こんにちは。バギオA&Jの金八先生こと、田島です。突然ですが今回は私の留学生時代の悩み、ツートップをここで打ち明けます。
英語力が思うように伸びなかったこと
これは紛れもない事実です。伸びなかったことの原因は、日本で事前学習を全くやらずに留学に臨んだことに全てが凝集されていました。この事前学習については僕の記事を読んで頂ければ、現地で悩む方は少ないと思っています。
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授業中、とにかく眠かったこと
恐らく、この悩みに同意してくれる学生は多いはずです。とにかく眠いんです。この原因は、バギオが高地であることに起因し、海抜0mに比べ酸素濃度が低く、異常な眠気を感じるんだろうと思っていました。ですが、たかが海抜約1500mではそんなことはありません。
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効率的で、効果的な英語学習については溢れんばかりの情報がありますが、留学中の眠気に関する対策はほとんど語られぬまま、そして学生もあれよあれよと授業中に船を漕ぐように、集中力を切らし、半目で、いやもうほとんど寝てしまっています。これでは留学の効果が思ったほど上がらないことが目に見えています。
そこで本記事は留学中にあなたを襲う睡魔と戦うべく、私が試行錯誤し見つけA&Jの学生にも勧めている“昼寝”についてです。
留学中は寝不足の危機に晒されている
- 食欲
- 睡眠欲
- 性欲
この3つは人間の行動を時に支配する欲求とされています。
ではこの中で留学中に満たされにくいものはどれでしょうか?
- 睡眠欲
- 性欲 (…え?)
留学中の学生は夜間、予習や復習、宿題などの自習、友人との会話などに押されて、睡眠時間を削っていることが多いのが事実です。削られた睡眠時間のツケは翌日やその週をまたいで、日中の授業中に学生を襲います。夜更かしでの学習を否定するつもりはありません。夜型の人もいますし、静かになり集中できる時間にする学習は効果があることもあります。友人との会話(もちろん英語で)も、実践的にコミュニケーションを取るという意味において、有意義な時間となります。
性欲については、ノーコメントで…と言いたいところですが、これは留学生活を人間らしく生き抜くことに対しての十分条件となり得ますが、必要条件にはなりません。ですので、満たされないからと言って、生命機能の維持に赤信号が灯るわけもなく、英語学習が上手くいかないということには繋がりません。
夜更かししているつもりは無いのに、なんで眠くなるの?
留学中であっても、しっかりとしたタイムマネジメントをこなし、規則正しい生活をしている学生もいます。しかし睡眠時間をちゃんと確保している学生だとしても、食後、特に午後の授業中に抗いようのない睡魔に襲われることがあるようです。
理由その1 お腹いっぱい 寝ちゃいましょ
食欲が満たされた後のあなたは次の欲求に向かって、脳まっしぐらです。(『カルカン ねこ、まっしぐら』的に)
お腹いっぱいになって、ちょっと休もうということで、脳は睡眠欲を全開にします。そのタイミングがバッチリと午後のクラスにぶつかるわけです。人間は欲張りです。最初の欲が満たされたら、すぐに次の欲求に方向転換。次なる幸せを求めて突き進みます。
理由その2 食べられないなら 寝ちゃいましょ
これは私の経験ですが、ランチ前の授業中、食欲が満たされていない状態でも眠たくなっていました。これをなぜかと考えると、一つの仮説を思いつきました。【食欲が満たされないなら、睡眠欲を先に満たしてやれ説】です。これは当時、全くもって理解不能な現象でしたが、論理的に考えれば有り得るな、と思っています。
英語学習は空腹メーカーです。ただ机に座って、先生の話を聞いたり、話をしたりしているだけなのに、お腹が空くんです。まるで高校時代に戻ったかのように早弁をしたい気分が味わえますが、実際に午前中に授業が詰まっていると空腹を満たす時間は取れないですし、早弁は当然できません。そこで脳は「腹が減ってちゃ戦はできねえ」ということで、欲求を睡眠にシフトチェンジする、ということです。
理由その3 わからないから 寝ちゃいましょ
実は仮説がもう一つあり、それは【英語での授業内容がわからなすぎて、脳がシャットダウン説】です。これもかなり有力な説と信じています。初心者を苦しめる英語で説明される文法クラスや、基礎の無いままで行われる半ば無理矢理なスピーキングクラス中に、自分の意志とは無関係に、「これ無理だよ、処理しきれん」と泣き言を言いながら、脳が強制終了ボタンをポチッとする、ということです。
