「高校の時、英語のテストは赤点ばかりでした」という儀間香那絵(ぎまかなえ)さん。母親の勧めでマニラへの1週間の留学をきっかけに、その後2回にわたってバギオにあるBONDS ENGLISH ACADENY(以下、BONDS)へ留学。
今では日常会話レベルまで話せるようになったという儀間さんに留学中の過ごし方についてお話を伺いました。
儀間香那絵さん
英語の苦手意識を克服しようとバギオのBONDSへ2回目の留学。フィリピンが大好きで、将来はフィリピンに住みたい。
留学先 | BONDS |
---|---|
満足度 | |
留学期間 | 21週間 |
英語力 | 初心者 |
初めてのフィリピン留学は高校時代。2回目はしっかりと場所選びをした。
— はじめに、バギオに来ることになったきっかけを教えてください。
母がテレビでフィリピン留学を知り「興味があれば行ってもいいよ」と言ってくれたのがきっかけです。当時の私はまだ海外に行ったことがなく、興味本位でマニラの高校に1週間だけ留学しました。
もともと英語はすごく苦手で、中学校は不登校気味で授業をあまり受けていなかったし、高校でも赤点続きで嫌いでした。
でもフィリピンに留学してからは、自分の気持ちをきっちり伝えるためにも「もっと英語を覚えたい」と思うようになりました。
蓋を開けてみると英語が嫌いなのでなく「勉強が嫌い」というだけ笑。それからは楽しく英語の勉強に取り組めるようになりました。
— その後、2回目の留学でバギオに来たということですね。学校を選ぶ際、他の地域と比較されましたか?
セブやマニラの学校とよく比較しました。最終的には気候の良さと、治安と、虫とが決め手になりました。
マニラは暑いし、治安も良くない。怖くて一人でタクシーに乗れなかった経験もありました。セブも暑そうだし、バギオなら治安が良く気温も過ごしやすい。また虫も少ないと知りバギオに決めました。
10月の上旬からここに来て4ヶ月以上経っていますが、虫はあまり出てこないですね。アリくらいです。
英語漬けの日々が楽しく、3回目の留学もバギオへ。
— バギオは過ごしやすいものの、朝晩の寒暖の差が大きい印象を受けます。はじめは体調を崩しませんでしたか?
確かに寒暖の差が激しいです。今は異常気象だそうで、例年では乾季にこんなに雨が降ることはないそうですよ。前回来たときは雨季で雨がすごかったです、カビが繁殖したり洗濯物が乾かなかったり。
それは気が滅入りましたが、実家暮らしから解放されて自由に動けるし、毎日英語のことだけを考えていればいいと、気楽に過ごせて楽しかったです。むしろ日本にいるときよりも体調も良くなったくらい。
大学の英語は全て落とした。でもバギオでは楽しみながら英語を学ぶことができた。
— 前回はどれくらいの期間、BONDSに留学していたのですか?
7週間です。1回目は夏休みにここへ来て、よかったので2回目も同じ学校を選びました。
はじめはネットで調べて、バギオにある学校の中でも一番ホームページが見やすくて、授業で使っている教材をオンライン上で見てわかりやすそうだと思いBONDSにしました。
— 留学前の英語力はどれくらいでしたか?
高校の時、英語のテストはずっと赤点でした。英語って積み重ねだから、中学の時に習った基礎が抜けていたせいで、高校でまじめに勉強しても赤点になってしまう。
大学に入ってからも英語の授業の単位はすべて落としていたので、本当に苦手でした。
— 具体的に、使用している教材についてここがわかりやすいと思ったものはありますか?
「サイドバイサイド」という、いろんな語学学校で使っているテキストがあります。全部英語で書いてありますが、あれは勉強していてすごく楽しいですよ。
あと、ブースターという教材は、日本人の「これを伝えたい」に対応する英語が書いてあります。日本人が使いたいであろう英語をたくさん教えてくれますよ。
英語は「リズム」を感じながら学んだ。雑談からでも学べる。
教科書を見ながら基礎的な文法を学んでいます。英語をリズムで覚えようとすると頭に入ってきやすいですね。先生との雑談でナチュラルな喋り方ができるようになりましたし、全体的にバランスよく勉強できていると思います。
まだ英語に対して苦手意識はありますが、先生との日常会話は問題なくできるようになりました。
平日は勉強に集中し、休日は好きなことをして息抜き。
朝7時40分くらいに起床します。身支度をして朝ご飯を食べずに8時から授業に出て休み時間に軽く朝ご飯を食べます。
12時にお昼ご飯を食べた後は、フリークラスに出ることもあります。フリークラスでは、長文を読んで要約したり、わかりづらい発音を耳で聞いて書いたりする作業をしています。
— 休日はどのようにして過ごしていますか?
バギオは観光地が少ないので、マインズビューパーク(バギオの山々を見渡せる観光地)に行ったり、ご飯を食べに行ったりしています。この学校はキッチンがあるので、日本食が食べたくなったら自炊します。
この前はシャケマヨを作りました。マヨネーズやオイスターソースを混ぜて作る、エビマヨのシャケバージョンのようなものですね。
ご飯は作るのも食べるのも振る舞うのも好きで、年末はみんなで一緒にローストビーフを作って花火を見ながら食べました。あの時はすごく楽しかったです。
生徒との交流を通して進路が定まる人も。BONDSは面白い。
— 2回の留学を通して感じたBONDSの良いところ、悪いところをお伺いしてもいいですか?
ここはシェアハウスのような環境で、普段聞けないような話を他の人から聞けるところはいいと思います。学生と社会人が学校で交流するって、普段はないじゃないですか。
その反面、周りと馴染めない人もいると思います。学びに来ている人次第で雰囲気がガラッと変わりますから、合わない人は辛いかもしれません。
あとブースター(BONSオリジナルの教科書)が手作りのためか、誤字が多いのが難点です。バージョンが新しくなるにしたがって、良くなっていると思います。
— BONDSに2回留学されているということで、この学校にはどんな人が向いているか教えていただけますか?
この学校は、現在は大学生が多いですが、社会人の方も多く来ています。いろんな人とコミュニケーションをとって話を聞きたい人には向いていると思いますね。ここで交流するなかで次の目標が見つかる、なんてことも起こっています。
「なんとなく英語が必要だから」など、漠然とした理由で来た人がいろんな人の話を聞いているうちに海外就職したり、ワーホリに行ったり。
半ば勢いで海外に飛び出しても大丈夫なのだな、と思いました。
— ここで他の留学生と交流することで、方向性が定まる方も多いのですね。最後に、卒業後の展望についてお聞かせください。
日常会話で使う文法はもう大丈夫ですが、語彙がまだ足りないので帰国後も英語の勉強を続けます。最終的にはフィリピンに住みたいです。
インタビュー後記
儀間さんはとても素直な感性を持っている方だと思いました。たった1週間で「違う、勉強嫌いなだけだ」と直ぐに気づくことは、ぼくは真似できません。
またそんな儀間さんが違和感なく英語に取り組めたBONDSの学習環境。校舎もゲストハウスのような雰囲気で、ぼくも留学してみたくなりました。
この学校やフィリピン留学について何かご質問がある場合は、下記LINE@かお問い合わせページからご連絡ください。