フィリピン留学というとセブ島とバギオが有名です。どちらも一長一短なので、両都市の特徴を知った上で自分の目的に合わせて最適な方をチョイスしましょう。
本記事では、バギオ留学とセブ島留学を様々な視点から比較してみました。(本記事は2019年5月に更新されました。)
気候:「暑いor寒い」どちらが苦手?
暑いのが苦手な人は避暑地のバギオ!
平均気温は16~27℃。夜は肌寒くなるので長袖必須です。6月〜10月が雨季。
寒いのが苦手な人は常夏のセブ島!
平均気温は26~32℃。1年中半袖で過ごせる気候です。クーラー必須!。6月〜12月が雨季。
どちらも雨季がありますが、期間中ずっと雨が降っているというわけではなく、1日のうち数時間スコールがあるイメージです。
参考:フィリピンセブ島の気候と雨季を徹底分析
参考:【徹底解説!2018年度】バギオの人口・地理・気候・歴史・治安をまとめてみた
治安:夜遊びやスリルを楽しみたい?
夜遊びなんかより治安が第一優先な人はバギオ!
他都市に比べて犯罪率が低く安全と言われています。学園都市のため夜遊び場は規制されているそう。ぼったくり被害も少なく、女性でも安心!
夜遊びで気分転換したい人はセブ島!
バーやクラブなど夜遊びスポットが充実。フィリピンの中では治安は良い方ですが、スリ等の軽犯罪が多発しています。
もちろんどちらも外国です。どこが安全でどこが危険とは言い切れません。貴重品には特に気をつけて、自分の身は自分で守る必要があります。
物価:できる限り節約したい?
とにかく節約したい人はバギオ!
セブと比べると若干物価が低いバギオ。フルーツ・野菜は半額ほどで購入できます。タクシーの初乗りも安く、治安が良いためジプニーも活用しやすい!
節約よりも買い物を楽しみたい人はセブ島!
日本と比べたらもちろん物価は安いですが、世界的に有名なリゾート地のため他地域に比べ若干物価が高め。その分、沢山のお店があるので買い物を楽しめます。
当たり前ですが、どちらの地域でも遊び方やレストランによってコストが大きく異なります。最後は自分自身のお金の使い方次第です。大金を使う誘惑が多いのはセブ島かもしれません…。
学校:スパルタ式で英語に集中したい?
強制的に勉強するスパルタ環境で頑張りたい人はバギオ!
スパルタ式の学校が多いバギオ。学生・先生も英語勉強に対して意識が高い人が集まるため、英語だけに集中しやすいです。
自己管理して勉強できる人はセブ島!
比較的自由な校風が多いセブ島。日本人比率が多めなので、流されやすい人は勉強に集中し辛いこともあるかも…。
上記はあくまで一般的な傾向で、学校やコースによって校風は大きく異なります。ここに関しては場所というより学校による部分が大きいです。その他バギオとセブ島の学校の特徴は下記の通りです。
バギオ | 伝統校が多く比較的安価。4週間以上からの受け入れが多く長期滞在者が多い。韓国資本の学校が多いのでアジア各国からの留学生が多い。 |
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セブ島 | 学校数が多いので、超短期・親子留学・ホテル滞在などニーズに合う学校を選びやすい。日本人比率が高め。 |
先生:先生の発音や質にこだわる?
より上のレベルを目指すため、先生の質にこだわりたい人はバギオ!
学園都市のバギオでは学校が講師を採用しやすいため、生徒満足度が低い先生は契約を切られてしまいます。そのため全体的に質が良いと言われています。
初心者なので先生の質よりも楽しさ重視な人はセブ島!
英語学校が多いため、先生は取り合いです。より良い待遇を求め転職を繰り返す先生が多く、繁忙期には経験が少ない人が臨時で雇われることもあるそう。ですが、先生はフレンドリーで授業は楽しく受講できることがほとんどです。
こちらも一般的に言われていることであり、地域よりも学校の待遇やカリキュラム、トレーニングによる影響が大きいです。
アクセス:バスでの長距離移動に耐えられる?
長距離バス移動が大丈夫な人はバギオ!
マニラから5〜7時間のバス移動が必要。クーラーが強いため、冷房対策は万全に!ある程度の人数がまとまって一気に移動します。
長距離バス移動なんて無理な人はセブ島!
セブのマクタン空港からタクシーで3〜40分程度で大体の学校には移動完了。移動が容易なため、頻繁にピックアップサービスがあります。
正直、バギオは空港からのアクセスが悪いです。治安が悪いと言われるマニラ経由が心配な人もいるかもしれませんが、学校のスタッフが迎えに来てくれるのでそこは安心です。
個人で移動する場合には下記の記事をご参照ください。
参考:マニラからバギオへバスで行く方法【2016年版:詳細まとめ】
街中日本人比率:日本人が少ない環境が良い?
街中でも日本人が少ない方が良いならバギオ!
街中で日本人を見かけることが少ないです。日本食屋さんも数件のみ。日本人かな?と思ったら韓国人のパターンが多いです。
日本人がいても気にならないならセブ島!
日本人がゴロゴロいます。有名観光地やモールに行って日本人を見かけない日はないほどです。その分日本食レストランや日本製品が購入しやすく生活しやすい利点も!
学校内の国際比率は学校や時期によって大きく左右されるため、街中の日本人比率をご紹介しました。間違いないことは、どこに行っても日本人はいます!
アクティビティ:山と海どっちが好き?
山が好きな人はバギオ!
意外にも2時間程度で海に行けるバギオですが、乗馬やゴルフ、ハイキングなど山アクティビティの方が充実していることは明らか。水着なんか着たくない!緑に癒されたい!という人には最適です。
海が好きな人はセブ島!
世界的に有名なオーシャンリゾートであるセブ島。海関連のアクティビティは選びきれないほどあります。日本より安価で楽しめるダイビングなどが趣味の人にはうってつけです。
まとめ:結局は地域差<学校差?
いかがでしたでしょうか?あくまで一般論ですが、勉強に集中したいならばバギオ留学と言われています。
ただ、地域というよりも学校方針が個人の目的や好みに合っているかどうかの方が大切だと思います。上記は頭の隅に置いて置くぐらいで、学校ごとの特徴を調べ、満足いく留学先を見つけていただければ幸いです。