日帰りでホテルのプールやビーチの利用をすることができ、さらにランチが料金パッケージに含まれているデイユース。セブ島の様々なリゾートホテルではこのデイユースのサービスが提供されており、宿泊せずに丸一日をホテルで楽しむことができます。
「こぢんまりとした素敵な雰囲気のホテルのデイユースが、お手頃価格で楽しめるよ」とセブ島在住歴の長い友人から教えてもらったCostabella tropical beach hotel(コスタベラ トロピカル ビーチ ホテル)のデイユース。
セブ島へ親子留学に来ていて休日のビーチリゾート先を探している親子や、セブ市内のホテルに宿泊していて、ゆっくりビーチリゾートを楽しみたい方にぴったりのデイユースプラン。今回はコスタベラのデイユースについて、子連れにも対応した情報を徹底的にご案内します!
ホテルについて
マクタン・セブ国際空港から20分ほどのビーチエリアにあるコスタベラはマクタン島に位置し1.7ヘクタールの土地に、プライベートビーチと、2つの雰囲気の良いスイミングプールを有するリゾートホテルです。
ホテルの特徴は何と言っても南国を感じられる緑の多さ。どこで写真をとっても絵になる美しいホテルです。マクタン島に並ぶ大型リゾートホテルと比べるとこぢんまりとしていますがその分、人が少なく落ち着いています。また、スタッフがすぐに顔を覚えてくれるのでフレンドリーな印象を持つことができます。
日本人が30〜40%の割合で滞在しているので、スタッフが日本人対応に慣れているところも安心です。タクシードライバーに「マクタン島 コスタベラ トロピカルビーチホテル」と伝えれば、ほとんどのドライバーは分かってくれます。
デイユースの申し込み
ホテルに到着すると、ドアマンが迎え入れてくれます。デイユースを申し込みたい旨を伝えると、レストラン La Marinaのカウンターで手続きをするよう案内してくれます。車寄せのすぐ横にホテルロビーとLa Marinaがありますので、迷うことはありません。
カウンターでは、代表者の名前、利用を希望する大人と子供の人数、国籍などを記入します。また、ランチを希望する時間と、ランチの事前オーダー、プランの支払いを済ませます。
デイユース料金
最近セブの物価も少しずつ上がってきており、ホテルのデイユース料金も上がってきています。コスタベラも例外ではなく、年々料金を改定しています。2020年2月現在の料金は下記の通りです。
デイユース料金
大人 1650ペソ(約3,795円)
子ども 990ペソ(約2,277円)※4歳以下無料
それでもマクタン島にあるワールドクラスのホテルと比べるとお手頃感があります。なお、デイユースの利用時間は9:00〜17:00までとなります。デイユースの予約は受け付けていないので、直接ホテルに出向いて申し込みます。
私は子ども2人を連れて行ったので、合計金額が3630ペソとなり、日本円では約8,350円の出費となりました。これなら、もう少し出せば素泊まりで宿泊も可能ですが、デイユースプランには、宿泊プランにはついていないランチが付いているのが魅力です。手の込んだランチを食べているうちに、この料金でデイユースなら、最高!という気持ちになってきました。
デイユースプランのランチ内容
デイユースのランチはLa Marinaで提供されます。テーブルは大変広く、オープンエアーのレストランなので、風がきもちよく開放感があります。プールエリアの緑が映えて南国感を楽しむことができます。
日曜日のみ12:00〜13:30までのランチビュッフェとなりますが、それ以外の日は、コースメニューとなります。キッズメニューと大人のメニューの2種類が用意されていますので、まずは大人のメニューからご紹介していきます。
大人のメニュー
メイン料理は、バーベキュー、ポークチョップ、魚料理、ハンバーガー、サンドイッチ、スパゲティーなど13種類のメニューから選ぶことができます。そのうち2種類はベジタリアン用のお料理となります。
バーベキュープラッターは、シーフードやチキン、ポークのBBQなど様々なものを食べることができ、見た目もゴージャス。
グリルド ボーンレス バンゴスはフィリピンの国の魚であるバンゴス(ミルクフィッシュ)をバナナの葉っぱで包んで調理したもの。魚の骨は取り除かれており、野菜が中には入って食べやすく、つけ合わせのしょうゆとお酢を混ぜたソースをつけていただきます。こちらもフィリピンらしい一品です。
次に、白米か季節のご飯の2種類から選びます。デザートはトロン(春巻きの皮でバナナをまいてあげた伝統的なフィリピンのお菓子)&アイスクリーム または、フルーツ盛り合わせから選ぶことができます。
ドリンクは、ホットコーヒーと紅茶以外にも、アイスティー、ガヴァジュース、ダランダン(柑橘系)ジュースから選ぶことができます。ジュースは全て加糖済となり、プールやビーチで泳いだ後の疲れた体を癒してくれます。
子どものメニュー
ミートスパゲティー、チーズピザ、フライドチキン、ハンバーガー、テリヤキ丼の5種類から選ぶことができます。どれも子どもの好きなメニューですし、キッズメニューと言えどもボリュームがあり食べ応えがあります。実際にお友達ファミリーと合計5人の子どもがいましたが、プールで遊んでお腹がペコペコだったこともあり、完食していました。
デザートはアイスクリームとなっており、マンゴー、ストロベリー、チョコレート、バニラなどから好きな味を選べます。ドリンクのチョイスは大人と同様となっており、コーラなどを頼む場合は別料金となります。