そもそも英語学習はとっても疲れるもの
しっかり睡眠を摂り、基礎も十分で授業もこなせて、満腹でもなければ空腹でもない。しかし、それであっても眠くなるんです。なぜ?どうして?それは英語学習があなたの脳に与えている影響にヒントがあります。
私たちの脳は普段は省エネモード
私たちは通常、母国語である日本語を使って、会話をし、文字を読みます。この時、幼い頃から使い続けていることもあり、脳は力を抜きつつ、最低限のエネルギーで正常に作動しています。しかし、日本語だとしても難しい話を聞いたり、読んだりした後、すごく疲れていることがありますね。これは言語機能を司る脳の一部が、難解な議論を理解し、考えを巡らせるために、普段の省エネモードからフルパワーモードに切り替えてるからです。
使用率100%の脳はエネルギー消費率も100%
たとえ体をほとんど動かさずに、英語に限らず、座って勉強しているだけでお腹がすぐに空くといったことはありませんか?全力で働いている人間の脳は膨大なエネルギーを消費しているんです。脳を働かせるために多くの血液を脳に送りこまれています。動かずとも、アクセルを踏んで、エンジンを空ぶかし続ける車がガソリンを消費するかのように、人間も頭を使っているだけでアクセル全開の状態なんです。
眠気をぶっとばす方法を色々試してみた
世の中には「眠気を覚ます方法」と呼ばれるものをいくつか知っているはずです。僕ももちろん知っていたので、留学生だった当時、色々な方法を実践しました。
眠気をぶっとばす 1stトライ 乳首を思いっきりツネった
そうなんです、痛いんです。痛みで目を覚まそう、そういうことです。これは効果があります。外的な刺激を身体の一部に与えることによって、脳が覚醒します。
そして何よりいつか自分がこの痛みに対して快感を覚える日が来るんじゃないかと思い、止めました。
眠気をぶっとばす 2ndトライ エナジードリンクを飲んだ
エナジードリンクにはカフェインに代表される覚醒効果のある成分が多く含まれており、日本の多忙なビジネスマンもお世話になっている人も多いはずです。フィリピンでは日本でも昨今市民権を得ている「RED BULL」「MONSTER」の他、フィリピン生まれの「Cobra」や「STING」と言ったエナジードリンクが販売されています。飲んだ後の爽快感はとても気持ちが良く、何となく眠気がなくなっているような気がします。
しかし実はこれ、以下の3つの理由から中断しました。1つ目は、エナジードリンクには異常と思える量の砂糖が含まれており、とにかく太ります。毎日これを飲んでいたら帰国するころには体重が増加し、糖尿病のリスクさえ背負うことになります。
2つ目は、日本で売られてるエナジードリンクとは違うということ。カフェインの量も多く、さらに日本では使えない成分まで入っているとのことで、海外ではこのエナジードリンクの多量摂取による死亡事故も起きており、眠気を覚ますために飲んだのに、二度と目が覚めない状態になる危険性すら潜んでいます。特に「MONSTER」は本当に危険です。この記事の為に全て試したのですが、「MONSTER」だけは別格で、飲んでからすぐにこれまでに感じたことの無い、フワフワとした心地悪い気分を味わいました。自分が自分でなくなるようなおかしな感覚でした。
3つ目は金銭事情です。毎日これらの清涼飲料水を購入するのは結構お金がかかります。せっかく費用の安いフィリピン留学に来ているので、無駄な出費は極力避け、価値のある体験にお金をかけるほうが良いです。
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眠気をぶっとばす 3rdトライ 眠くなったので、おもいきって寝た
眠いのなら寝てしまえ、です。僕は午前中の段階からあまりにも眠くなってしまっていたので、授業の無い空き時間に思い切って寝ることにしました。本来であれば、その空き時間にも勉強をして、自分に足りない部分を補おうと必死になっている時間だったのですが、お金を払って受けている授業に集中できていないなら本末転倒だ、と寝ることを決意しました。ベッドで寝てしまえば絶対に起きないと思ったので、机で寝ました。
(20分後…)
ピピピ ピピピ ピピピ ピピピ ピッ…
(もう20分経ったのか…あっという間だな)
タイマーが鳴り、起きた直後に若干の気だるさがあるものの、その後の授業はもちろん、夜まで眠気を感じることなく過ごすことが出来ました。これだと思い、その後試行錯誤を重ね、完成した“田島式昼寝法”を次ページで皆さんにシェアします。