落ち着いた雰囲気のある都市ブリスベンでオーペアをしているMONOL卒業生三原さん。大好きな地元を離れて語学留学をした経緯や、充実したワーホリ生活を中心にお話を伺うことができました。ワーホリを志してフィリピン留学を検討する皆様に特におすすめの内容となっています。
三原緑さん
地元島根県でまちづくりの仕事に励むも、外国人観光客にその魅力を十分に伝えられていないと痛感し留学を決意。ワーホリではブリスベンにてオーペアをしている。
出身校 | MONOL |
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ワーホリ都市 | ブリスベン |
ワーホリ職種 | オーペア | 日々の満足度 | 100点 |
インタビュー地:ブリスベン
クイーンズランド州の州都。オーストラリア第3の都市でありながらシドニーやメルボルンに比べると落ち着いた雰囲気があります。街の中心部をブリスベン川が流れ、オフィスや大学、商業施設などがバランス良く立地していて暮らしやすいと評判。
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地元の魅力を正しく伝えたい
— 三原さんはワーホリ前にMONOLで留学をされていますが、英語を勉強しようと思ったきっかけはありますか?
私は留学前まで地元島根県でまちづくりの仕事をしていました。仕事では基本的に観光案内所にいたのですが、時々訪れる外国人観光客の方に、地元の良さをPRしようとしても、うまく伝わっていないな、と痛感したのがきっかけですね。
地元の素晴らしい観光資源をちゃんと伝えたいという想いで留学を決断しました。
— 英語留学は今回がはじめてかと思いますが、フィリピンを選んだ理由をお聞かせください。
もともとフィリピン留学に興味は無かったのですが、効率よく勉強したいというのが一番にありました。そのことをエージェントにお話したときにフィリピンでの留学をおすすめされました。
またフィリピンの方はタガログ語と英語を話すこともあり、母国語がありつつ英語を勉強してきた経験があります。つまり話せない人の気持ち、英語学習者としての目線も備えていることも期待してフィリピン留学を決めました。
— 教える側の境遇は指導に大きく反映されますね。数ある語学学校の中でMONOLを選んだのは、エージェントのおすすめですか?
はい。エージェントからお話を聞いて、限られた期間の中で効率良く勉強できて、EOP(English Only Policy)によって英語を話さざるを得ない環境が徹底されているMONOLに決めました。あと、寮内がカーペットになっていて靴を脱いで生活できるというのは大きかったです。
ワーホリを意識し、自律した留学生活
— 留学期間は3ヶ月とお聞きしていますが、どのようにして決められましたか?
1ヶ月目は自分が生活に慣れるので精一杯、2ヶ月目にこなし方が定着し、3ヶ月目になればそれまでしてきたことが習慣化されて伸びも実感できるかなと思って決めました。
あと4ヶ月以上いるとマンネリ化してしまうという声もありました。実際に留学してみても3ヶ月が限度かなと感じました。もしフィリピンで長期留学したいのであれば、学校を3ヶ月ごとに変えるなど工夫するべきだと思います。
— 留学中もワーホリの対策はされていましたか?
ワーホリを見据えて取り組んでいた事といえば、現地で会話する機会が増えることを想像して個人的になるべく英語で話すようにしていました。MONOLではEOPという母国語を使ってはならない規則がありますが、シーズン的に日本人生徒が多かった影響もあってそのルールが緩んでしまうことも多かったです。なので自分でそこを徹底するようにしていました。
— どうしても日本人生徒が多くなるとそんな空気も蔓延してしまいますね。留学前には何か事前勉強はされましたか?
地元のALT(小学校などで英語を教えている外国人講師)や、国際交流員など外国の友達とご飯に行ったりホームパーティに参加したり、英語に触れる機会をつくるようにしていました。
— 行動力がすごいですね!オーストラリアに来てみて、「フィリピン留学をして良かった」と体感するシーンはありますか?
たくさんありますが、その一つにオーストラリアに来る前からワーホリ仲間を作れることで情報交換ができたのがメリットでしたね。また、あらかじめ英語が少し話せるということで生きた英語に慣れていた状態だったのでワーホリにもスムーズに移入できたかと思います。
オーペアならではの発見の日々
— ではワーホリの話に移りたいと思いますが、ブリスベンに行こうというのはあらかじめ決めていたのでしょうか?
