小峯「英太さん、ズボン穴空いてますよ…服新調したらどうですか?」
英太「負けず劣らず、小峯ちゃんも服ヨレヨレだよ。女としてどうなの?」
小峯「お金がないんです!英太さんこそ、そんな服だとモテませんよ!」
英太「じゃあコロン通りあたりに行って、激安ファッション対決する?」
もくじ
- 『コロン通り』って何?
- 『コロン』地域への行き方
- 治安は大丈夫?コロンで気をつけるべきこと5つ
- 実際に買い物をしてみた!〜激安ファッション対決の開始〜
- これが『コロン通り』で購入した服だ!〜激安ファッション対決の結果〜
というわけでコロン地域に来た!ところで『コロン通り』って何?
『コロン通り』はフィリピン最古の通りとして有名で、アヤラ等巨大モールができる以前の80年代頃が最も栄えていました。現在もコロン通りを中心に多数の庶民的なお店やレストランがあります。
日用品が安い『カルボンマーケット』、セブ島の観光地として有名なマゼランが持参した十字架がある『マゼランクロス』、元軍事基地の『サン・ペドロ要塞』もこの地域に位置しています。
『コロン』というとこの繁華街一帯を示すことになります。これぞフィリピン!という活気を体感できるだけでなく、歴史も感じることができる地域です。
『マゼランクロス』と『サン・ペドロ要塞』の参考記事:セブ島のおすすめ観光スポット10選!
『コロン』地域への行き方
タクシーで「コロン」と言えば連れて行ってもらえます。コロン通りは長いので、あらかじめ行きたい目的地がある場合はそれを伝えましょう。
ジプニーの場合は車体に「Carbon」と書いてあるものがセブシティ中に走っています。行き帰りの便があるので運転手にコロン行きか確認して乗り込みましょう。
今回はタクシーを利用し「カルボンマーケット」の近くで降ろしてもらいました。アヤラモールから20分弱で到着です。
治安は大丈夫?コロンで気をつけるべきこと5つ
庶民向けの繁華街であるが故に、コロン通りの治安は良いとは言えません。残念ながらスリや強盗といった金品類を狙った犯罪が多発しています。以下のことに気をつけて、犯罪に巻き込まれないようにしましょう。
1.必要以上の金品類は持っていかない
取られて困るような大金やカードを持っていくのは止めましょう。できればカメラやケータイも持っていかない方が安全です。盗まれてもいい物しか持っていかないくらいのスタンスで持ち物を準備しましょう。
2.夜間&単独行動は避ける
1人で行くのは避け、複数人でお互いに注意して歩くようにしましょう。夜は治安が更に悪くなります。明るいうちに行って、帰ってこれるようにしましょう。
3.目立つ服装は避ける
アクセサリーやブランド物のバックなど目立つ服装は避けましょう。日本人が複数人で歩いているだけで目立っているということを忘れないでください。少し汚らしい格好ぐらいがちょうどいいです。
4.スマホは道端で出さない
フィリピンらしい風景やストリートフード…思わず写真を撮りたくなってしまいますが、道端でスマホをいじるのは危険。盗んでくださいと言ってるようなものです。ひったくられるように取られることもあるので注意!
5.荷物は体の前でキープ!
