街全体でのスケールで言えば、世界最大級の日本人タウンと呼んでも過言ではないほど日本食レストランや日本人を見かけることの多いセブ島。そんなセブ島には妥協なしの美味いラーメン屋だってたくさんあります。
その時歴史が動いた。セブに超濃厚の豚骨ラーメン屋「Barikata(バリカタ)」がオープン!
セブで本格派豚骨ラーメン?博多一幸舎でおじさんに奢ってもらった話
そんな中で一際パーソナリティの強いとんこつラーメン屋さんが2016年セブ島にオープンしたというではありませんか!その名も「ラーメン野武士」。今回はそんなラーメン野武士で男らしく替え玉チャレンジをしてきました。セブ島留学している方、興味のある方はぜひご覧ください。
もくじ
- 『ラーメン野武士』の場所・行き方
- 『ラーメン野武士』店内の雰囲気
- ダメ元で替え玉を無料にしてほしいとお願いした結果
- セブ島で替え玉ラーメンチャレンジ「己の敵は己自身」
- まとめ:セブ島留学生に告ぐ。「フィルポータルで見た!」で替え玉無料!
- ラーメン野武士の基本情報
『ラーメン野武士』の場所・行き方
ラーメン野武士はセブシティの隣に位置するマンダウエシティの目抜き通りA.S Fortuna St沿いにあります。ちなみにこのマンダウエシティにも多くの語学学校があります。
正確には「The SPACE」という複合商業施設の中に店舗があります。タクシードライバーにはこちらの名称を伝えた方が伝わりやすいかと思います。もしくは「オークリッジ・ビジネスパーク」でもニアピンなので、こちらもどうぞお試しください!
『ラーメン野武士』店内の雰囲気
日本語の渋い字体に侍の描かれた表札。イカツイ様子からは一瞬ウェルカムされているのか、威嚇されているのか戸惑ってしまいます。それでもお店に引き込まれるのは背後に確かに写っている日の丸から発せられる日本人としてのアイデンティティ、すなわち共同体意識というものが原因なのかもしれません。
店内はこんな様子。黒い壁と赤い机という奇抜な店内。壁にはなんとデッカイ龍!
反対側の壁には懐からおもむろに大きな刀を抜き出そうとする無骨な日本男児と大きな龍が対峙していました。
かたやお店の片隅には日本酒や焼酎がずっしり並んだラックも見られます。ここはさながら武家屋敷ですね。まったく、オーナーの顔が見てみたいですわ!
え…!??
オーナーが正真正銘の野武士だった
イカツイ男性「あーそれね、俺の日本刀。」
岩辺「あ、どうも…」
(なんで日本刀持ってんだろう…)
山本隆生さん
ラーメン野武士のオーナーであり、同時にセブ島のIT起業家コミュニティ野武士会を発足。自身も日系IT企業のセブ拠点立ち上げに携わった経験の持ち主。
見るからに剛健なその佇まいにはただただ圧倒されてしまいそう…。今からちょっとおこがましいお願いをするけど、しますけど、どうか切らないでください…。
(呼吸を整える)
ダメ元で替え玉を無料にしてほしいとお願いした結果
岩辺「あのー、今日は野武士さんでちょっと挑戦したいことがあるんです。」
山本さん「言ってみ?」
岩辺「えっと、実は、“セブ島で替え玉チャレンジ”って企画をしたくて。そのー、替え玉無料にしてもらえませんか?」
山本さん「今なんつった?」
岩辺「ひえっ!替え玉させてください!来世でもいいんで。いや、やっぱ今日替え玉したい」
山本さん「いいよ。」
岩辺「え…?ありがとうございます。」
(安堵)
ラーメン野武士の極上のラインナップ
本題に入る前に一度ここでラーメン野武士の極上のラインナップを紹介します。
ラーメン野武士のメニュー
看板メニューのとんこつラーメンは250ペソ(約550円)!セブ島には正直他にも美味しいラーメン屋さんが多いですが、クオリティも追いつつこの値段で食べられるところは珍しいですよ。
他にも豊富なバリエーションの中から料理を選ぶことができます。酒のつまみもバッチリ!
