フィリピンの中でもIELTS留学のパイオニアとして知られるCNS2。IELTSのスコアアップに絶大な自信を持つCNS2ではどんな授業が行われているのでしょうか?その謎に迫るべく授業を体験してきました。
レポーター:岩辺智博(23歳)
インタビュー・コラムライター。フィリピン(セブ)、インドでそれぞれ1ヶ月語学留学の経験あり。イングリッシュネームはTom。
取材期間 | 1日 |
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英語力 | 日常会話程度 |
満足度 | |
ズバリ | 毎日が本番! |
詳しい料金やコースはこちらへ。
『CNS2』の概要
CNS2はIELTS特化型のアカデミーです。「サバイバル」というスローガンの通り、和気藹々というよりは緊張感を感じる雰囲気でした(※生徒同士の仲が悪いというわけではありません)。そんな高い指導水準を守るため、CNS2では講師は全員直接雇用で厳しいトレーニングを受けられているそうです。
また自習室は24時間開放されています。マネージャーのお話では、深夜2~3時まで勉強している生徒もいるそうです。興味深いデータとしては、2016年度の生徒の1割がリピーターなのだとか。休暇期間に留学した学生が、確信を持って再びやってくるのだそうです。
IELTSスピーキングクラス
今回マンツーマンのIELTSスピーキングクラスを担当してくださったのはJoanne先生。バギオ内の他の語学学校でも勤務されていた経験を持つベテランの先生です。
「はじめまして」のやりとりを交わすとJoanne先生が早速授業モードに入ります。
岩辺「一応大丈夫かな。」
Joanne先生「じゃあ今日は実際にテストしてみようと思うけど大丈夫?」
岩辺「え!お、OK(久しぶりだな…)」
IELTSスピーキングのテスト形式
簡潔に説明すると、IELTSスピーキングの試験は3つのパートから成っています。3つのパートすべてを合わせて11~15分で進行されます。
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パート1
ここでは受験者自身、または身の周りの環境についての質問がいくつかされます。聞かれたトピックに対してYes/Noで答えるだけでなく、なるべく情報量を多めに回答しましょう。
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パート2
次のパートでは最初にトピックカードが渡されます。そこには1つのテーマとそれに関する3つの質問が書かれています。最初に設けられた1分の自由時間で、それらに対する回答のイメージを頭に描きます。またその際に紙とペンも渡されるのでメモすることもできます。
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パート3
パート2に関連した質問に対して応対します。やや抽象的な質問も多い傾向にあります。
※なおこれらの試験はすべて録音されます。
Joanne先生「それじゃあこれからパート2をしようかしら。トピックはこれね!」
トピックカード
Describe a person who is the most creative you know.
(あなたの知っているもっともクリエイティブな人について説明してください。)
Who the person is(その人はだれか?):
What does the person do)(何をしている人?):
what is creative in it(その中で何が創造的なのか?):
岩辺「お、これなら答えられるかも!」
(1分間メモ)
岩辺「えっと、もっともクリエイティブな人。それはスティーブ・ジョブズです。彼はAppleを(あれ…立ち上げたって何て言うんだっけ…)…作った人です。」
岩辺「今日とても多くの人がiPhoneやiPodなどを持っています。とても多くの人が(同じ切り出しを続けて使っちゃった…)Appleの製作した機器(machineじゃなくてdeviceを使うべきだったな)を使って生活しています。
そんな最新の機器を世に出し続ける彼ですが、若い頃にはインドに旅をして瞑想に興味を持ったり、日常の何気ない場面から…アイデアを発見するところがクリエイティブかと思います。」
(タイムアップ)
Joanne先生「じゃあ順にフィードバックしていくわね。まずしっかり質問には回答できていたわ!ただ気になる点もいくつかあるわ。」
岩辺「なんとなく思い当たる節もいくつかあるなあ…」
Joanne先生「まず自分の意見に自信が無さそうに感じることがあったわ。合ってるかな?という気持ちが表れすぎてしまっているわね。だから何度か同じことを確認しているように聞こえたの。他にも次のセンテンスに入る前に“Ah”とか“so”とか、そういったつなぎ言葉が多かったわ。これはfillerと呼ばれるクセだからなるべく減らしていけるようにしていきましょう!」
岩辺「なるほど…!」
授業はこうしてテスト実践、そしてフィードバックという流れで展開されていきます。そして最後には実際の採点基準に沿って点数を教えてもらえます。毎日緊張感のある中で実践し、改善しながら場数を踏むことで着実にスコアアップにつなげていけるのではないでしょうか。
スピーキンググループクラス
続いて参加させていただいたグループクラス。Jennifer先生の提示するトピックについてそれぞれ意見を述べていきます。発言の機会の多い授業です。クラスは日本人生徒と台湾人生徒それぞれ2人ずつと筆者で構成されます。この日のテーマは「Friend」。いったいどんなクラスになるのでしょうか?
