだった。

 

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また食事以外の飲み物や軽食、トイレットペーパーなどは食堂の隣にあるQQ CAFEで購入することができた。

 

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その場でお金を払うのではなく、SUICAのように自分のIDカードに受付横のブースで好きな金額をチャージし、端末にタッチして支払うシステムだった。生徒が多いQQならではのシステムであると感じた。

 

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値段はスーパーやコンビニとさほど変わらない。お菓子、ジュース、トイレットペーパー、水筒など学校生活に必要な物は最低限揃っていた。

QQEnglish(セブのITパーク内)施設

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エレベーターで8階に上がると目の前に受付があった。

 

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取材中何度か受付を訪れたが、全て日本人スタッフが担当してくれた。聞くとほとんどの時間帯に日本人スタッフを常駐させているという。

 

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受付の右側に食堂、自習室があった。自習室は生徒ならいつでも自由に使って良いそうだ。

 

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また7階にはマンツーマンレッスン用、グループレッスン用の個室が用意されていた。見た限りかなり多くの部屋数があるようだ。

 

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10階には7階とは全く異なる雰囲気のオープン型の教室があった。どこかのカフェかパン屋のような雰囲気だった。

QQEnglishの授業体験

ここから本題の授業について書いていきたい。今回は他の生徒と全く同じ条件で授業を受けさせてほしいとお願いし、入学、授業、卒業まで一週間かけて取材した。

1日目:レベルチェックテストを受ける

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初日の一番初めの時間にはテストが行われた。はじめに今現在コミュニケーションがどれくらいとれるかをテストされた。

 

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隣の生徒は”Hello” “How are you?”が分からないようだったが、教師が賢明にフォローしていた。ここでは特に来る前の英語力は必要ないようだ。

 

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この次は読み書きのレベルチェックテストを受けた。

 

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マークシートと作文でチェックを行った。この結果を元にスタッフが自分の英語レベルを判定してクラスを決めてくれるそうだ。

1日目:日本人スタッフによる日本語で学校の説明を受ける

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テストが終了した後、日本人スタッフが日本語で学校の説明を行ってくれた。

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その際に自分の希望するコースを選択した。今回はQQが最も力を入れているという「カランメソッドコース」を選択した。(これについては(カランメソッド)を参照していただきたい。)

この希望コースの選択とテストの結果によって自分に最も合った授業をスタッフが作成し、翌日朝に時間割を配布すると説明を受けた。つまり私のような一週間留学で学校でレベルチェックテストを受ける場合は、初日を除いた4日間しか最適な授業を受けられない。

留学期間が1週間の場合の注意点
一週間留学を考えている者がいたら事前にオンラインでレベルチェックができるので、それを利用し初日も有効に使えるようにすべきだろう。

1日目:QQEnlishの入学式(ウェルカムパーティー)

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初日のカリキュラムが全て終了すると、最後に入学式(ウェルカムパーティー)が行われた。各々にどこから来たのかなどを軽くインタビューされ、最後にパーティーを行った。司会のフィリピン人教師は非常に明るく、うまく場を盛り上げていた。ここで他の留学生の友達もできるだろう。

 

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入学式が終わり、二日目になると一番初めに正式な時間割を貰える。こちらが今回私に用意された授業カリキュラムだ。標準の生徒の日程で入れて欲しいとお願いしたら8コマ(8時間相当)の授業が入っていた。順番に見ていこう。

 

2日目以降:QQEnglishでの授業開始

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私の場合、一番最初は個室でのマンツーマンレッスンだった。

 

QQEnglishでのマンツーマン授業体験

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マンツーマンの教室は1畳ほどのスペースだった。

初めの授業は肩慣らしということで、教師と会話をしながら自然と英語力を上げる授業であった。Where are you from?(どこから来たの?)、”How long have you been here?(どのくらいこっちにいるの?)”など英会話の基礎の質問に答え、まずは英語に耳を慣らす作業をした。

 

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次の時間のマンツーマンは10階のオープンスペースで行った。7階の教室とは違い、他の教師、生徒の話し声も聞こえるため、聞き取るのが難しかった。実際に英語を使うときの状況を考えて、人混みの中でも聞き取れるよう様にわざとこのスタイルの教室を用意しているのではないだろうか。

基本的なマンツーマンの授業内容を見ていこう

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読解力を上げる授業では上のような紙が配布された。
まず、上記の英文の読み上げテープを2回聞き、空欄になっている部分を自力で埋める。その後教師と答え合わせをする。穴が全て埋まったらそのイディオムや単語の意味を確認し、最後に自分がこの文を読み上げ、単語の読み間違いや発音が違う所を教師が指摘してくれる。これを一時間かけて行う。

専門のコースやグループレッスンでない授業は用意されたテキストに沿って教師が進めていくスタイルであった。テキストの内容だが、長年同じものを使っているようで、たまにこれは少し古すぎる情報ではないかというものがあった。だがこの疑問はおそらく中級者でないと気付かないので、特に気にする必要はない。また授業によっては宿題がかされるものもあった。

マンツーマンレッスンでは生徒側が主導権を握れる。つまりある程度こういった授業をするという枠組みは設けられているが、内容は完全に生徒の希望次第だ。文法のミスを直したかったら、文法補正の授業になるし、とにかくスムーズに喋れるようになりたかったらコミュニケーションの授業になる。こうしてほしいなどと自分から積極的にお願いし、自分色の授業を作っていくことが最大のポイントだ。