フードファイター岩辺:とんこつラーメン
フィルポータル屈指の大食いとして知られる私岩辺は、もっともベーシックなとんこつラーメンで臨戦態勢。
炎の営業マン野中:マー油とんこつラーメン
とんこつラーメンに香ばしいマー油入りのラーメンで気合を入れるのは、彗星のようにフィルポータルに現れた野中くん。
ラガーマンかつフィリピン人のような風貌ですが、バスケマンであり、生粋の日本人です。彼もフードファイトに参加するようです。このポーズは敬愛する一休さんに秘策を聞き出している最中だそう。マー油ラーメンは320ペソ(約710円)。
カメラマン大槻さん:海老トマトラーメン
本質とトレンドという二兎を追うカメラマン大槻さんは、ラーメンという軸はぶれずに、それでいて女子ウケ抜群なトマトテイストをチョイス。こちらは280ペソ(約620円)です。ちなみに大槻さんはフードファイトにはノーエントリー。
サイドメニューにはラーメンの永遠の相方チャーハンを選択。160ペソ(約355円)とお手頃価格!
セブ島で替え玉ラーメンチャレンジ「己の敵は己自身」
オーナーである山本さんという最大の壁を乗り越えたことに安堵しきる私岩辺。しかし、本当の試練はむしろここから始まるのでした。
勢いよくスタートしたこの戦い。まずは麺をすすると…うまい!これは素晴らしいスープのとろみとあの懐かしい香り。食感のある麺が心地良い。
岩辺「替え玉お願いします〜」
徐々に勢いが出てきます。この辺りはスピード勝負。麺はお腹の中で膨張するのでいっときも休む暇などありません。
「この人たち、本気だわ…」と察したホールのお姉さんが顔を引きつらせながら厨房の山本さんに替え玉を要求し続けます。
ちなみにラーメン野武士の替え玉は一般的な日本のラーメン屋と比べても量が多いと感じるでしょう。ちなみに100グラム
「ふう、五合目だな」なんて5回目の替え玉をオーダーする頃、ここまで共に替え玉をオーダーしてきた野中君が突然止まりました。
野中「もうこれ以上は無理っす…。あー今日はもうカロリーオーバーなんで夜もいらないって感じです…。過食気味だなー最近。」
本当の戦いはここから。孤独なレースに突入し、ひたすら目の前のラーメンと向き合う時間。
首が座らないなんて、どう考えても赤ん坊の頃以来、人生でも通算2度目の出来事だ。
やり切った。10杯は喰えなかったけど、常人で替え玉を8杯頼むやつなんていないはず。自分との戦いには勝てませんでしたが、他者との比較の中でぼくは自分を誇りに思うのでした。これでいい。これでいい、と。
自分との戦いを終えて
山本さん「いやー、いっぱい食ってくれたな。マジで途中切り込みに行こうかと思ったわ。で、何杯食ったの?」
岩辺「10杯食べようと思って来たんですけどねー。8杯で限界でしたよ。」
山本さん「へー、やるじゃん。」
岩辺「ありがとうございます!でも食べる人ってどのくらい食べるものなんですか?」
山本さん「普通に大食いのやつが大体4杯くらいかな。」
岩辺「へー。そうなんですね!」
(あれ?なんだ!やっぱ俺めっちゃすごいじゃん!!)
山本さん「まあ、俺の記録13杯だけどな。」
このとき、ぼくがトイレに向かったのは決して悔しかったからとか拗ねたからじゃない。ただ時差を経て腹の中に収まった麺たちが膨張してきたからに他なりません。本当です。
まとめ:セブ島留学生に告ぐ。「フィルポータル見た!」で替え玉無料!
現実の厳しさを突きつけられましたが、挫折を味合わない人生が面白くないように、この替え玉チャレンジがきっとぼくの人生を豊かにすることでしょう。そんなラーメン野武士の素晴らしさを少しでも多くの方に味わっていただくために体を張ってお願いしてきました。
「フィルポータル読者に替え玉無料をどうか!!」
今度こそ首から上がなくなるのではと思っていましたが、山本さんよりOKいただけました。(フウー)
…ということでフィルポータル読者限定で替え玉無料!
「フィルポータルを見た」と山本さんに伝えると、通常50ペソの替え玉を無料にしていただけることになりました!みんなで山本さんに感謝しましょう!
もちろん、バリエーション豊富な他のメニューも間違いないのでぜひ一度お試しあれ〜!
※本記事で描いている山本さんの人物像はフィクションです。多分。
ラーメン野武士の基本情報
英語名 | RAMEN NOBUSHI |
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住所 | GF-2 “THE SPACE”, P.Remedio St, Mandaue City, Cebu |
営業時間 | 11:30~14:00/18:00~24:00 |
定休日 | なし |
電話番号 | +63 32 412 4274 |
WiFi環境 | あり |
公式サイト | ラーメン野武士 |