「英語アレルギーを克服したい」という思いで留学をするのは大いにありだと思います。ぼくも、そのクチでした。中学1年生当時は「英語=日本語をアルファベットに直したもの」だと勘違いをしており、リンゴの英語表記はRINGOだと、本気で思っていました。
それをキッカケに英語が嫌いになり、英語の勉強は全くやらなくなりました。しかし高校・大学へと進むにつれて、英語の必要性を肌で感じるように。現在は、半年間のフィリピン留学(インターンシップ)を経て日常会話程度ならできるレベルになっています。
今回は、留学前にするべきだった英語勉強についてお話します。
留学前に絶対にやっておくべき英語勉強。それは英文法です。
「英文法をもっと固めておけばよかった」と、とても強く感じています。
英文法をもっと固めておけば、留学の効果がもっと高まったと思います。なぜかというと、文法がわかると、他のすべてに応用が利くからです。
英文法がわかれば聞き取り方がわかる
文法が分かれば、注意して聞くべき点がわかるようになります。例えば英語は日本語と異なり、文の構造が変わることはありません。それが分かれば、どこが聞き取れなかったのかがわかります。
ぼくは簡単な会話ならできるのですが、リスニングテストなどで長い文章を聞き取る際は「ぼくは一体どこが聞き取れなかったんだ?」と混乱してしまいます。
文法をマスターしていれば、文の始めと終わり、その構造、注意すべき点や聞き取れなかった点が自ずとわかってくると思います。
文法がわかれば書き方がわかる
これは当然ですが、文法がわかれば、文のつくり方がわかります。日本語ではこう言いたいけど、英語ではどんな文になるんだろう?といった悩みが減ります。文章が書けるようになれば、アプトプットをする機会が増えますね。それを先生に添削してもらうこともできるようになります。
文章が書けるようになれば、例えば英語圏の友達と交流することもできますし、ビジネスメールの書き方を習得すれば、仕事がもらえるかもしれません。
ぼくの通っていた学校ではビジネスイングリッシュというクラスがあり、電話応対やビジネスメールの書き方、資料の作り方や交渉の仕方など、より実戦的な英語を学ぶものでした。
残念ながらぼくはレベルが足りず、受講できませんでした。文法のレベルが足りなかったことが原因です。留学前に文法をマスターしていれば、英語の応用学習ができる機会がグッと増えます。
文法がわかれば英語の話し方もわかる
文法がわかれば、話し方もわかります。また話に詰まったときに、どの部分が欠けているのか、自分で気づくことができます。これは、自分の意図を正確に伝える上でとても大切です。
英語が堪能な方が相手であれば、多少なりとも文法がめちゃくちゃでも伝わるかもしれません。しかしお互いに英語学習者の場合、文法がめちゃくちゃでは、伝わるものも伝わりません。
日常会話に使う挨拶や、食事や買い物でつかう言葉は暗記すればいいですが、ちょっと深い話をしようと思うと、頭の中で文章をつくってから話します。
学校では、時事問題について先生と議論をするクラスを受けていたのですが、ぼくが文章をつくりながら話すようすを見て「瞬発力が足らないわね、グラマーやボキャブラリをもっと叩き込まないと」指摘されたことがあります。
その授業はとても楽しくて、語彙や文法のレベルが上がったらもっと楽しくなると思うと、留学前にもっとしっかり勉強しておくべきだったと悔しくなりました。
留学前…ではなく留学中の英語勉強でぼくが使った参考書
本来であれば留学前にやっておくべきでした。今後留学を考えている方は、ぜひ留学前に下記の参考書を使ってください。
リンゴの英語表記はRINGOだと勘違いしていたぼくが英文法のトリセツをおすすめする理由
この本は、ぼくの「?」を全て解決してくれたと言っても過言ではありません。本当の英語初心者がつまずくところをしつこいくらいに親切丁寧に説明してくれているためです。「be動詞って?」「一般動詞って?」といったぼくの疑問を全て解決してくれました。SVOCといった構造も、この本を読んで初めてしっかり理解できました。「英語負け組を救う」という本書のサブタイトル通りだと思います。
まとめ:留学前の英語勉強は『英文法』でキマリです
ぼくは英語の専門家ではないので、ここに書いてあることがすべて正しいとは言い切れません。しかし、留学前に文法をマスターしておけば、留学の効果が高まるのは間違いありません。
さらにいうと、英語初心者にはフィリピン留学がおすすめです。フィリピン留学はマンツーマンレッスンが中心で、英語初心者でも話す機会が豊富にあるためです。
フィリピン留学の5つメリット!セブ歴730日の僕がまとめたよ!
ぼくは欧米留学したことがないので詳細はわかりませんが、経験者の話によると、英語初心者だと授業中に一切発言できない、との噂を聞きました。欧米留学では授業はグループクラスだけで、自分から積極的に話さなければ、発言の機会がないとのことです。この部分が気になる方は、下記の記事が参考になると思います。
【2カ国留学体験者取材】ワーホリ前にフィリピン留学すべきです
2カ国留学をご存知でしょうか?最近はフィリピン留学と欧米留学(ワーホリ含む)を組み合わせた2カ国留学が人気になりつつあります。2カ国留学は本当に効果的なのか?オーストラリアワーホリとフィリピン留学を経験した2名にインタビューしました。
以上となります。自身が英語アレルギーだと感じる方は、留学前の英語勉強として文法から学んでみてください。
【留学前の英語勉強】「あきらめたら、そこで試合終了ですよ?」
あなたは留学前の英語勉強を疎かにしていませんか?留学すれば英語は伸びる、留学前に勉強なんて必要ない、といった甘い考えを持っていませんか?そういった考えがあると、無限ループにハマります。そんな実例を書きました。