【2７歳ではもう遅い？】新卒後４年間務めた会社を退職しフィリピン留学された岩佐さんの体験談

もともと留学に興味があり、退職をきっかけに留学を決意したという岩佐友莉香（いわさ ゆりか）さん。3Dアカデミーで6時間マンツーマンコースを受講しています。1ヶ月経ってやっと現地での生活に慣れてきたという岩佐さんに詳しくお話をを伺いました。

岩佐友莉香さん（27歳）
新卒後にデザイン関係の仕事に４年間従事し、「最後のチャンス」と留学を一念発起。価格と期間に悩んだ末にフィリピンの３Dアカデミーに３ヶ月間の留学。

「最後のチャンス」と会社を退職、３Dアカデミーへ留学

—はじめに、留学前の職業について教えてください。

会社員をしていました。大学卒業後、フリーペーパーを作る会社でデザイン関係の仕事を4年間続けてきたんですけど、留学するのが最後のチャンスじゃないかと思って仕事を辞めてきました。

近場で安く留学できるところを探したらセブ留学がヒットし、さらにセブイングリッシュという、エージェントのサイトに行きついて、そこで3Dさんを見つけました。

—今回の留学期間はどれくらいですか？その期間を選んだ理由も教えてください。

3ヶ月間です。本当に英語ができないので1ヶ月では伸びないと思ったのと、いろんなサイトを見て3ヶ月が妥当と書いてあったからです。

もうちょっと人生経験を積みたくて、英語が好きだしちょっと喋れるようになりたいなと思ってここに来ました。

今は1ヶ月くらい経ちました。

—ここに来る前の英語力ってどれくらいでしたか？TOEICなどの試験を受けたことがあればスコアを教えてください。

ほぼゼロですね。中学生レベルです。TOEICはここに来て初めて受験しました。

発展途上国の環境に驚くも、徐々に慣れていく

—これまでに海外への渡航歴はありますか？

ツアーで3か国と、個人旅行でアメリカに行ったことがあります。アメリカにはサイクリングするために自分と友達だけで計画して行ったのですが、その時全然英語がわからなかったのが今回の留学の一番の理由かもしれません。

—フィリピンは発展途上国ですから、来る前は不安ではありませんでしたか？

それがこちらに来てびっくりしたんですよ。セブだから海があるというイメージだったのに、街中を見て発展途上国ってこういうことかと思いました。

空港から学校までの道のりに、大通りもあれば屋台もたくさんあって、下町感たっぷりの細い道にも入って行って、こんなに細い道に入るのかと思いました。

—確かに、リゾート地というイメージは強いかもしれませんね。こちらに来て体調を崩したりしませんでしたか？

最初の1週目に、エアコンがきつかったのと乾燥気味だったこともあって風邪をひきました。他の子も結構みんな風邪をひいている人が多いです。

—学校生活以外の面で、ここでの生活はどうですか？

外がうるさいなと思いました。こっちの人ってすごく元気ですよね。夜中から朝方に欠けてクラブミュージックとかの音がすごいです。

寝られるのかなってすごく不安でしたが、勉強に疲れて寝る日々を繰り返していたおかげで、今で気にしなくなりました。

英語に接する機会を増やす。６時間コースを選択

—3Dはカリキュラムがたくさんありますよね。どのコースを選びましたか？

私は6マンツーマンにしました。せっかく行くんだから授業の数は多い方がいいと思ったんです。グループレッスンは、調べていたらあまり伸びないと書いてあって、その情報を信じて全部マンツーマンの授業がいいかなと判断しました。

最初はやっぱり疲れましたね。6時間ずっと耳を使って脳をフル回転させて先生と喋って。でもそれも慣れてくるんですよね。マンツーマン6時間にしてよかったなって思います。

—学校の先生はどんな感じですか？フィリピン人の英語って全く想像つかなかったと思いますが。

先生は皆いい人です。先生にもよりますが多少訛ってるかな、っていう人もいます。でも実際のところ、どうなんでしょう。

私くらいのレベルだとスピーキングができないし、頑張ってできてもリスニングができるくらいなのではっきりとはわからないですね。中級〜上級者の方くらいの人なら気になるのかもしれません。

—授業ではどんなことをしていますか？一例でいいので教えてください。

テキストを使う場合は、一つのストーリーを読んで理解するという授業があります。グラマーを1から教えてくれる先生もいるし、ずっと喋り続ける先生もいます。本当に人それぞれですね。

授業の進め方はだいたい先生が決めてくれます。はじめに「どういうことがしたい？」って、自分のリクエストを聞いて授業を進めてくれる先生もいるんですよね。私の場合は何から始めればいいのかわからない状態でしたから、先生にお任せすることにしました。

現地人との会話も、ためらうことがなくなった

—宿泊施設は何を利用されていますか？

ホテルに泊まっています。プレステージという、ちょっと高い方のホテルの1人部屋にしました。質の良い睡眠にこだわりたかったんです。

でも新ビルの方がよかったかなと思います。自分の性格上、1人だとだらけて勉強しないので、誰かがいる空間の方がやらなきゃいけないっていう気持ちになりますね。そういう性格の人は、寮の方がおすすめですね。

—普段交流する方は、やはり日本人が多いですか？

日本人のバッチメイトが多いですね。でも日本人ばかりだと上達しないのでたまにフランス人のバッチメイトと話すこともありします。

—ここに来て1ヶ月経ったとのことですが、英語の伸びを感じられましたか？

伸びたというよりは、フィリピン人に話しかけられてもためらうことがなくなりました。外出先でも道に迷ったらすぐに聞こうと思って、それくらいはできるようになりましたね。

—日本人って、文法などを間違えるのが怖くて全然喋らない人が多いですよね。間違っていてもいいから自分から言えるようになるのって、重要だと思います。

先生は別として、街中にいるフィリピン人ってそこまで英語が堪能では人が多いですよね。できても完璧ではないというか。かえってそれが私の中では話しかけやすいです。

基礎固めをしておけばよかった。理解するための時間がもったいなかった

—最後に、３Dアカデミーでの留学を星5つで評価するとしたらどれくらいですか？

他の学校がわからないので何とも言えませんが、星3つです。先生によって授業の内容が違い過ぎるところが、いいところでもあり悪い所でもあると思います。

1時間目ではこんなことをしていたのに、次の時間では全然違うことをする。大事なのかもしれませんが、一貫性がないなと感じました。

—なるほど。先生によって授業の進め方が異なるのですね。ご自身で何か「こうしておけばよかった」という点はありますか？

あとこれは自分の問題で、留学前にもっと基礎を勉強しておけばよかったと思います。英語の伸びも変わっていただろうし、授業で先生にわからないことを聞いても、英語で返ってくるじゃないですか。

それを理解するのにちょっと時間がかかってしまうので、単語もしっかり押さえておけばよかったなと思います。

—留学という機会を活かすには、基礎固めが大切と感じられたのですね。ではインタビューは以上です。ありがとうございました。

インタビュー後記

新卒で４年間務めた会社を思い切って退職された岩佐さん。フィリピン人と抵抗なく話せるようになり、「留学してよかった」とおっしゃる反面「もっと勉強しておけば」と少し悔しそうな一面ものぞけました。

３ヶ月過ごされたからこそ「留学前の基礎固め」の大切さがよくわかったのだと思いました。「基礎固め」に力をいれて、充実した留学を目指したくなるインタビューでした。