海外では日本食レストランの存在がありがたいとはよく言われますが、セブ島においてはもはや日本食レストランの店舗数よりも質の方が求められはじめているように体感します。
そんな中で特に舌の肥えた日本人が厳しく査定するのがラーメン屋。今回はセブシティに新たにオープンした本格派豚骨ラーメン店博多一幸舎の取材をしてきました。
【激ウマのみ】セブ島の日本食レストラン8選【どれがお好みかな?】
もくじ
博多一幸舎の場所・行き方
博多一幸舎はトップスへ向かう拠点となっているJYスクエア内にあります。モール周辺にはバイクタクシードライバーが無数にいます。
モールの1階に赤い大きな看板に日本語の文字が見えてきたらそこが博多一幸舎です。モール内からと駐車場の両側から入店できるようになっています。
博多一幸舎の雰囲気
外観
JYスクエアの駐車場側から見た博多一幸舎です。夜は特に赤い看板が目立ちます。外から見ても店内にはお客さんが溢れているのがわかります。
店内
ラーメン屋というとカウンター席ばかり?と思いきやそこはやはりフィリピン仕様。ファミリーや友達同士など大人数で行っても大丈夫なようにテーブル席も充実です。
お客さんの回転の激しい店内には日本語が溢れています。ただし、必ずしも客層は日本人とは限らず、むしろ自分以外には日本人客は見受けられませんでした。
博多一幸舎のメニュー
こちらが博多一幸舎の看板メニューです。周りのお店に比べて少々値段は張りますが、それだけ期待できることは店内に漂う豚骨の懐かしいニオイでわかります。
他にも塩豚骨、黒豚骨、神炎などパーソナリティ豊かなラーメンたちがメニュー表に並びます。ゴッドファイヤーとは…!?
博多ラーメンの相棒といえば、もちろんどんぶりも欠かせません。どうせならばっちり決めましょう!
博多一幸舎の予算目安
各種ラーメン | 290~490ペソ(660~1100円) |
---|---|
サイドメニュー (どんぶり・唐揚げなど) |
50~180ペソ(115~410円) |
ドリンク | 60ペソ〜(140円~) |
博多一幸舎についてやたら詳しいおじさんにおごってもらった
以前から気になっていた博多一幸舎の取材。オープンして間もないという本格派豚骨ラーメン店にラーメンソムリエとしての血が騒ぎます。
岩辺「博多一幸舎の看板か情熱のたぎる俺の血、どっちが赤いか今日は勝負だぜ。」
謎のおじさん「何ひとりごと言ってるの?」
岩辺「あ、すいません…えっと、今日はこちらのラーメン屋を取材したいと思ってきたんです。」
謎のおじさん「なーんだ、そうなんだ。じゃ、まあ入ってよ。」
岩辺(なんだ、なんだこの展開…)
(中略)
岩辺(なぜか向かい合って座ってしまった…)
謎のおじさん「どれにする?今日はぼくが出すからなんでも言ってよ。」
岩辺「は、はい。」
(え?おごり?まあいいや。ラッキー!!)