そうですね。シドニーやメルボルンはちょっと都会すぎるかなというのと、日本人が多いと自分もそれを見倣って動いてしまいそうだと思い、ブリスベンにしました。
実際に去年一度ブリスベンに来てみて、オフィス街でありつつ素敵な建造物もあって、それでいて自然も豊か。なんとなく人もゆったりとしていて、そんなところが肌に合ったかなという感じですね。
— 肌に合う街を自分で選ぶということが意外とワーホリの充実度に左右すると聞いたことがあります。今はどんなお仕事をされていますか?
オーペアという仕事をしています。住み込みで家事全般や子供のお世話をする仕事です。今働いているご家庭はお母さんが日本の方で、お父さんがオーストラリアの方。そしてハーフの子供たちという環境なので英語と日本語両方使う環境ですね。
— 仕事を探すにあたって何か心がけていたことなどありますか?
私の場合、飲食店なども視野に入れていました。オーストラリアで履歴書というと基本的事項と職歴のみ自分で白紙からA4用紙に作成するのですが、持って行く仕事先に合わせて過去の経験の中のどの部分を強調するかは考えていましたね。
— 履歴書の形がシンプルなのですね。では元々オーペアにも興味があったのでしょうか?
以前から教育関係に興味を持っていました。オーペアは幼い子どもがいる現地のご家族と一緒に生活をします。ホームステイに似ていますが、生活の中でベビーシッターや家事などのお仕事をしますね。
— 家政婦のような感じですか?
日本で例えるならば家政婦に近いですね。しかし、ただお仕事としての関係ではなくて、作ったご飯を一緒に食べたり、休日に一緒に出かけたりもします。ご家庭の方も、家族のように接してくださり、とてもあたたかい関係です。その点では日本でイメージする家政婦とはちょっと違いますね。
— 働くというよりも一緒に生活しているという感じですね。どんなときに充実感を得られますか?
海外での子育てという点ですね。お母さんが子供をバイリンガルに育てるために家庭では日本語を使って話しかけている点や、のびのびとした環境の中で個性を尊重した教育に携わることができる点に魅力を感じます。また、子育ても自分ゴトに置き換えてみると本当に多くのことを学べます。
ローカルなコミュニティに参加していきたい
最近ですが、現地人向けのスポーツジムがあって、ポップミュージックが流れている中でエクササイズするジムに行っています。あと、ジムや留学先で知り合った友達と情報交換することもありますね。MONOL卒業生にもすでに5人こちらで会いました笑。
— MONOL卒業生が他にもいらっしゃるのですね!ではブリスベンに来てから苦労したことなどはありますか?
そうですね。現地の学校に通っていないこともあり、コミュニティをどのように広げようかなというのはすごく考えましたね。でも、思い切ってジムなどのコミュニティに飛び込むだけで、環境は一気に変わるのかなと今は思っています。
— 海外に出て、そこからさらにもう一歩踏み出すのが意外と大変ですよね。他にチャレンジしたいことなどありますか?
はい。フリーイングリッシュクラスに行きたいと思っています。インターネットで検索してみても、オーストラリアには結構あるんです。教会などでも行われていて、イングリッシュトーキング、カンバセーションなど誰でも参加できるんですよ。
地元と海外をつなぐ架け橋に
— とても充実した日々ですね。ワーホリ後の予定はありますか?
そうですね。教育関係に興味があるので、ふるさとの子供たちがより活き活きできる環境づくりに携わりたいと思っています。まだまだ経験は浅いですが、自分の学びをなんらかの形で地元に還元したいですね。
例えば、大きな括りでの国際交流ではなくて、島根県の人たちと海外に住むなど、地元と海外の架け橋になるような活動もできればいいなと考えています。
— グローカルという考え方ですね!では最後にワーホリをして良かったと思う体験があれば教えてください。
日本では体感できないようなことが異文化に囲まれることで日々起こるのはワーホリならではのことかと思います。英語を勉強して良かったなと思うのは、そんな外国の人々の考え方を自分で聞けるというところですね。文化の違いをその場で感じることができます。
— その場で意味を理解できると、意見の交換もできますし、そこからまた何か生まれるなんてこともありますよね!それではインタビューは以上となります。本日はありがとうございました。
インタビュー後記
定めた目標に対して対策を考え、計画的に行動している三原さん。ブリスベンでは、仕事や生活シーンの中で独自の学びを見出して日々を充実させている印象を抱きました。オーストラリアだからと身構えることなく、自分のテーマと切り口を持つことで、どんなシーンからも収穫を得られるのではないでしょうか?
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