最近親子留学というものが密かに話題になっています。
大人になってから英語を覚えるのはとても大変な作業。ウチの子にはできるだけ若いうちに英語を学ばせたい。だけど私も英語話せない・・・そうだ、だったらいっそ親子で留学してしまおうという!という新しい留学スタイルです。
フィリピン、セブ島ではそんな親子を歓迎し、特設のカリキュラムを組む語学学校も増えてきています。今日はその中でもファーストイングリッシュという語学学校に親子4人で留学している方を取材することができました。
川村章子さん
元CA。退職後は、食とカラダ・美のつながりに目覚め、ベジフルビューティセルフアドバイザーとして活動中。
ブログ: 野菜でキレイになる料理教室
満足度 | |
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留学期間 | 1週間 |
フィリピンへの親子留学を決意した理由 ~夏休み期間をずらすことでコスト削減~
私が中学1年のとき、家族で海外旅行をしました。そのときに現地の生の英語に触れて感動し、将来英語を使った仕事に就きたいと考えるようになりました。その後英語の勉強をして大学生のときには留学も経験し、卒業後は客室乗務員として仕事をしてきました。
それで子どもには小さいうちから英語に対する抵抗をなくして、留学をきっかけにして一気に英語に興味を持ってもらえたらいいなと考えたんです。
小さいうちから英語教室に通わせる家庭も多いと思うんですけど、うちの場合はそこにはお金をかけず、留学するときのために使うつもりでいました。これは私自身が海外への渡航経験をきっかけに英語に興味を持つようになったためです。
留学となると普通の家族旅行より3~4倍くらいかかるので最初は迷いました。ですがゴールデンウィークや夏休みをずらして行けば比較的料金が抑えられるので、親子で留学しようと決めました。
フィリピンでの親子留学に対する不安とは?
— フィリピンへの渡航前はどのような不安要素がありましたか?
フィリピンは日本からも近いし、セブならマニラより治安がいいと聞いていたので特に気にしませんでした。セブにはトータルで10日間滞在するんですけど、留学するのは一週間だけです。
それ以外は家族旅行としてバカンスも楽しむことにしました。学校は安全ですけど、セブシティに行ったら活気のあっていい刺激になりました。それから一番気にしていた食事ですが、食あたりや体調不良もなく楽しみながら観光できました。日本食のレストランやメニューがもう少しあればいいなとは思います。
ファーストイングリッシュでの親子留学の満足度は?
— ファーストイングリッシュはどのような感想をお持ちですか?実際に、授業で英語に触れて、どのような変化がありましたか?
もともと日本の塾が運営母体になっているだけあって、日本食もおいしいし安心感があります。私がアメリカに留学した時とはイメージが全然違いました。アジア圏の人、特にフィリピン人が話す英語って聞き取りやすいし、マンツーマンの授業も良かったと思います。
授業については子どもたちはほぼゼロからのスタートでしたが、楽しそうに授業を受けていました。英語の入門編としてはじめるなら、とてもいい機会になると思います。
— では、帰国後、お子様にはどのような英語教育をしたいと考えていますか?
近所の英語の塾に通わせたり、自宅でも英語のDVDを見せたり、家にいてもできる限りのことは続けていこうと思います。
取材後記
日本には20代、30代でもハローしか英語が分からないという大人もたくさんいます。そんな大人たちに5歳、10歳で勝ててしまうのですから、行く価値は非常に高いと思います。
何かしたいと思っても日本人の場合はまず英語を覚えないと世界に立っていけません。その権利を大人になる前に取得できるということは、子供の可能性を無限大に広げてあげることができる、いい機会なのかなと思いました。
「可愛い子には旅をさせよ」ということわざもある通り、子どもたちに幼いころから経験を積ませることはこれからの時代、必要になってくる親としての義務なのかもしれません。