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バギオ留学は必然の寄り道。舞台俳優友野翔太が得た大きな着想

前編では、唐突に3日連続で徹夜できたら俳優になることを決意するという仰天エピソードを披露した友野さん。その後、俳優の道を志して保育士と両立する日々の話や、イギリスの演劇に衝撃を受け、本場の演劇に触れるために語学留学を決断した経緯について語ってもらいました。

後編では、学習内容や休日の楽しみ方などバギオでの留学生活を中心に教えていただき、最後には俳優としての覚悟について伺いました。

「3日連続徹夜できたら演劇の道に」舞台俳優友野翔太の覚悟

友野翔太さん(29)
舞台俳優として日々稽古に打ち込む傍ら保育士としても勤務。帰国後9月からはセルビアをはじめ、旧ユーゴ圏での舞台公演に参加する。イギリスの舞台演劇への興味が英語学習の動機に。

留学先 WALES
満足度
留学期間 3ヶ月
英語力 初心者

留学の価格やコースはエージェントサイトから
By フィルポータル編集部
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撮影地:Cafe Will

バギオのCafe Willで勉強も作業もはかどるはかどる!

大事なことは「聞くこと」大満足の学校生活

大事なことは「聞くこと」大満足の学校生活
— ではここからはバギオでの留学についてお聞きします。フィリピン留学も有名になって特別な選択肢ではなくなってきているとは思いますが、セブではなくバギオを選んだ理由は何だったのでしょう?

もともとセブに行こうと思って申込までしていましたが、それをお世話になっている演出家の方に話したらバギオに知り合いがいて、いろいろ調べたところバギオの方がいいぞと思ったのでバギオに変更しました。

— そのなかでWALESっていうのはどうやって決まったんですか?

他の学校とも悩んだのですが、多国籍っていうところが決め手でしたね。

— バギオの中で、いや、フィリピンの中でもなかなか特殊な学校ですよね。日本人を受け入れはじめたのが去年からでアラブの生徒も多いですし。3ヶ月という留学期間はどのように設定されたんですか?

仕事とお金と、あとは英語を学ぶのに何ヶ月必要かなというバランスを考えて3ヶ月にしました。

— WALESの授業とかカリキュラムでユニークだったポイントや面白かった授業などはありますか?

自分にとっては本当に全部ユニークだったんですよね。まず日本語でしか英語を習った経験がなかったので、英語を英語で勉強するところは新鮮でしたね。

— 確かに何がユニークと聞かれると全部なのかもしれませんね笑。留学前に「これをしてくればよかった」と後悔していることはありますか?

リスニングを留学前に全くしてこなかったので、最初は相当苦労しました。最終的に8コマ中3つをリスニングのクラスにしていますけど、やっぱり聞けてはじめて自分も発音できるし、新しいボキャブラリーも覚えるので“聞けること“は大事だとおもいました。

【徹底比較】バギオ留学VSセブ島留学|フィリピン留学するならどっち?

出会って別れる、そしたら二度と会えない

出会って別れる、そしたら二度と会えない
— 事前に連絡を取らせていただいた時からFacebookでよくタイムラインを拝見しますが、友野さんは休日も山に行かれたりアクティブな印象があります。何も知らないこの街でどうやって現地の友達を作ったりされているんですか?

バギオに来て2週間くらい経った頃に、TALAというゲストハウスに遊びに行って、そこからたくさん繋がりができました。

— 2週に1回くらいTALAにいらっしゃいませんか笑?

そうなんですよ。フィリピン人に日本語を教える企画ができて、それで最近は頻繁に通ってます。といっても日本語教室自体は1回教えた後は予定が合わず開催してない状況ですが笑。

他にもカレーパーティーをしたり、お土産を買いに行ったり。バギオを最大限楽しむという意味でTALAと繋がりができて本当に良かったです。

— バギオの楽しみ方の入り口になってくれますよね。中でも一番記憶に強く残っているのは?

サガダが相当良かったですね。自然が好きなので、日本とは比べ物にならないというか。天気は良くなかったんですけど、それでも楽しかった。

— キャンプされてましたね。

そう。それはサガダとはまた別なんですけど。現地の人と一緒に行ったのが凄い良くて、色々その場で調理してくれました。

— わりとハードでした?

