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フィリピン留学

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大学4年の秋に、2ヶ月間のフィリピン留学を終えた高橋さん。留学前にやっておきたい勉強法や、現地での生活についてお話を伺いました。

高橋里奈さん(22歳)
3ヶ月のアメリカ留学をしたが上達を実感できず、話せるようになりたいとフィリピン留学へ。現在大学生、国際マーケティング専攻。将来は英語を使って働きたい。

満足度
留学期間 2ヶ月間
英語力 TOEIC640点

アメリカ留学をしたが全然話すことができなかった

— はじめに、年齢とフィリピンに留学する前の職業を教えてください。

現在22歳で、大学4年です。国際マーケティングについて学んでいます。具体的には、ゼミのメンバーと「クールジャパン」をテーマにプレゼンテーションの大会に参加していました。すでに必要な単位を取得していて、就職先も決まっています。

— フィリピン留学をしようと思った理由を教えていただけますか?

2年前に、3ヶ月間ほどアメリカ留学していたことがきっかけです。でも3ヶ月では全然喋れるようにならなくて、帰国した後もすぐにまた海外に留学しようと思っていました。そこから留学に必要なお金を貯めて、今度は確実に英語をしゃべれるようになりたいと思い、フィリピン留学を選びました。

— 英語を話せるようになりたいという目標があるのですね。では、留学前に英語の勉強はされていましたか?

それが、何を勉強したらいいのかわからなくて、とりあえず資格の取得を目指してTOEIC®と英検準一級の勉強を続けていました。TOEIC®のスコアは、ここに来る前は480点だったんですよ。全然伸びなかったのに、ここで2ヶ月勉強して640点まで上がったときはすごくうれしかったですね。

勉強法としては、TOEIC®用の単語帳を買って毎日読み続けるようにしてました。でもこれだけでは全然ダメでしたね。やはりTOEIC®に特化した対策を取らなければいけないと実感しました。正直、この時の勉強が今の留学には生かされていない気がします。

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— なるほど。まずは資格の勉強をして模索されたのですね。

他の人よりボキャブラリーが多いかなとは思いますが、結局話せるようにならないと意味がないと思うんです。あと、海外ドラマがすごく好きで毎日のように見ていたので、それが英語の勉強を続けるモチベーションにつながりました。

英語を常に聞いていたおかげで、リスニングはわりと得意です。ホームドラマなら、家族や友達と話すシーンが多いから、日常英会話を勉強する上で役に立ちますね。

まずは英単語のテストに取り組む。手応えを感じたのはスピーキングの授業

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— 留学中はどのような勉強をされていましたか?

リスニングのクラスと、グループで日常英会話を勉強する授業をとっています。1日で6コマしか授業を受けていないので、夜7時から11時くらいまでは自習に充てられることになります。でも実際には2時間くらいでしょうか。

宿題も多くて、毎朝実施される英単語のテストに備えて勉強しました。ここの学校って、英単語のテスト13点(15点満点)を取らなければ外出できないんです。しかも不合格だと名前が貼り出されるんですよね。

私は、留学初日に12点で不合格となり、とても恥ずかしい思いをしたので、それから英単語のテストは頑張りました。

— そのほかに定期的に実施されるテストはありますか?

月に1回、月末にプログレステストがあります。点数が上がれば今よりレベルが高いクラスに行けて、受けられる授業も増えるんです。

2ヶ月間の留学で、レベルを上げられました。それに伴い、授業を1コマだけ、レベルアップさせてみたんですが、いつもハイレベルな生徒を相手にしている先生だったため、他の授業よりもさらに高度な語学力が求められました。

受け答えが短いからもっと長くしゃべりなさいと言われたこともあります。いち発言あたりの、文章が短いっていう指摘ですね。日本語だといっぱい話せるのに、英語になると短くなっちゃいますね笑。

— では、英語の勉強をする上で一番手応えを感じられた授業は何ですか?

スピーキングです。リスニングは教科書を読み進めていくのがメインなのに対し、スピーキングは先生と50分間、ひたすら話をするのがメインです。話のネタは決まっていて、例えばテキストにダイエットのページがあれば、先生と授業でダイエットの話をします。

他にも携帯電話のマナーについてとか、恋愛とか結婚とか、いろいろ話をしました。はじめは緊張してうまくはなせませんでしたが、1ヶ月経って慣れてくると話が盛り上がってきて、先生とも仲良くなれます。

特に女性の先生の場合は、自分の価値観を話してくれる先生もいて、それに共感したり自分の考えを伝えていくうちに、自然と仲良くなれるんですよね。IDEAの教科書は「結婚とは」とか「恋愛とは」というテーマがすごく多くて。だから深い話ができるのではないでしょうか。

毎朝6時に起床し、規則正しい生活をしながら勉強できる環境だった

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— 先生の年齢はおいくつくらいの方が多いですか?また、生徒さんは若い方が多いのでしょうか?

