今回初めてマニラについて紹介するマニラ在住のササキです!マニラと聞いてやはり「貧困」とか「犯罪都市」といったネガティブなイメージを持ちますか?そもそもフィリピンへ訪れる目的は観光や留学がダントツに多く、現地の生活も含めてセブ島で済むのでわざわざマニラへ行く必要がないのかもしれません。
しかしですよ?フィリピンの首都といったらマニラです!そこで今回は、僕が住む一般の中流階級が集まる住みやすいと評判の街,BF(Banco Filipino)リゾートの生活をゆる~く紹介します!マニラのイメージががらりと変わるかも?
もくじ
- 本当に治安が悪い?世間が思う「マニラ」のイメージ
- そもそもラスピニャスってどこ?
- 「貧困」からかけ離れたマニラの閑静な住宅街での生活
- 中流エリアは、大きな一軒家が並ぶ
- 休日に運動を楽しむマニラの人々
- まとめ:マニラではめちゃめちゃ快適な生活もできる!
本当に治安が悪い?世間が思う「マニラ」のイメージ
世間一般的には「マニラ」をイメージして頭の中で思い描く風景はおそらく、代表的なもので言うと以下のようなものが挙げられるのではないでしょうか。
- ゴミの山(スモーキーマウンテン)
- 麻薬戦争
- ストリートチルドレン
- タクシーのぼったくり
- 結婚詐欺などなど
いずれにせよあまり印象の良いイメージを持たない方が多いのが現状ですよね。その他にも夜のバーやクラブなどの娯楽もマニラでは有名ですね。こちらの界隈は相変わらずコアな日本人男性から大人気です。
そんな負のイメージの先行するマニラですが、今回は僕の住む街、ラスピニャス市のBFリゾートという区域に住む現地のライフスタイルを紹介します。「マニラ」はブラックやグレーなイメージだけではなく、不自由なく豊かな生活・暮らしをしている普通の世帯も多いんですよ。ということをこれから初めてマニラに訪れるあなたに紹介します!
そもそもラスピニャスってどこ?
ラスピニャス市はマニラ首都圏南部の都市です。その中でも僕が暮らす街は多くの庶民的な中流家庭が住んでいて、のどかな毎日を過ごしています。実はマニラの中にもお金や時間、健康に不自由なく生活している人たちがたくさんいるんです。
「貧困」からかけ離れたマニラの閑静な住宅街での生活
街の中でもさらに細かくエリアごとに区分けされていて、大半はゲートが設置されています。セキュリティガードは甘かったり厳しかったりと、地域によっていろいろですね。
そして中にはセキュリティガードを配備させないで鍵付きフェンスで代用しているエリアも多数あります。
中流エリアは、大きな一軒家が並ぶ
これ中流じゃなくて富裕層エリアなんじゃないの?と違和感を感じている人が中にはいるかもしれませんが、中流エリアなんです。夜になると近所の友人を誘って家の外でお腹を出してビールを飲んでいます。
どんな人が住んでいるかというと男性の場合は30年もの間サウジアラビアで大工の出稼ぎに出たり、ある人はイラクで石油を採掘したり、女性の場合はロンドンやオーストラリア、アメリカへナニーの出稼ぎへ出て、長年貯めてきたお金で購入(ローンで)するケースが多いです。
そして、家賃や光熱費、食費は家族同士で支えあうのでうまくやりぬけているみたいです。フィリピンのように家族単位で生活できると家計的にもお得なんです。なので行動パターンから年収まで高給取りの富裕層は別のエリアにいます。ちなみにフィリピンのお金持ちは中華系フィリピン人(華僑)が大半です。
この街に来て3ヶ月が経過してふと気付いたことは、子どもたちが外に出歩いたり路上で遊んでいないということです。都市部へ出たら道行く道に子どもたちが集まって遊んでいるのをよく目にします。写真は中でバスケットボールに熱中する大人を観戦している2人の子どもの様子です。履いている靴やお洋服は清潔で身なりはいわゆる貧しい世帯に暮らす子供たちとは対照的ですね。
休日に運動を楽しむマニラの人々
広いテニスコート
BFリゾートにはいくつか小さなクラブハウスがあり、テニスコートやバスケットボール場、プールや子ども用のプールまであります。土曜日のまだ9時にも関わらず、ばりばりテニスを楽しんでいます。
バスケットボールコート
こちらではバスケットボールを楽しんでいますね。公園や体育館でするのが一般的だと思いますが、フィリピンでは道中でゲリラ的にバスケットが始まることがよくあります。
国民的なスポーツなので家の前に簡易的なリングバスケットを設置されているんですね。これが一般的です。しかしBFリゾートのようなところではクラブハウスの体育館や、公園などの公共なところでバスケします。
大学生が多いですが、参加条件はありません。もちろん海外からくる日本人もガンガン参加OKです。今の時代なんかは友だちを作るのにわざわざクラブやバー、SNSなどで時間とお金をかけてしまいがちですが、バスケは一瞬で友だちになれますよ!現地人との距離感をぐっと縮められたり、言葉のいらない友情みたいなものが身体を通して体感できます!しかも無料!
バスケットボール大国フィリピンで3on3バスケに挑んでみた!
プール
プールは、ほんとに老若男女問わず大人気ですね。子どもたちは夢中になってバシャバシャ泳いでいます。休日も平日も基本的に子どもを見ない日はないそうで、親は必ずわが子を連れて行くんだそうです。アウトドアはフィリピンの家庭にとって欠かせないものです。
しかも真意はよくわからないですがプールはゴージャスなイメージを抱いているみたいで、地元のコンドミニアム内のプールにも関わらず、プールを背景に何度も自撮りする若者が結構多いですよ。
いつか記事にしますが、マニラやセブでコンドミニアムを借りるときはお洒落なプールがあるかチェックしてみるのもいいかもしれませんね。会話の入口はプールから入ってたくさんのお友達を作ってくださいね。
まとめ:マニラではめちゃめちゃ快適な生活もできる!
いかがでしたでしょうか?マニラは危なくて、アジアの中でも出遅れている。現地の人と簡単に打ち解けていいものかと、そんな疑いや心配をしてしまうところがあると思います。
実は僕はフィリピンと日本のハーフで、毎年このBFリゾートへ帰ることがありました。そこで暮らしていて確かに言えることは、マニラの中でもお金や時間に余裕があり、困った時は家族と協力する、休日は家族と出かける、ごはんは家族一緒に食べる、子どもにはしっかりした教育を受けさせるなど中流家庭の生活は日本と同じように機能しています。
むしろ、かつて日本にあって今は少なくなった昭和のような雰囲気で、豊かな暮らしの水準ながら人との距離感も近め。そんな生活をしている人たちが多くいるんです。そういったエリアが、“みなさんが危険と思っている“マニラにいくつもあるんです。
✳一方でもちろん、今なお最低限の暮らしを余儀なくされている人も事実としています。
冒険家なら、フィリピンのマニラ留学へ行こう!【体験談】
また、フィリピン人は海外へ出て働いている方が多いですよね。日本やアメリカなど海外で長年働いた労働者や有能なエンジニアも多くいますので外国人に慣れていたりヤッピーな人が多くとても親切なんです。みなさんも初めてマニラへ来る際は、スポーツやイベントに参加してマニラ生活を楽しんじゃいましょう!
✳ヤッピー:都市部で知的産業に従事する若者のこと。ミドルからアッパークラスのエリートと言える。
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