5年勤めた海上自衛隊を退職後、1年間の中国留学を経験している高瀬允晶(たかせのぶあき)さん。意外にも、中国留学をきっかけに英語を本格的に勉強したいと思ったそうです。その詳しい理由と、中国とフィリピンの留学生活についてお話を伺いました。
高瀬允晶さん
海上自衛隊を退職後、中国へ1年間留学。世界各国から生徒が集まるなか、日本人だけが英語を話せないことに焦りHELPクラーク校へ留学。
満足度 | |
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留学期間 | 14週間 |
英語力 | 初心者(留学直後のテストを白紙で提出) |
中国留学をきっかけに、英語を意識し始める
— はじめに、Helpクラーク校に来た経緯を教えてください。
英語の勉強がしたいと思って、インターネットでいろいろ調べ、遊ぶところや誘惑がなさそうな場所を探しました。セブ・マニラなどは娯楽施設が多いですが、Helpクラーク校なら近くに軍の施設しかないし、アンヘレスへ行くにはジブニーで30分もかかる。
※アンヘレスはクラークの夜遊びスポットとして有名な地域です。
勉強する環境には最適だと思ってここに決めました。近くに娯楽施設があったらおそらく遊びに行っていたと思います。
日本では海上自衛隊に5年ほど勤め、仕事を辞めたあとに中国に1年間の留学、帰国後は公務員試験のために1年間勉強していました。
それに合格したのが11月で、仕事開始まで3~4ヶ月空いたので、もう行くなら今しかないと思いました。3ヶ月半の留学期間を経て4月から仕事を始めます。
— 誘惑を断ち切って勉強しにきたのですね。英語の勉強をしたいと思ったきっかけは何でしょう?
中国留学での経験です。中国語を勉強するために1年間中国に留学したことがありまして、その学校にはアジア、中東、欧米と、とにかく世界中から留学生が集まっていました。
その中で英語を喋れないのが日本人だけで、それがすごく恥ずかしくて英語を学びたいと思うようになりました。
— 話が少しそれますが、中国に留学しようと思ったきっかけを教えていただけますか?
まず、留学費用が一つの理由です。英語圏にも行きたかったんですが留学費用を見て中国に決めました。中国の大学に通っている知り合いがいるため、行きやすいかなという考えもありました。
フィリピンは人がいい。英語力ゼロだったが、気持ちよく学べた。
はじめの頃に比べれば、英語に対して抵抗がなくなりました。外国人にいきなり話しかけられて戸惑うこともなくなりました。
例えば海外旅行先で外国人と会って話したり、英語圏ではない外国人と気軽に英語で話せるレベルにはなったかなと思います。しかしまだまだ勉強しないといけないことはたくさんあると感じています。
ここに来たら最初に『レベルテスト』というのがあるのですが、この時、僕は白紙で出しました。本当に、全く分からなかったのです笑
3週間経ってもう一度テストを受けたらいい結果を残せたので、そこから急に英語に対して抵抗がなくなりました。
— テストを受けたことによって英語の伸びを実感するようになったのですね。
数値で見れるのが一番ですね。実際に目で確認できるから自分の実力が上がっているのがよくわかる。これを毎月受験できるのと、毎週日曜日にTOEICの模擬テストを50ペソで受験できるのでありがたいですね。
— ここで3ヶ月間過ごされていかがですか?
フィリピン人は人がいいですね。ぼくはアジア圏のほとんどの国を廻りましたが、他の国と比べたらフィリピン人はフレンドリーです。
尚且つ一番やさしくて勤勉です。以前留学していた中国ではあまりにもひどい洗礼を受けていたこともあって、フィリピンはそれとはかけ離れていると感じます。
例えば中国では、先生が授業を欠席し、留学生が授業を受けられなくなったことがありました(あとで埋め合わせをすることもなし)。こちらの学校は我々が損をしないように一生懸命調整してくれます。
気持ちよく学べたことも、いい点ですね。
日本人が少なくても大丈夫。スタッフが心強く、困ることはなかった
— この学校はざっと見渡した感じだと日本人が少ない印象を受けます。なにか不安になることはありませんか?
比率は時期にもよりますね。1ヶ月前は日本人の方が多かったです。大学が長期休暇に入ったころ、30人くらいが一気に留学してきました。
我々個人で来ている人たちはレギュラーと呼ばれていて、そのレギュラー集団がいないときは日本人が多いです。トータルで50人くらいしかいないときもあれば100人以上いるときもあります。
ここは社長が韓国人、部下も韓国人、事務室のスタッフも80%くらいは韓国人です。しかし日本人スタッフがとても心強いので、韓国人の方が多いからと言って日本人の立場が弱くなることはありません。
— この学校を100点満点で評価するとしたらどれくらいですか?
100点満点中95点です。先生方のレベルと日本人スタッフの対応、食事にも満足しています。この3ヶ月間、洗濯なども含めて日々の生活で困ることが一度もなかった点は高く評価しています。
— ありがとうございました。最後に、留学後の予定をお聞かせください。
実はこのあとすぐ旅立ちます。夕方の飛行機でマニラからインドに行って2週間くらい滞在します。
あちこちを転々としたい気持ちもあるんですが、仕事の準備とか提出しなければならない書類とか、必要な手続きがあるので一度帰国します。
仕事をしていると2週間以上の長期間の休みが取れなくなるので、行くなら今のうちと思って、もうしばらくしたらカンボジアあたりに行きたいと思います。
インタビュー後記
アジアを旅した経験と中国留学を踏まえて「フィリピン人は優しい」と言う高瀬さんの言葉には、尊敬の念が込められているように感じました。
フィリピンの優しい人たち、留学生活をサポートしてくださるスタッフさんたちの努力が95点という高い満足度につながっているのだと思います。
【フィリピン留学のHELP】日本人向けのクラーク校を徹底取材した
今回は、スパルタ英語教育のパイオニアとして人気の語学学校『HELP』の中でも、初級・中級者向けで日本人比率が高いクラーク校を徹底取材してきました。HELPクラーク校の施設や寮に興味がある方はぜひご覧ください。