私の担当をしている先生は20代前半の方が多いですね。私と同い年の先生もいます。他の生徒は、1ヶ月前まで大学生がたくさんいました。みんな留学期間1ヶ月くらいで帰国してしまって、今は20代後半の社会人の方が多いですね。私のルームメイトは26歳で、私より年上ですが、卒業の時期も一緒でとても仲良くなったので、敬語を使わないくらい気兼ねなく話しています。

— 全体的に若い方が多い印象ですね。では、ここでの1日の過ごし方について教えてください。

朝6時に起床します。その1時間後には英単語のテストがあるので、寝起きでボーッとしながら単語帳を確認し、準備をします。それから夕方5時まで授業があったり、休み時間があったりして、6時くらいにご飯を食べます。

授業が終わったら、基本的には外出しているんですが、1週間だけ部屋から出ずに休んだ時がありました。その時は気が滅入ってしまって、翌日外出したらすごく楽しくて、部屋に籠っていてはいけないと実感しました。土日は仲の良い友達とビーチバレーをしたり、ビーチで泳いだりして楽しく過ごしました。

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— ここの学校の門限は8時までで、比較的安全に過ごせる環境ですよね。

そうなんですけど、学校近くで夜7時前に携帯電話の盗難に遭いました。ちょっと油断した隙を狙われたみたいで、学校の関係者にひどく怒られました。恥ずかしくても格好悪くても、バッグはこうやって持ちなさい(胸の前に抱えるかたち)って言われ、一度も話したことのない先生からも声をかけられました。

マンツーマンを担当してくれる先生4~5人に話しただけで、たった1日で学校中に広まったみたいで、知らないハウスキーパーさんにも「あなた携帯盗られたんでしょ?」なんて声をかけられたときはびっくりしました。今使っている携帯はSIMフリーで、こっちで買いました。

— 学校近くとはいえ、治安には気をつけた方がいいのですね。では、勉強面でこれをやっておけばよかったと思うことはありますか?

文法を一気に覚えようとしてもわからないと思うので、簡単なフレーズをいくつも覚えておいた方がいいなと思いました。そのまま使えることもあれば、他の単語に置き換えて使えることもあります。

私の場合、文法はしっかり覚えられませんでしたが、フレーズで覚えてしまうことでSVOなどの単語の順番などを気にしないようにしました。あとは、海外ドラマを見て少しでも耳を慣らしておくと先生との会話も弾むのではないでしょうか。

大学卒業後は英語を活かした仕事をしたい

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— 本日卒業とのことですが、2ヶ月間留学した率直な感想を教えてください。

ルームメイトや先生と仲良くなれてよかったです。今は帰国して先生とお別れするのが寂しいですね。昨日も先生から「前日に話した教科書の内容でさえ忘れてしまうのだから、私のことも忘れちゃうでしょ?」なんて言われてしまいましたけど、絶対に忘れないと伝えました。それくらい先生たちが大好きです!

門限が8時で早いから観光を楽しんだり、みんなで外出したりできなかったことがちょっぴり悔やまれます。

— 留学を終えた後、具体的にどのような展望を描いているかお聞かせください。

まだ卒論を書いていなくて、先生からはフィリピンと国際マーケティングを結び付けて書いてみなさいと言われているので、頑張って本を読んで書きたいと思います。就職先は、グローバルな事業を展開している企業を選びました。海外と密接にかかわることができる仕事です。

私の父が自動車関連の仕事をしていて、私が幼少のころから出張で海外を飛び回っていました。そんな父の背中を見ているからか、将来的には私も父と同じように海外で働いてみたいと思います。

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— ここで学んだ英語を生かせるといいですね。最後に、これからフィリピン留学に行かれる方へメッセージをお願いします。

身近に外国人がいれば仲良くなるとか、単語や日常会話で使えるフレーズを覚えておくといいですよ。実は以前、先生から海外のニュースを見た方がいいと言われて、アプリをインストールしたことがあるのですが、興味がなかったために全然続きませんでした。

でもドラマなら「面白い、また見たい」と思えるから何年も見続けていくことで英語に慣れ親しむことができました。海外ドラマ以外にも、洋楽や本でも、どのようなジャンルでもいいので継続的に英語に触れ、慣れ親しむことが大切だと思います。

インタビュー後記

高橋さんの始終笑顔で話されている姿から、留学の充実ぶりが伺えました。引きこもって勉強するのもいいですが、気が滅入ってしまうのは考えもの。息抜きの大切さがよくわかったと語られていました。

IDEA CEBUの、早朝のテストや8時までの門限などの仕組みは、勉強のサイクルをつくりやすそうです。

放浪系フリーライター。引っ越しは年に4回くらい。日本ではゲストハウスに住み込みで働きながら執筆をして生計を立てていました。現在はセブ島でコンテンツライティングのお仕事をいただきながら編集と英語の勉強中。個人ブログ(放浪系フリーライターの日常)も書いています。味覚がハジケルほど旨みのある暮らしを追い求めています。 Phil Portal全員のメンバー紹介ページはこちら

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