ハードではないです。日本だとどこでも手すりがあったりするじゃないですか。そういうのがないので、そのままの自然に入っていく感じがよかったです。 気を引き締めないと死ぬっていう場所がそこいらにある。

— into the wild?

into the wild.

— 休日とか一緒に出るメンバーとか遊ぶメンバーは決まってるんですか?

学校の人とはあんまり固定メンバーで遊ぶっていうのは好きじゃないので、できるだけ多くの人を僕から誘って遊びに行くようにしてます。

— そんな中で自分に気づきを与えてくれる出来事は何かありましたか?

留学って “出会って別れる、そしたら二度と会えない”っていうことが日常的に起こるじゃないですか。それが一番の気づきでした。

— バギオの学校だと比較的平日は外に出られない学校が多くて、真面目な生徒さんが多いだけに休日もバギオ周辺のことを楽しむっていう雰囲気がまだまだないんですよね。それは明確な目的があるので悪いことでは決してないんですが、やっぱりせっかくならちょっとだけでも学校以外での学びも体験してほしいなっていうのは個人的に強く思っているので、バギオの楽しみ方はぜひ友野さんに聞きたかったんです。ありがとうございます。

「生きる」と「俳優」をイコールに

「生きる」と「俳優」をイコールに
— 留学後の話なんですけど、帰ってからはまずどうされますか?

とりあえずまたお金を稼がないとイギリスに行けないのでとにかく稼ぎます。できたら英語を使える職場を探して、英語の学習を続けつつ稼げたら一番いいですね。

— 決まった予定はありますか?

9月にセルビア、ボスニアをはじめ旧ユーゴスラビア圏を4カ国くらい回りながら舞台をします。去年ベトナムでしたのと同じ作品をそこでまた行うことが決まっています。

— それは友野さんの劇団の演出家の方のつながりですか?

そうですね。もともと海外志向のある人なのでいろいろ種を蒔き続けてようやく今いろいろつながりはじめたところです。僕としてはすごくラッキー。

— イギリスに行く時期はお考えですか?

来年のはじめに行けたらと思ってます。

— では最後に5~10年後こんな風に生きられればといったビジョンがあればお伺いしたいです。

この留学期間中に考えが変わってきたことがあって、留学に行く前は海外でいろいろやり続けられたらいいなと思ってたんですけど、今はそれよりも役者だけで生きて行くことをメインに考えてやっていこうかなと思っています。役者として稼ぐことをまず優先しようかなと。

今まではお金をもらえなくても海外に行くこと自体を優先したりしてオーディションを受けてましたけど、役者としてちゃんとお金をもらえる仕事に絞ってオーディションも受けていこうかなと思っています。

— それはなにかフィリピンでの生活がヒントになったんですか?

どこか影響は受けたんだと思います。それが何なのか言葉にはできませんが。

— 生きていくことと自分の活動である俳優業をダイレクトにリンクさせていきたいということですね。

そうそう。日本にいるときはずっと忙しくて、現状に対応するので精一杯だったんですがバギオに来て、その辺りのこともゆっくり考える時間ができましたね。

— 貴重なお話をありがとうございました。応援していますのでいつか舞台を観に行けたらと思います!

インタビュー後記

インタビュー後記
夢ばかり見て現実に盲目になるのではなく、それでいて現実に夢を喰われない。

友野さんの向き合ったバギオ、留学のお話の随所に自然体の友野さんだからこそ出会えた体験や感性が垣間見えました。この留学、この時間にすがりつくことなく、必然の寄り道としてその時々を楽しまれる姿が印象的でした。バギオや留学というステージには大きな着想の可能性が秘められているのかもしれません。

 

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インタビューと社会派コラムを担当するライターです。いろんな場所に行って、たくさんの人と話して、その声を代弁できる情報屋でありたいと思っています。個人ブログ(さぐりさぐり、めぐりめぐり)で紀行文・コラムも書いてます。 Phil Portal全員のメンバー紹介ページはこちら

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