英語力がより必要と言われている現在、オーストラリアやカナダなどの英語圏の留学は、多くの若い世代とっては身近な存在です。
かく言う私自身も、ワーキングホリデーでオーストラリアを訪れた際に、短期間ですがシドニーの語学学校に通った経験があります。そこで目にした、語学学校通う学生の実態を、個人的な経験のあるシドニーの語学学校を例にご紹介したいと思います。
これから語学留学やワーホリで、オーストラリアに訪れる計画の人は、ぜひ参考にしてみてください。
記事のもくじ
2. オーストラリア語学学校の入学時における英語力の重要性とは?
3. オーストラリアの語学学校でレベルの高いクラスに入る秘訣とは?
1. オーストラリア語学学校の入学テストとは?
オーストラリアを含めた英語圏の語学学校の定番のカリキュラムが、一般英語を学ぶクラス(通称:ジェネラル・イングリッシュ・コース)。そして多くの場合、語学学校の入学時には、各留学生の英語レベルを把握するためのテストが行われます。
入学時の英語力に一定の基準があるコースとは?
ケンブリッジ英検や大学進学準備コースなど、特別なカリキュラムでは、入学時の英語力に一定の基準が設けられています。基準に満たさない英語力の学生は、特別なコースを受講することができないのが一般的です。基準を満たさない場合は、まずは一般英語クラスからのスタートとなります。
1-1. 気になる入学テスト内容公開(英語レベルチェック)
スピーキング、ライティング、リスニング、リーディングの総合的な英語力を測るテストで、ただの筆記テストだけではありません。スピーキングのテストは、ネイティブ講師と1対1の会話で、会話中の質問にいくつか答えるものでした。
オーストラリアの語学学校は、基本クラス制で、同じレベルの英語力を持つ学生と一緒に、授業を受けるスタイル。英語レベルによってクラス分けされるので、所属するクラスによって英語力やカリキュラム内容に大きな差があるのです。
つまり、入学テストの結果が、授業カリキュラムの選定及びクラスのレベル分けに反映されるので、学生にとっては大事なテストになるのです(定番の一般英語コースの場合)。
シドニーの語学学校が設けていた英語レベルの段階
当時、通っていたシドニーの語学学校の一般英語コースのレベルは5段階でした。
- レベル1:Elementary(初級)
- レベル2:Pre-Intermediate(初中級)
- レベル3:Intermediate(中級)
- レベル4:Upper Intermediate(中上級)
- レベル5:Advanced(上級)
もちろん各語学学校によって、テスト問題や採点の基準が異なります。
2. オーストラリア留学生活に大きな影響を与える!?入学時の英語力の重要性とは?
実際に、オーストラリア・シドニーにある語学学校での留学経験から感じた個人的な見解として、英語力の差によって生じるクラスの環境の違いや傾向をご紹介します。
注意
あくまで個人的な見解なので、すべての語学学校や学生に当てはまるわけではありません。しかし、状況は極めて近しいと考えます。
2-1. もし、語学留学への入学時の英語力が高ければ?
- 同じクラスの学生は、ヨーロッパや南米系の英語力の高い学生クラスの大半を占める
- 目的意識が高い学生が多く、周りの環境もあって英語上達の高い相乗効果が期待できる
- ケンブリッジ英検(FCEやCAE)対策、IELTSの高いスコアを狙う対策コースの移行も容易※受講には一定の英語力が必要な場合が多い
- クラスメイトの会話では、広い分野の話題や深みのある内容まで意見が交換できる
- プライベートでも英語力の高い友人と過ごすことが多い
- ローカルジョブ(時給の高い仕事)を手に入れるコネクションも生まれやすい
2-2. もし、語学留学への入学時の英語力が低ければ?
- クラスの学生は、日本人や韓国人が大半を占める環境で、休み時間も英語ではなく母国語を話しやすい環境
- 日本でも自主勉で出来る程度の中学英語を勉強するカリキュラム内容のために高い学費を支払うことになる
- 学校以外の生活でも、日本語環境の誘惑がつきまとう生活に陥りやすい(日本人の友達が多い)
- クラスの学生には、学習意欲も低い人がいる割合が高い可能性がある
- 賃金の低いジャパレス(日本食レストラン)で働く傾向がある(仕事場も日本語環境)
こういった実態を知れば、できれば、入学時から英語力の高いクラスに所属したいですよね、、、。では、入学時から英語力の高いクラスに入るには、どのような勉強をすれば良いのでしょうか。その答えとなる秘策とは?
