フィリピン留学相談はスピーディーで選ぶ時代
フィリピン留学

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こんにちは。
夏休みシーズンで浮き足だったムードを感じている岩辺です。

さて、夏休みといえばフィリピンも多くの日本人生徒で賑わうシーズンです。留学予定のあなたは英語の勉強以外にどんなことをフィリピンでしてみたいですか?

今回フィルポータルではフィリピンのビーチでもなく、ショッピングでもなく、現地の人びとと一緒に活動する日本のNGOについてご紹介します。そして8月には東京とマニラ同時開催で「フィリピン留学×NGO」の新しい留学のカタチをつくるべくキックオフイベントをすることに決定しました!

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こんな人は読むべし!

  • フィリピン留学に興味がある/している
  • 社会起業、NPO・NGOに興味がある
  • フィリピンや発展途上国に興味がある
  • 将来的にグローバルな場で活躍したい
  • 現地の人の生活を肌で感じたい
  • 自分の人生において指針が決まらずにいる

もくじ

フィリピン留学で何したい?えっと…

フィリピン留学で何したい?えっと…
年々フィリピンに英語を学びにやってくる日本人が増え、今や語学留学におけるフィリピンの地位は確固たるものとなっています。目的は様々ですが、多くの学生が学校とショッピングセンターもしくはレストランやバーをタクシーで往復するといった習慣で過ごしているように思います。

現地でどう行動するかまで指摘はできませんが、フィリピンで英語を学ぶということを広い視点で考えてみるのもいいのではないでしょうか。

ただ実際には、留学中は授業以外の時間に「何でもできる」のですが、何をしたらいいのか選択肢が自分の中でもわからないというのが本音かもしれません。

フィリピン留学×NGOの可能性。フィリピンがあなたの大切な場所になる理由

「何をしたらいいのかわからない」

何もせず、何も見ていなければ、何をしたらいいのかわからないのは当然です。仮に考えて思いついたような選択肢は力なく消えていってしまうでしょう。それが意図的であれ、アクシデント的であれ、行動して何かを経験した結果、やりたいことや成し遂げたいことが生まれてくるものだと思います。

 

フィリピン留学×NGOの可能性。フィリピンがあなたの大切な場所になる理由
ぼく自身も「世界地図が好き→自分の知らない場所に行ってみたい→アジア・アフリカを旅する→人に伝えたい」という心の動きのもとで今フィルポータルのライターをしています。ぼくにとっても学生時代に留学して旅をしたフィリピンはきっかけの場所でもあります。

フィリピンは日本から約5時間という近隣国でありながら、大きく環境の異なる国です。はじめて触れるフィリピンの人びとの暮らしからは様々なことを考えざるを得なくなるでしょう。それゆえ多くの日本人がNGOとしてフィリピンに根をおろして地域活動をしているのです。

世界的に見ても、日本人が現場に入りやすい場所としてフィリピンはおすすめです。この場所に来て、その先の人生で自分ができること、そしてどう生きていくのかを考えてみるのはいかがでしょう。

フィリピンのおすすめNPO・NGOインターン10選【留学の出口】

どうしてフィリピンにNGOが多いのか?フィリピンの根深い貧困スパイラル

どうしてフィリピンにNGOが多いのか?フィリピンの根深い貧困スパイラル
イベント紹介の前に、まずはフィリピンにおける貧困の構造を少し解像度を高くして見ていきましょう。

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1. スペイン・アメリカの経済植民地だった過去

都市のスラム化はフィリピンの歴史に大きく紐づいています。スペインは入植当初、フィリピンの人や土地を統治するためにカトリックを布教し、その土地をカトリック教会に所有させました。こうしてカトリックのフィリピン人支配層を組織して、彼らの所有物となった土地に、その他多くのフィリピン人小作農を配置する構図ができたのです。