リュックなどはスリの危険があるので避けましょう。ボディバックのように体の前で固定できるものだと安心です。
実際に買い物をしてみた!〜激安ファッション対決の開始〜
物価が安いことで有名なコロン通り界隈ではどのような洋服を購入することができるのか?いくらで全身コーディネートができるのか?実際に買い物に繰り出しました。
ごちゃついた印象の通りが沢山!人と物で溢れています。お店が沢山密集しているので徒歩で見て回ることに。
「お、ここは見るからに洋服屋さん。入ってみよう。」
記念すべき1軒目は外観に洋服が吊るされているこちら。
「うーん。着るには恥ずかしいなぁ…。」
中には派手な服がどっさり。ビニール袋に一枚一枚きれいに入っていて、まるで問屋のよう。
「何をお探しですか〜?これはいかが?」
店員さんがすぐ接客に来ました。客の数に対して店員さんが多い。ずっと後を付いて回られるので気まずい…。
「このお店…クーラーがないから熱いな…。」
2軒目。似たようなお店が似たような洋服を売っています。
「や…安い!」
スキニーパンツが150ペソ(約360円)です。
「おお!アジアっぽい荷物の持ち方の人がいる!」
なかなか良い洋服が見つからないので場所替えです。現地の人のリアルな買い物の様子を垣間見ることができます。
SALEの文字に引き寄せられ3軒目。お店がたくさんあるので、通りを歩いているだけでも面白い。
「いけてる?」
良い感じの洋服が見つからないので、遊びに走ります笑。
「パチもののスニーカーがある!」
2,000ペソ(約4,800円※)程度。バックや小物の偽物が沢山あるのでフィリピンにいると本物を身につけていても偽物に見えてくる…。あるあるです。
沢山のお店を横目に移動。靴屋さんの近くには靴屋さんがたくさん。といったように似た種類のお店が固まっています。
「早く!早く!」「ちょ…待って。」
日差しが熱い!日向は早足で移動です!できるだけ日陰を歩きたい…。
「キリがない、もうここで決着をつけよう。」
最後の4件目です。
「これは…使えるかも?!」
洋服もブランド物の偽物がたくさんあります。
「これかわいくない!?」
日本とは違ったファッション感覚の洋服が多いですが、中には日本でも売っていそうなものも!
「サイズは〜多分大丈夫!」
試着はできません。感覚でサイズを見抜きます。
「あのーこれ、エイタさんのと合わせて買うんで安くなりませんか?」
「同じのを2枚以上買わないとだめ!」
交渉虚しく割引ならず…。元々観光客相手ではない現地価格のため割引交渉は難しいです。
同じものを2枚以上買えば安くなります。12枚買うと更に安くなるらしいです。問屋の役割もしてるんですね。普通の人なら同じの12枚もいらないです…。
「ついに買いました〜!!」
約1時間半かけてお買い物完了です!喉がからっから!こちらでは自動販売機はないので、道端を歩き回るペットボトル売りの人からお水を買いました。
これが『コロン通り』で購入した服だ!〜激安ファッション対決の結果〜
ここで今一度着替え前のファッションを確認しておきましょう。
Before
英太:フィリピンに馴染む実用的ファッション。自称「素材にこだわり抜いたスタイル」※ズボン穴空いています。
小峯:華やかさ皆無…。自称「女と思われない方が安全でしょ?スタイル」
After
英太『バスケもできるインテリスポーツマン「風」スタイル』:上下トータル229ペソ(約549円※)
【内訳】オールスター「風」のワイシャツ:99ペソ(約237円※)、リーバイス「風」のショートパンツ:130ペソ(約312円※)
小峯『リゾート「風」デートスタイル』:上下トータル169ペソ(約405円※)サンダル入れても319ペソ!(約765円※)
【内訳】オフショル気味トップス:70ペソ(約168円※)、花柄スカート:99ペソ(約237円※)、ウェッジソールサンダル:150ペソ(約360円※)
2人で『青山歩いても恥ずかしくないんじゃないの?スタイル』の完成です!セブ島最安地域で揃えた洋服とは思えない!
勝者はどちらでしょうか?独断と偏見ですが、小峯です…よね?
まとめ:治安に注意してコロン通りで激安ショッピングを楽しもう!
意外にも活用できる洋服を買うことができました!ローカルな雰囲気を見て回るだけでも楽しめます。くれぐれも持ち物には注意してくださいね。
【後日談】一度洗ったら服の縫い目がほつれました…。サンダルは一度水に浸かったら壊れました…。クオリティはそんな程度です笑。
※2016年5月現在(1ペソ=2.4円計算)
撮影者:井上昂大