「海外で生活して、働いてみたい!だけど、お金が心配…。」
「ワーホリに行って、学校に通いながら仕事を見つけて、生活していけるの?」
「ワーホリ中に貯金して旅行三昧なんて人もいるけど、本当にそんなこと可能なの?」
海外での生活に夢を抱いているけど金銭面で不安を持っている人は少ないと思います。そこで今回はこれらの疑問に答えるべく、ワーホリ主要国徹底比較!どこの国に行くのがいちばんお得かを項目別に検証してみました。
もくじ
- そもそもワーホリってなに?
- 人気ワーホリ渡航先主要国4つ
- 人気ワーホリ先の家賃平均
- 人気ワーホリ先の最低賃金
- 人気ワーホリ先の外食費
- 人気ワーホリ先の所得税
- 人気ワーホリ先の教育費
- まとめ:2017年から税率が上がってもやはりオーストラリアは強し!
そもそもワーホリってなに?
ワーキング・ホリデーとは、2国間の協定に基づいて、青年(18歳〜25歳または30歳)が異なった文化(相手国)の中で休暇を楽しみながら、その間の滞在資金を補うために一定の就労をすることを認める査証及び出入国管理上の特別な制度である。
(引用:Wikipediaより)
2019年5月現在、日本とワーホリ協定を結んでいる国は23カ国です。ワーホリ制度を利用する方の目的はさまざまで、語学留学、資格取得、海外での就労経験、世界旅行、人生に疲れて、婚活のためなどがあります。
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人気ワーホリ渡航先主要国4つ
ここで、ワーホリ人気主要国の渡航者ランキングを見てみましょう。
順位 | 国 | 渡航者(年間) |
---|---|---|
1位 | オーストラリア | 約10,000人 |
2位 | カナダ | 約6,500人 |
3位 | ニュージーランド | 約2,000人 |
4位 | イギリス | 約1,000人 |
1位は断トツでオーストラリアという結果になりました。温かな気候で雄大な自然が多く、観光地としても人気の国です。4位のイギリスもまた渡航希望者の多い人気の国なのですが、両国の規定で日本からは年間1,000人までしか渡航できないので、このような結果となりました。
今回はこのワーホリ主要4カ国(の首都または人口が1番多い都市)で、どの国がいちばんお得かを徹底比較してみたいと思います。
人気ワーホリ先の家賃平均
順位 | 都市(国) | 1LDKの家賃/月あたり(2019年) |
---|---|---|
1位 | オークランド(ニュージーランド) | 98,532.72円 |
2位 | シドニー(オーストラリア) | 103,634.49円 |
3位 | トロント(カナダ) | 108,402.17円 |
4位 | ロンドン(イギリス) | 112,471.11円 |
参考 | 東京 | 120,797.71円 |
(引用:NUMBEROより)
海外では日本のようなシングル向けのアパートはあまりなく、ファミリー向けのアパートまたは一軒家を何人かでシェアするのが一般的です。何人でシェアするかによって、家賃も大きくかわってきますが、家賃の高さでいうと東京より少し安いくらい、あるいは同等くらいとなっています。
人気ワーホリ先の最低賃金
順位 | 国 | 最低時給(2019年) |
---|---|---|
1位 | オーストラリア | 1798.16円 |
2位 | ニュージーランド | 1274.40円 |
3位 | イギリス | 1149.40円 |
4位 | カナダ | 1148.00円 |
参考 | 東京 | 985円 |
(引用:Wikipediaより)
時給の高さではオーストラリアが1位という結果になりました。オーストラリアやカナダは移民が多く、外国人にとっても比較的仕事が見つかりやすい環境です。しかし、最低賃金以下で不法な扱いをする雇用者もおり、注意が必要です。
【ワーホリに行こう!】オーストラリアでの仕事探し攻略法まとめ
人気ワーホリ先の外食費
順位 | 都市(国) | 一般的なレストランでの一食の食事(2019年) |
---|---|---|
1位 | オークランド(ニュージーランド) | 1440.00円 |
2位 | シドニー(オーストラリア) | 1520.00円 |
3位 | トロント(カナダ) | 1640.00円 |
4位 | ロンドン(イギリス) | 2100.00円 |
参考 | 東京 | 1000円 |
(引用:NUMBEROより)
レストランでの食事はニュージーランドが1番安いという結果になりました。暖かな気候と広大土地を生かした畜産業や農業が盛んなためです。
【フィリピン留学 VSオーストラリア留学】物価を徹底比較してみた
人気ワーホリ先の所得税
順位 | 国 | ワーホリ利用者に対する所得税率 |
---|---|---|
1位 | オーストラリア | 15%(所得がAUD37,000以下/年間の場合) |
1位 | カナダ | 15%(所得がCAD30,000以下/年間の場合) |
3位 | ニュージーランド | 17.5%(所得がNAD48,000以下/年間の場合) |
4位 | イギリス | 20%(所得が£43,000以下/年間の場合) |
こちらは所得によっても違いますが、オーストラリアとカナダが同率1位という結果になりました。オーストラリアでは2017年1月よりバックパッカー税なるものが施行されました。ワーホリ渡航者も今までは実質0%だった税率が15%まで引き上げられることになり、労働者にとっては厳しい状況になりました。税金の計算は少しややこしく、仕事や居住地を一定数以上変えると税率が上がるので、渡航前に居住地や仕事の計画を立てておくと良いと思います。
人気ワーホリ先の教育費
順位 | 国 | 語学学校の授業料/月あたり |
---|---|---|
1位 | ニュージーランド | 10〜20万円 |
1位 | オーストラリア | 10〜20万円 |
1位 | カナダ | 10〜20万円 |
4位 | イギリス | 10〜30万円 |
英語がある程度話せないと、どこへ行っても働くことは難しいです。留学の初期段階で語学学校に通う方は多いので、授業料もほとんどの人の必要経費と思われます。最近だと費用を抑えるために、フィリピンやフィジー、マルタなどへの2カ国留学も主流になりつつあります。
オーストラリアワーホリの仕事で稼ぎまくる!2カ国留学戦略とは?!
まとめ:2017年から税率が上がってもやはりオーストラリアは強し!
平均家賃、最低賃金、外食費、所得税、教育費の5つの項目を総合して100点満点でお得度を算出すると、以下ような結果になりました。
順位 | 国 | 得点 |
---|---|---|
1位 | オーストラリア | 85点 |
2位 | ニュージーランド | 75点 |
3位 | カナダ | 70点 |
4位 | イギリス | 25点 |
オーストラリアでは2017年よりワーホリ渡航者に対してバックパッカー税が施行されました。これにより外国人労働者にとって厳しい状況になったものの、高い賃金のおかげで他の国に比べ、いまだに“稼げる国”という結果になりました。人件費が高いので物価は高いのですが、現地で自炊をしたり、英語を身に付けてからの渡航をすれば、かなり生活費も抑えられます。また、ローカルの仕事を見つければ、滞在中の貯金や旅行もおおいに可能です。
自然環境や観光地、受けられる教育やキャリアアップのための経験など、それぞれの国にはそれぞれの魅力があります。金銭面で生活しやすいというのもそのひとつです。まずはご自身の目的を定めた上で、金銭面でのお得度をワーホリ渡航国選びのひとつの指標にしてみてはいかがでしょうか?
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