QQEnglishのグループレッスン体験

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次にグループレッスンを見ていこう。
言うまでもないが、英語はマンツーマンで使うことが全てではない。時には5人、10人と共に使わなくてはならない。実際に受けるとグループレッスンはマンツーマンとは全く違う思考を使わなくてはならないことに気付いた。他生徒との自然なコミュニケーション、複数人で話している時に使うトーク力だ。

マンツーマンではとにかく英語力を伸ばすが、それを習得したあとで必要なのはこのグループでのコミュニケーション能力だ。間に挟んで授業を取れば効率的に英会話力が伸びるだろう。

 

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こちらのグループレッスンでは質問が書かれている紙を順番に引いて、書かれていることについて自分の意見を主張するという授業を行った。

「talk about the city where you now live(今住んでいる街について話して)」という紙を引いたので、私は「I live in Mabolo」と答えた。

すると他の生徒や教師から、「What your recommend place near Mabolo(マボロの近くにおすすめの場所はある?)」とすぐに質問がくる。それにまた答えるといった形だ。自分の番でない時には質問をする。

もちろん内容は毎回変わる。家系図を書いてディスカッションしたり、おしゃれなフレーズ講座だったりする。

 

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授業中にわからない単語がある場合、ホワイトボードに書いて説明してくれる。

 

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自然に楽しく会話が進むため、リアクションを取るときの英語などを効果的に取得することができた。

 

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もうひとつのグループレッスンでは発音の矯正、間違いやすい単語の使い方などを教えてくれる。その場の自然な流れで授業を進めていき、その会話で出てきた文章をホワイトボードにあげ、問題点を解決していく。

 

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今回の授業は生徒から自然と出てきた疑問『Talk・Speak・Conversation』の違いは何か。を生徒と教師で解決していった。基本的に何か決まった資料があるというわけではなく、欧米式に議題を会話中で作り、それを生徒の意見で解決していくスタンスの授業だ。

 

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日本人が間違えやすい「L」や「R」もその都度しっかりと直してくれる。他の生徒と楽しく英語を学ぶことが出来た。様々な国の生徒が学んでいるゆえ、様々な考えが出てくる。

ただひとつ授業を受けて感じたことが、あまりに自分のレベルと他の生徒のレベルに相違がある(自分の英語力が高過ぎる、または低すぎる)場合、授業に全くついていけないか簡単すぎてしまう。そういった場合はすぐにスタッフに相談したほうがよいだろう。

QQEnglishの一押し授業:カランメソッドとは

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また最後の授業はQQEnglishの目玉とされているカランメソッドの授業だ。正直私は全ての授業の中でこの授業が一番効果を感じた。カランメソッドの授業レビューは現在作成中なのでお待ち下さい。

基本的にこのような授業が毎日繰り返される。そして各々の期間学習を終えると最終日に卒業式が待っている。

QQEnglishの卒業式

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教師が集まり、卒業証書を渡してくれる。

 

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また、スクリーンにビデオメッセージが映し出され、教師皆で卒業を祝ってくれる。本当に教師たち全員が心を込めて卒業を祝ってくれていた。中には半年近く留学している者もいるだろうから、それなりの思い出ができるはずだ。

 

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以上が授業の内容だ。

QQEnglishの総評(感想・レビュー)

QQEnglishは非常に規模が大きく、なおかつリーズナブルなことで有名な語学学校である。読者もそう検索してこの記事にたどり着いているだろう。

実際、QQEnglishの授業を受けてみてもその通りだと思った。教師の数も桁違いだ。だがその分教師の質の差が大きいと感じた。感動するほどわかりやすく一生懸命な授業を繰り広げる教師もたくさんいたが、雑談が多かったり、パソコンをちょくちょくいじったりしている教師もいた。ただし教師は変更することが可能なので、そこは各々うまく判断してスタッフにお願いするしかない。

授業数を入れ過ぎると復習時間がなくなる

実際に受けた感想として、あまりコマ数を入れ過ぎると逆に復習する時間が無くなってしまうと感じた。短期間で英語力を伸ばしたいと思って寝る時間しか無いくらい授業を入れても、結局自習の時間がないと伸び悩んでしまうと感じた。よってしっかりと自習の時間を取るべきだろう。この学校には自習室も設けられている。使わない手はないだろう。

QQEnglishは自由な校風を持つ

この学校は寮の門限もなく、特に厳しい規則も存在しない。よって、自分でしっかりと留学生活をコントロールできるものでないとだらけてしまうと感じた。ただ、留学以外のレジャーや遊びにも十分時間を裂けるという点はフィリピンを同時に楽しむことができるメリットだろう。

全体的なイメージとして、日本で例えるならば日大のような学校だ。
それゆえいわば東大や早稲田のような超高額で最先端の授業を受けたい者や、少人数の学校が好きな者には正直向いていないだろう。しかしフィリピンの一等地で日本食店もあり安全も確保されているところは非常に魅力的だ。間違いなく留学中にたくさんの友人もできるだろう。そのあたりを考慮して留学を決めてほしいと思う。

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以上が体験取材のレポートだ。できるだけ客観的に書いたつもりだが、いかがだったろうか。もし不明点がある場合にはチャット/SNSからお問い合わせいただければと思う。

Kouta Itou | Facebook
Kouta Itou(伊藤光太) (@koutaitou) | Twitter

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