更衣室&シャワールーム
セブでデイユースを受け入れているホテルでも、意外と更衣室がないホテルや、屋外にしかシャワーが設置されていないホテルもありますが、コスタベラには男女別の清潔な更衣室があります。また、更衣室内に設置されているシャワールームも広くてきれいです。ただし、シャンプーやボディーソープなどの用意はありませんので、利用を希望する場合は持参する必要があります。
ロッカーはありませんが、トランクなどの大きな荷物がある場合はフロントで預かってもらうことが可能です。なお、バスタオルを借りる場合は、1枚100ペソで借りることができます。
遠浅で安全なビーチ
フィリピンらしい白砂のビーチは足裏に心地よく、遠浅の海は小さなお子さんでも楽しめます。海の中に入ると、海藻などがあったり滑りやすかったり、石などがある場合があるので、気になる場合はウォーターシューズを履いておくと安心です。
桟橋を通ると、大人でも泳ぐことのできる深さの海に出ることができます。大人が泳いでいるのはもちろん、私が訪れた時には小学生以上のお子さんが沖に浮かぶ大きなフローターから海に飛び込み、またフローターに登ることを繰り返して楽しんでいました。
小さな魚を見ることができることもあるようですが、基本的には泳いだりカヌーを楽しむことのできる海となっています。
ビーチには、ビーチチェアがならなんでおり、ゆったりするのにぴったりです。もちろんレストランからカラフルなドリンクを持ってきてもらったりすることもできます。好きな音楽を聴いたり、お昼寝をしたり、おしゃべりをしたり、くつろいだ時間を過ごすことができます。
コスタベラは朝早くから場所取りが繰り広げられている様子はありません。ホテルスタッフに理由を尋ねたところ、ホテルゲストの多くは、シティーツアーやアイランドホッピングに出かけており、ホテルには寝に帰ってくる方も多いのだそう。
小さなお子さんにはビーチ横にある公園がおススメです。ブランコやすべり台などの遊具があり、幼稚園くらいのおこさんが楽しめます。ちょうど近くにトイレもあるので、お子さん連れには便利です。
プール
こじんまりとしたプールが2つあります。プールにあしらわれたタイルが美しく、光を受けて水がキラキラと見え、雰囲気がとても良いです。また、プールの周りには緑が配置されていて、まるで自然の中にいるような気持になります。
レストラン近くにあるプールは2歳くらいのお子さんでも入ることのできる水深のものと、大人の背丈が必要なものが併設されています。両プールはつながっていますが、境目が分かりやすいように、ロープが張られています。
また、ビーチよりのプールには滑り台があり、短いながらもスピード感があります。大人も楽しむことができますし、まだ泳げない小さなお子さんがチャレンジされる場合は、水深の深いプールに着水することになりますので、浮輪をして滑るようにされていました。ただし、浮輪に穴が開く場合がありますので注意してくださいね。
タクシーの手配
帰りのタクシーはホテルのロビーでお願いすると呼んでもらうことができます。私たちの時は迎車料金としてタクシードライバーからメーター料金に50ペソを上乗せするよう直接要求されました。あまりにも法外な料金を請求される場合は、交渉してみてくださいね。また、なるべくトラブルの可能性を避けたい場合は、タクシー配車アプリのGrabでタクシーを呼ぶ方法もあります。
まとめ
私は今回、子どもたちとコスタベラのデイユースを利用してみて、満足することができました。大人の立場からすると混み合わないビーチでゆっくりすることができたところと、食事内容が良かったことが理由にあげられます。
また、子どもたちはホテルプールにおいてあるボールで遊んだり、泳いだり、すべり台をしたり、思い思いに楽しんでいました。6歳の息子はビーチエリアにある遊具が楽しかったようですし、9歳の娘は友達とプールで遊んだことが良い思い出になったのだそう。お料理も美味しく完食していましたし、デザートのアイスクリームが嬉しかったそうです。
帰りには、別途料金にはなりますがレストランでチーズケーキと、ホットチョコレートを食べて帰りました。ケーキが150ペソとホットチョコレートが100ペソで、そこにサービス税が課税される程度ですので、日本円にして合計650円ほど。日本の物価と比較すると大変お手頃です。
何か質問がある場合は、ホテルのmessengerからメッセージを送ると、日中であれば素早く返信をしてもらえます。ただし、英文での対応となります。
デイユースのお値段は少々値上がりはしているものの、コスタベラの雰囲気の良さや施設の清潔さ、シャワールームや更衣室のある利便性を考えると、現在の料金でもまだ許容範囲だと思います。もしもマクタン島のお手頃なホテルのデイユースをお探しの場合は、こちらのホテルも検討してみてくださいね。
コスタベラトロピカル ビーチ ホテルの基本情報
ホテル名 | Costabella Tropical Beach Hotel |
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住所 | Buyong Mactan Island Cebu 6015, Philippines |
電話番号 | +63 32 238 2700 |
公式サイト | Costabella Tropical Beach Hotel HP |