その後、宗主国がアメリカに変わりますが、この構造は大きく変わることはありませんでした。むしろ大規模農場経営、いわゆるプランテーションを行い、結果的には農村の低賃金労働を助長する結果となりました。

2. 搾取される小作農が首都圏へ移住。しかし…

そうして搾取された小作農が、働き口を求めて都会に出てくるようになりました。しかし首都マニラには全国から多くの農民らが流れこんだため、多くの人は職を見つけることが困難でした。その結果マニラをはじめとした都市部で今日見られるスラムが出来上がっていきました。水道や電気のない劣悪な生活環境は世界的にも知られています。

3. 拡がり続ける貧富の差

著しい経済発展から生まれる富を享受するのはほんの一部の裕福な層。国民の3分の1が貧困層とされ、教育環境の欠陥ゆえに何世代もこの状況から抜けられない悪循環が続いています。そんな状況にありながら人口は増え続ける一方。これには8割以上のフィリピン人が信仰するカトリックの中絶・避妊禁止のおきても大きく影響しているでしょう。

これらの理由によって、少数の富を持った権力と絶えない貧困層の溝は深まったままなのです。人々の人生は生まれた環境によってほとんど決定づけられてしまう運命にあり、希望を見出せない若者が路頭に迷ったり、悪事に手を染めてしまうことが想像できます。

フィリピンの平均年収から、フィリピンが抱える深い闇を探る。

フィリピンNGO留学のしくみ

フィリピンNGO留学のしくみ
ここからフィリピン留学×NGOのしくみを紹介します。大事なのは「+」ではなく、「×」のところです!

一通りフィリピン留学の過ごし方についてや、フィリピンの社会課題の根本について記述してきましたが、何ができるのかはじめからわかるものではありません。そこでフィルポータルでは以下のカタチを提案します。

フィリピンNGO留学のカタチ

平日 語学学校で英語学習
休日 NGO団体のスタディツアー・ボランティアに参加
留学後 希望者はNGO団体でインターン

1. フィリピン留学にあらかじめ週末のNGOによるスタディツアー(複数回)を加えたパッケージで申し込み

現地に行ってから自らを探すことも可能ですが、英語学習に真剣な留学期間には意外と時間の余裕は少ないです。また「なんとなく」で渡航して、そのまま勇気を出せずに参加できないなんてことになってしまっても嫌ですよね。

そこであらかじめ週末の予定にスタディツアーを含んだプランがあれば、事前にどんな活動に参加するのか決められるので留学中に悩む必要がなくなります。

またこちらのしくみでは、留学費用の一部がNGOに寄付されるので、フィリピン留学の地盤を支えるフィリピン国内の団体や人々に経済的に還元されます。

2. 気になる活動に参加。各NGO団体の職員の方々と相談できるグループチャットにも招待

現地に到着後、週末にスタディツアーに参加いただきます。最初から具体的に何がやりたいのか、自分に合うのかはわからないものです。なので、フィリピン留学×NGOパッケージではいろんな団体を体験していただけます。

初回のスタディーツアーを経験してから、その時あなたがどう感じ、何を思うか、想像もつかないと思います。その際にオンラインチャットによってこのプログラムに参加しているNGOの職員の方に団体を超越してあなたにとって一番ベストな体験かを相談に乗ってもらい、2回目以降のスタディーツアーの内容や団体を決定していきます。

そうやって少しずつ照準を絞っていくことで、わからなかった自分のやりたいこと問題意識を明らかにしていくことができます。フィリピンでの体験はあなたのこれから進んでいく人生に大きなヒントを与えてくれると信じています。お問い合わせはSOUDAへどうぞ。

フィリピンNGO留学キックオフイベント

フィリピンNGO留学キックオフイベント
ここまでフィリピンNGO留学について説明してきましたが、とはいえまだまだ不安な点や気になることも多いと思います。そんな方に向けてフィルポータルではNGO団体のみなさんと8月27日にイベントを開催することにしました。

