フィルピータルでも紹介しているようにサンフェルナンド・サンフアン地域はフィリピンでも最もサーフィンの盛んなビーチリゾートとなっています。しかしその傍ら歴史的建造物も実はいくつか建っているのです。
今回はそんなサンフェルナンドの市街地にある歴史スポット3つをご紹介します!尚、サンフェルナンドは今日ラウニオン州の州都の商業都市として栄えていますが、この地は古来より中国や中東との貿易によって栄えていたと言われています。同時に海賊にも悩まされた過去があるそうですが、そのような交易の歴史があるからか街には中国式建造物などの遺産が残っています。
1.道教寺院マチョ寺
マチョ寺は1975年に建てられた中華系住民によって建築された道教寺院です。ちなみに道教寺院はセブ島にもあります。
本堂の周りにはそれぞれ表情やポーズの違う石像が無数に並んでいます。
中には瞑想スペースのような空間があります。平日の昼間だったので管理人のような華僑系の男性が一人黙々と何かを読んでいるだけでした。
このマチョ寺は媽祖(まそ)という中国沿岸部で人気を集める道教の女神を祀った寺だと言われています。この媽祖は航海や漁業の安全を見守る女神であるためか、マチョ寺も海の見える高台にそびえ立っています。
行き方・場所・基本情報
市街地中心部にあるので中心部のパブリックマーケットから徒歩で向かうことも可能ですが、サンフェルナンドは暑いので午前中か夕方でなければお勧めしません。
トライシクルドライバーに「マチョ・テンプル」と伝えればほぼ間違いなく連れて行ってもらえるでしょう。マチョ寺は少し高台にあります。
英語名 | Ma-Cho Temple |
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入場料 | 無料 |
定休日 | なし |
住所 | Ma-Cho Temple Driveway, San Fernando, La Union |
2.チャイニーズパゴダ
チャイニーズパゴダは仏塔のような形をしていて、こちらもまた高台にあります。こちらは「Filipino-Chinese Friendship Pagoda」と呼ばれ、フィリピンと中国の友好協会によって1970年に建造されました。
展望台からは市街地と海が一望できます。晴れた日には色とりどりの建物と海の青がマッチしてとても綺麗です。
チャイニーズパゴダは歴史的に重要なスポットというより今では地元の人々、特に高校生たちの憩いの地といった様相でした。
何か催し物の準備なのか地元の高校生たちがダンスの練習をしていました。これといった見所はありませんが、風の通る穏やかなスポットです。また西向きに視界が開けているので実は水平線に夕日が沈むのを眺められる場所でもあります。
行き方・場所・基本情報
チャイニーズパゴダはサンフェルナンド中心部にあるサンフェルナンドプラザよりカフェ・エスペランサを通過してアギーラ・ロードを歩いていくと見つかります。かなり急な坂なのでトライシクルで向かうのがベターでしょう。
英語名 | Filipino – Chinese Friendship Pagoda |
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入場料 | 無料 |
定休日 | なし |
住所 | Aguila Road, San Fernando, La Union |
3.聖ウィリアム大聖堂
サンフェルナンド市中心部に位置し、この街のシンボルとも言える建造物。ミサ時を除いて正面のドアは閉まっていますが中は想像以上に奥行きがあって荘厳な雰囲気が漂っているそうです。
以下はミサの時間です。英語のミサに加えローカル言語であるイロカノ語の回もあります。
月曜日〜土曜日 | 6:00, 17:15 |
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日曜日(午前) | 5:15(Ilocano), 6:30, 7:45(Ilocano), 9:00(Ilocano), 10:15 |
日曜日(午後) | 16:00(Ilocano), 17:15, 18:30 |
行き方・場所・基本情報
聖ウィリアム大聖堂はサンフェルナンドプラザの正面に位置します。周辺にはトライシクルも多くとまっており、街のシンボルでもあるためアクセスは簡単です。「カテドラル」で通じます。
英語名 | San Fernando Cathedral |
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入場料 | 無料 |
定休日 | なし(ミサ時を除き正面ドアは閉まっています) |
住所 | Gomez Street 2500, San Fernando La Union |
まとめ:サンフェルナンドは海だけじゃない!
以上サンフェルナンドの歴史観光スポットでした。特にチャイニーズパゴダや聖ウィリアム大聖堂は今でも市民の生活の中に溶け込んでいます。こうしたサンフェルナンドの街中ではホテルやレストランの並ぶビーチよりもサンフェルナンドの本当の姿が見えてくるかもしれません。さらに地元の人々の日常に触れたいという方はサンフェルナンドの「CITY PUBLIC MARKET」は日常を感じる場所をチェックしてみてください。
すぐにビーチに行ってしまう前に一度足を運んでみてはいかがでしょうか?