Jennifer先生「早速だけど“Friend”ってワードは他にどんなパラフレーズ(※)があるかした?」
※同じ意味で用いることができる別のワードやフレーズ
台湾人生徒「buddyは?」
Jennifer先生「相棒という意味ね!いいじゃない。他には?」
日本人生徒「palはどうかな?」
Jennifer先生「仲良しというときに使うわね。」
岩辺「mateもそうだよね?」
Jennifer先生「仕事仲間や相棒の意味があるわ。こうやって“friend”っていう単語一つにしてもまだまだ出てきそうでしょ?IELTSのスピーキング試験では、同じ意味のことでも多彩に表現することで高い評価が得られるから、常に言い換えることを意識するといいわね!」
他にも…
例)good
- admirable(立派な)
- valuable(貴重な)
- generous(寛大な)
- loyal(誠実な)
- kindhearted(親切な、心優しい)
その後はマンツーマンクラスで行ったパート2の試験のような問いをラフな感じで順に述べていきます。「Friend」をテーマに以下のような質問に答えていきます。
Who would you rather follow your friend’s or family’s advice?
(あなたは友達か親、どちらのアドバイスを参考にする?)
What kind of friends do you like to have?
(あなたは持つとしたらどんな友達が良い?)
上の質問はYes/Noで答える形式ですね。最初に立場を示した上で、どんな意見を持っているかを提示します。下の問いはあらかじめ意見を求められています。論理的な回答を求められます。
これらに対する回答にはwhoやthatなど関係代名詞を用いる生徒が多く見られました。教室の雰囲気もさすがにIELTS対策を日々しているだけあって、テンポも良くハイレベルなスピーチが多く感じました。
こんな風にその日のテーマを基に、試験で聞かれうる質問への答え方を練習します。授業を受けてみて、IELTS試験の場合はTOEICと比べても、英語能力はもちろん、アカデミックな知識や日常への考察意見なども必要だと思いました。その分、ネイティブ圏の日常への実用性もあるのではないでしょうか。
ちなみにJennifer先生は「Friend」についてこうおっしゃっていました。
No man is an island.
“Nobody can live alone.”と同意だそうです。こうしたおしゃれなフレーズも教えてもらえるかも?試験以外でも使いたいですね!
まとめ:毎日が本番!緊張感ある環境で日々成長
CNS2の授業風景はいかがでしたか?講師陣はもちろん、周囲の生徒のレベルがとても高い印象を受けました。良い意味でピンと張り詰めた空気があり、毎日が本番という心持ちで留学生活を送れるかと思います。
IELTSのスコアアップを狙う人には間違いなしの環境です。
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【徹底取材】バギオのIELTS特化型校CNS2の寮・食事・講師
バギオにあるIELTS特化型アカデミーCNS2についての紹介記事です。施設面でとりわけ推しているわけではない分、経験豊富な講師陣を備えるなどカリキュラムに自信を感じます。IELTSを確実に伸ばしたい方必見です。
CNS2(バギオ)のコース/料金
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