今回のイベントでは、改めてフィリピン留学の魅力をお伝えすると同時に、現地で日々活動するNGOの方々もスピーカーに迎えてお話を聞くことができます。東京にいながら生の声を聞くことで、一層フィリピンでの行動イメージが湧いてくるのではないでしょうか。

マニラ会場ではすでに留学されている方を対象に、NGO団体スタッフによる活動紹介をいたします。イベントは同日リアルタイム(時差あり)にマニラと東京で実施します。中継も入れて進行する予定です。

また今回は単にトークライブではなく、ワークショップ形式の参加型イベントになります。テーマは当日のお楽しみですが、ワールドカフェ形式で参加者同士のコミュニケーションの時間も多く取るので、その後の情報交換仲間も作れちゃいます!

フィリピン留学、NGO・NPOの活動についても会場でお気軽にスタッフにお聞きください。

イベント参加団体紹介:特定非営利活動法人ハロハロ

フィリピンNGO留学キックオフイベント
以前フィルポータルでも代表の成瀬さんにインタビューさせていただいた特定非営利活動法人ハロハロ。“だれもが魅力的に働き生きることのできる社会の実現”をビジョンに掲げ、マニラやセブの貧困地域に生きる人々とのパートナーシップから持続可能な仕事の場を構築することを目指している団体です。

ハロハロの3つのコア事業
1. 生計支援事業
フェアトレード雑貨製作販売、日用消耗品製作販売、マイクロファイナンスを行なっています。

2. 人材育成のための教育
ゆくゆく地域を背負って立てるリーダーを育成するための教育支援、大学進学への奨学金制度など。

3. 啓発
スタディツアーで日本とフィリピンの相互交流を図り、多様な価値観を持つ人を育てています。日本国内でもワークショップ・セミナーなど啓蒙活動を展開。

現在は日本とフィリピンに事務局を構え、日本では社会人のプロボノ、フィリピンでは留学生や駐在スタッフがインターンやボランティアとして活動しています。

*プロボノとは、pro bono public(ラテン語)の略で各分野の専門性を身につけたボランティアのこと。

フィリピンを舞台に働くことと生きることを問い続ける成瀬さんの話

ハロハロへの連絡はこちら
Facebook:特定非営利法人ハロハロ
Facebook:成瀬悠

その他登壇NGO団体
PALETTE(語学学校/NGO)
ユニカセ(レストラン/フェアトレード/NPO)

フィリピンNGO留学キックオフイベントの基本情報

開催日 2017年8月27日(日)
開催時間 マニラ会場:14:00~16:00(フィリピン時間)
東京会場:15:00~17:00(日本時間)
参加費 マニラ会場:300ペソ(1drink付)
東京会場:1000円(Welcom drink付)
定員 マニラ会場30名
東京会場20名
マニラ会場 ユニカセレストラン(Uniquease Restaurant)

【行き方】Makati City Hallのすぐ近くです。J.P.Rizal通り、またはN. Garcia通り(Jazz Mallの通り)でいらしていただき、JollibeeとChowkingの間の道(Antipolo通り)を北上していただくと、2個目の角がHormiga通りです。Hormiga通りを左折いただき、すぐの十字路を超えると左手にあります。

東京会場 ソーシャルビジネスラボ(日本橋)

【行き方】東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅出口3から徒歩3分
東京メトロ日比谷線「人形町」駅A2出口から徒歩7分
東京メトロ東西線・日比谷線「茅場町」駅4a出口から徒歩7分

その他 イベント終了後、希望者が集まれば懇親会も開催

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    マニラ東京

    必須懇親会出欠希望

    インタビューと社会派コラムを担当するライターです。いろんな場所に行って、たくさんの人と話して、その声を代弁できる情報屋でありたいと思っています。個人ブログ(さぐりさぐり、めぐりめぐり)で紀行文・コラムも書いてます。 Phil Portal全員のメンバー紹介ページはこちら

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