フィリピン留学では「授業時間数が多い=効果的」とする風潮や、授業時間数を売りにしている学校さんもあります。確かに授業を一日中受けたいという方がいらっしゃるのも事実です。
今回はこの授業時間数について考えてみたいと思います。
もくじ
授業の長さは効果ではなく、負担に変わる
7時間授業のうち、マンツーマンが5時間あるとして、そのうちの半分を皆さんが話したとしたら、2時間半話すことになります。グループなども含めれば3時間ぐらいでしょうか。
一日に3時間話すというのは、一切気を使わない日本語ですら大変な疲労感を伴います。ましてや頭を使いながらの英語での疲労感は日本語の比になりません。
さらに授業は予習、本番(授業)、復習の3点セットです。予習と復習の合計時間は本番と同じ程度かかりますから、7時間授業をすれば、7時間追加でかかります。つまり、一日14時間もの時間を机に向かったり、話したりすることを意味します。これは本当に大変です。
これは私の体感ですが、平均的に見れば7時間授業前後が集中してやれる限度だと感じています。中には12時間授業みたいな学校もありますが、ほぼ間違いなく予習と復習は追いつきません。授業数が多すぎて予習と復習ができないというのは本末転倒です。
授業時間数は後で増やせるように申込みましょう
では申込み時に授業時間数をどうすれば良いのかという話になりますが、これは現地で様子を見ながら増やせる契約にするのをお勧めします。(できない学校もあると思いますが)
私の知る限りですが、授業を受けた後に授業時間数を減らしたいと言っても返金がされることはありません。(学校が授業数を計算した上で事前に先生の手配をしているため)
ですので授業時間数を少なく申し込んだ上で、もう少し授業を増やしてみたいなと思ったら追加料金を払って追加するというのが良いと思います。こうすれば自分に合わせて授業時間数を強弱できるため、より効果的な留学が期待できると思います。
まとめ:授業時間数は自分の体力と相談して余裕を持たせる
申し込む時にまずは多い=良いと考えるのではなく、自分にとって何時間ぐらいが耐えられる範囲なのかを考えてみましょう。実際に授業を受けてみないと見えないことはたくさんあるのでピンとこない人も多いと思います。その場合は少なめに申し込んで、後から増やすというのをお勧めします。
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