謎のおじさん「博多一幸舎ではね、こうやってオーダーシートにメニューを記入するんだ!」
岩辺「へー、日本のラーメン屋さんみたいですね!」
謎のおじさん「うんうん!ちなみにね、麺の硬さやトッピングもここで書くんだ。」
岩辺「すごい!あのー、取材なので一応どんぶりも頼んでいいですか?」
(いける?もしかして、いける?ニヤニヤ)
謎のおじさん「いいっていいって!今日はなんでも頼んでよ。」
岩辺「ありがとうございまあす!」
(やったね!それにしても気前いいなあ…)
はじめにやってきたのが、博多一幸舎の王道、特製豚骨ラーメンです。どんぶりから溢れ出したチャーシューのこの迫力!470ペソ(約1060円)と少々お高めですが、それでもこのクオリティにはさすがに脱帽です。
おじさんにカメラを委ねてひたすら食べます。スープのまろやかさとバリカタの麺にニヤニヤが止まりません。
黒豚骨ラーメンも頼んでみました。やっぱり実食あるのみです。うん、素晴らしい香ばしさです。もうこの時点で「明日も来たいな」なんて考えていました。向かいのおじさんが微笑みながらぼくを眺めています。お値段は特製で490ペソ(約1100円)。
もうこうなったら神炎も降臨させましょう。ゴッドファイヤーです。暑いセブ島をさらにアツくしてくれるこのラーメン。値段はこちらも特製で490ペソ(約1100円)です。
ラーメンについては言葉にするよりもこちらをご覧いただければと思います。
追加で頼んだチャーシューマヨ丼がラーメンの女房役。愛知県出身のぼくにとって女房役といえば元中日ドラゴンズの監督であり、現役時代に正捕手を務めた谷繁選手の他にはいないはずでしたが、博多一幸舎のチャーシューマヨ丼は見事に女房役にはまりました。こちら150ペソ(約340円)なり。
からあげ丼の香ばしさもグッときます。180ペソ(約410円)です。
若手日本人リーダーによるキッチン指導
こんなにうまいラーメンめし、一体どうやって作っているのでしょうか?と思っていた矢先、おじさんがキッチンに向かって何やら声をかけています。一体このおじさんは何者なんだろうか…。
そうこうしていると中から精悍な日本人男性が出てきました。彼こそが、博多一幸舎セブ支店のキッチンマネージャーの前田清志郎さん。なんと私岩辺と同じ24歳にして1つの店舗のキッチンをまとめているのだそうです。
あのラーメンのクオリティは前田さんの日々の努力とそれに応えるフィリピン人スタッフによって守られているのですね。前田さんはセブ支店の前にはオーストラリア・メルボルンで修行を積んで今に至るそうです。同い年として今度ゆっくりお話したいものです。
おじさんの正体は?
満腹になったところでふと正気になると目の前におじさんが座っていることを思い出しました。
岩辺「あのー、ごちそうさまでした。ところであなたはここで何をされているんですか?」
謎のおじさん「ぼく?ぼくはこの博多一幸舎の隣のビルに入っている語学学校3Dアカデミーで軽く社長をしてるんだ。軽くね。」
森田裕さん
IT系企業の海外展開部門の責任者を担当。退職後3Dアカデミーに学生として留学し、数カ月後社員として採用される。その後、手腕を認められ社長になる。
フィリピン留学の3Dってどんな学校なのか社長に直接聞いてみた
岩辺(社長キタァァァァァッ!!)
(40分後…)
森田社長「そうそう、まあ3Dアカデミーではワーホリや世界一周のコースも新設してもっともっと日本人の学生さんに来てもらいたいってわけなんだよ!」
岩辺「なるほどですね〜」
森田社長「でもさあ、普通に考えて素晴らしいと思わない?本格派豚骨ラーメンが隣で食べられる学校なんて多分3Dアカデミーだけだよ!」
岩辺「へ〜」
(そろそろ帰りたいな。)
コスパ最強『3D ACADEMY』徹底取材【フィリピン留学の格安1位】
(1時間後…)
森田社長「ぼくがはじめてセブに来たころにはこんな日が来るなんて思わなかったんだ。ラーメンの香りが恋しくて時々枕を濡らしたことだってあったよ。」
森田社長「でね!やっぱりフィリピンの人たちは本場の味を知らない分どうしても再現することができなくてね…」
森田社長「それからね…」
森田社長、ごちそうさまでした。
まとめ:セブ島には帰りたくなる博多があった
2016年12月にオープンしたばかりの博多一幸舎セブ支店。決して価格帯は安くはありません。それでもお昼、夕どきには並ぶ覚悟をしなければならないのは確かなクオリティと一度来店したお客の心をガッチリ掴むラーメン1杯をつくることへの姿勢によるものなのかもしれません。セブ島にロングステイする留学生におすすめのラーメン屋さんでした。
お得情報
お店の近くで3Dアカデミー森田社長に幸運にも会えた場合、奢ってもらえるかもしれません。
博多一幸舎の基本情報
英語名 | HAKATA IKKOUSHA PHILIPPINE CEBU SHOP |
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住所 | 6000 cebu city, JY Square,Lahug |
営業時間 | 11:00〜22:00 |
定休日 | なし |
電話番号 | +63(32)-236-2027 |
WiFi環境 | なし |
公式サイト | 博多一幸舎セブ支店 |