3. オーストラリアの語学学校でレベルの高いクラスに入る秘訣とは?
英語初心者が、いきなり英語圏の語学学校に通うのは、費用対効果としても薄く、ある程度英語力を身につけてから臨む方が懸命だと考えます。ワーホリ前にある程度の英語力を伸ばす方法。その方法として2カ国留学があります。
3-1. 最近流行っている2カ国留学とは
そこでおすすめするのが2カ国留学です。2カ国留学とはフィリピン留学したあとに、ワーホリに行く留学スタイルのことです。
フィリピンにある語学学校では、英会話(スピーキング)に特化したカリキュラムが多く、複数で授業を受けるクラス制よりも、マンツーマン制(講師1人+生徒1人)の授業が人気です。英語初心者の日本人が苦手なポイントを中心に見事に?克服させてくれます(個人的な経験談)。
3-2. 2カ国留学(フィリピン留学→オーストラリアワーホリ)の体験談
実際に私自身も、フィリピン留学で有名なセブで2ヶ月間の語学留学経験があります(私の場合もそうでしたが、英語初心者の人は「最低2〜3ヶ月」は語学学校に通いたいところ)。もちろん留学前は、日本で中学英語をコツコツ自主勉を(文法や単語を中心に)していました。
セブの語学学校入学時の英語力チェックテストは「Bignner(初級レベル)」。やはり、スピーキング力が足を引っ張る結果に。しかし、苦手意識のあったスピーキング力を含めて、英語力が伸びたことを実感したのは、フィリピン留学後にワーキングホリデーで訪れたオーストラリアでした。
3-3. オーストラリアで感じたフィリピン留学後の成果は?
本場の英語圏オーストラリア・シドニーにある有名な語学学校に1ヶ月間だけ通うことに決め、前述の通り入学時の英語レベルチェックテスト結果が、その証拠となったのです。
気になるテスト結果は、「Upper Intermideate(中上級)」。
セブの語学学校入学時のレベルチェックでは、「Bignner(初級レベル)」だった英語力が、シドニーの語学学校の入学時には「Upper Intermideate(中上級)」となっていました!(前述のレベル分け基準では、5段階中の4番目のレベル)
もちろん各語学学校によって、問題や採点基準が異なることは、十分承知していたつもりです。英語圏のオーストラリア・シドニーにある名門の語学学校の基準だっただけに、当時、私自身もこの結果には驚きを隠せませんでした(といってもネイティブからすると大したことありませんが)。
その結果、シドニーでのワーホリ生活では、学校でもプライベートでも英語力の高い学生(ヨーロッパや南米出身)の友人が多くでき、仕事面では、すぐに時給の高いローカルジョブで働く経験ができたのです。
オーストラリアのシドニーにあるカジノで働くと給料ハンパない
まとめ
オーストラリアやカナダなどの英語圏の国に留学やワーホリで海外生活をすることは、素晴しい体験になると思います。しかし、せっかく周りに英語環境があるにも関わらず、「英語力に自信がないから、英語がわからないから」といった理由で、日本語環境から抜け出せなくなったり、何かに挑戦するのをあきらめてしまうのは、どこかもったいない話です。
そうならないためにも、英語初心者の人はフィリピン留学で効率的に短期間で英語力を身につけるのが、最善の方法だと考えいます。できれば、中上級以上の英語レベルに達してから、ワーホリや留学で英語圏への渡航をオススメします。
そうすれば、きっとフィリピン留学で身につけた英語力が、渡航先での留学・ワーホリ生活を良い方向へと後押しすることになるでしょう。
フィリピン留学がおすすめな5つの理由【月10万円留学は可能なの?】
2015年では3万人の留学生がフィリピン留学をしています。なぜ、フィリピン留学が人気なのか?なぜ、フィリピン留学がおすすめなのか?その理由を5つまとめました。尚、フィリピン留学は月10万円というフレーズが流行っていますが、月10万円でのフィリピン留学は無理です。