9年間携わった仕事を退職し、バリスタになるという夢に向かって本格的に歩み始めた金森さん。バリスタになるのに、なぜ英語留学なのか。そしてなぜバギオのBECIなのか。その経緯と関わりについて、お話を伺いました。
金森集子さん(30)
オーストラリアのゴールドコーストに訪れたのをきっかけにオーストラリアで働くことを目指す。3ヶ月間のBECI留学後、ゴールドコーストにワーキングホリデー予定。
留学先 | BECI |
---|---|
満足度 | |
留学期間 | 3ヶ月 |
英語力 | 海外ドラマを字幕で見る程度 |
オーストラリアで働きたい!が原動力に
名前は金森集子といいます。
— 現在ご年齢はいくつになるかお聞きします。
30です。
— 留学前まではどういったことをされていましたか?
日本で9年間クリエイティブの仕事をしていて、映画関係の会社に勤めて広告やポスターのデザインをしていました。それと、全然違う領域なのですが、いまは将来自分のお店が欲しくて、三年前から土日を使ってバリスタのトレーニングをしています。
— 今は休職中ということですか?
辞めました。去年色々と限界を感じるようになって、本当にすごく悩んでいた時期がありました。それで、当時の仕事や転職のことを考えている際に、自分が本当にやりたい仕事は飲食関係やバリスタの方だと思って。
— なるほど。では、今回の留学という選択肢が出てきたのはいつ頃でしたか?
ワーキングホリデーでオーストラリアのゴールドコーストにいる姉のもとへ、母と遊びに行きました。そこでお店のクオリティや、バリスタのサービスの洗練度に感動して、素直にこんな所で働きたいと思ったのがきっかけですね。
帰国してエージェントの方に相談すると、「目的が明確なら日本で仕事をしながら学ぶより、海外に行ってしまったほうが早いよ」とアドバイスされました。それを再度姉に相談したところ、2〜3ヶ月フィリピンに留学してからオーストラリアに来る人が結構いると聞き、「そっか、そういう選択肢もあるのか」と。
環境、コミニケーションを軸に
— その中でもバギオに決められたのは、どういった経緯だったんですか?
相談した知人がセブとバギオ留学の両方を視察したことがあり、どちらも凄く良かったと聞いていたのでフィリピンが気になっていました。でも、セブでは遊ぶだろうとも言われました笑。
— そうですね。私たちもセブとバギオそれぞれ滞在していて全然雰囲気が違うと感じます。
私の場合には目的がはっきりしているし、性格など色々鑑みた結果バギオになりました。バギオの気候は過ごしやすいし、大げさにいうと隔離されているような立地状況から、集中しやすいというのが決め手です。
— その中でもBECIを選ばれた理由を教えてください。
とにかく環境がいいということです。日本を長く離れるのは初めてで不安も多く、3ヶ月も滞在するのであれば、比較的きれいでストレスのない場所、かつ、ライフラインが揃っている所が良いなと考えました。そこで色々調べていると、自分の中でBECIが一番ヒットしました。
— 実際に来る前の英語力や事前勉強はいかがでしたか?
姉から大人用の中学レベル基礎英語テキストを1冊貰ったぐらいで、特に何もしてないです。
あとは日本でよく海外ドラマを字幕で見てたので、聞くのはなんとなくわかるかなといった感じです。
— 留学前に卒業する頃には、このぐらいのレベルまでになっていたいなという目標はありましたか?
今後のバリスタの仕事を考えて、とにかく会話、カンバセーションを楽しめるようになりたいっていうぐらいですかね。なのでTOEICで何点とりたいとかは全然なかったです。
英語学習を通しての成長
— 現状は2ヶ月とちょっと経過したところですよね。手応えはいかがですか?
プログラムをとにかくスピーキングをメインに全部組んで、2か月ずっとやってきたのでスピーキングが上がったのが大きいですね。
— ちなみにコースは?
ESLです。
— 授業のコマ数とかは、どれぐらいですか?
グループ4コマ、マンツー2コマという配分から、初日にグループ3コマとマンツー3コマに変えました。マンツーは先生との相性やレベルのばらつきがどうしてもゼロではないと感じたからです。そして将来的なことを考えても、大勢の中で自分の意見を言えるようになりたいと思っているので。
— 授業の形とか各クラスで違うと思いますが、おもしろかった授業や印象的なことはありましたか?
1つのグループ授業がすごく難しいクラスだったのですが、内容自体はどこの国も悩みって一緒だなと感じるトピックや、ごくありふれた話題を題材に勉強するところが凄く面白かったです。例えば、マザコンについてとか笑。ただその分ちゃんと自分の意見を持っていないと、英語ができても喋れないこともあるなと感じました。
— 本当にそうですよね、その人の中身の部分。何か英語ができる、できないじゃない部分がある。
それと先生方が、英語が喋れないことが悪いのじゃなくて、英語を喋ろうとしないことが悪いと言ってくれる。絶対諦めるなと何度も言うんです。できる!できる!って何度も。それが印象的でした。
夢のオーストラリア生活に向けて
— ありがとうございます。留学後は、そのままオーストラリアに行かれるんですか?
一旦、日本に帰ります。バリスタ道具等もあるので。
— 期間はどれぐらいですか?
半年間はゴールドコーストで過ごそうと考えています。うまく仕事とか見つかったりすれば、そのまま滞在したい。
一方で、移動もしてみたいしセカンドビザをとりたい気持ちもあるので、行く前からあまり決めない方が良いかなとは思っています。
現地で情報を集めつつ動きます。
— バリスタトレーニングやオーストラリアでのワーキングホリデーを経て、中長期的な目標はありますか?
日本を離れてみて、解放されると何か様々なことに執着していたのがわかりました。今回の英語留学一つ取っても、バリスタを通して色々な国の人とコミュニケーションをとりたいとか、オーストラリアのコーヒーショップで働いてみたいとか、同時にWBC(ワールド・バリスタ・チャンピオンシップ)にも出たいとか、最初は多くのことを意識してました。
しかし、今はちょっとでも長くオーストラリアで働きたいなと思っています。その先は、オーストラリアで実際に過ごしてみてからといった感じです。
— ありがとうございました。インタビューは以上となります。
インタビュー後記
自分の本当にやりたいことを仕事にするために、バギオでの留学を選んだ金森さん。日本語でも英語でも、まずはきちんと自分の意見を持つことを大切にし、真っ直ぐに夢に向けて邁進する姿に感銘を受けました。BECIでは夢に向かって真っ直ぐ進むための環境が揃っています。明確な目的のための手段として魅力のある選択かもしれません。
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