2002年に創立し、バギオの中でも歴史あるアカデミーとして知られるBECI。美しいキャンパスからはその歴史が想像し難いですが、頼れる講師陣やプログラムには積み上げてきた実績を感じます。今回はバギオが誇る名門校の体験取材に行ってきました。
案内人:張田紗晞さん(25歳)
イギリス、韓国での留学経験を持ち、日本語・韓国語・英語を操る。現在はBECIにて日本人担当マネージャーを務める。
レポーター:岩辺智博(23歳)
インタビュー・コラムライター。フィリピン(セブ)、インドでそれぞれ1ヶ月語学留学の経験あり。
取材期間 | 1日 |
---|---|
英語力 | 日常会話程度 |
満足度 | |
ズバリ | 多彩なオプションであなたに最適な留学を |
詳しい料金やコースはこちらへ。
もくじ
『BECI』の概要・特徴
コース概要
スパルタESL | 徹底的に集中して英語を勉強したい人向け。1日に11コマ受講で平日は外出禁止です。ナイトクラスの参加も必須。毎週のSPテストと、期間中にはREHABプログラムが含まれている。 |
---|---|
スピードESL | 15年間続いているセミスパルタコース。1日9コマで平日も外出可能です。ナイトクラスの参加も自由。 |
TOEIC+200保証クラス | TOEIC満点の講師が指導します。1日に11コマの授業をこなします。 |
IELTS保証クラス (タイプA/B) |
IELTSスコア8.0以上を保持している講師によって指導されます。スコア別にクラスを分けているので、それぞれのレベルに最適なカリキュラムを提供しています。このコースには、AとBの2つのタイプがあり、タイプAは公式スコアの保証クラス、タイプBは校内模擬スコアの保証クラスに分かれます。1日に11コマの授業をこなします。 |
質の高い講師陣
BECIはTESLAという講師の養成機関と協力関係にあり、優秀な講師を優先的に採用することができます。というのもBECIのヘッドティーチャーがTESLAで主任講師もしているため、結びつきが強いのだと言います。
また経験の長いベテラン講師をハイレベルなTOEICやIELTSといった科目に配置することでバランスをはかっています。
最高の施設環境
洋風でおしゃれな外観の学生寮やコミュニティセンター。バスケットコートや卓球台、さらにはマッサージショップまで備わっていて、学校というよりまるで一つの街のような雰囲気です。校舎間のガーデンも美しく整備されていて、天気が良い日には屋外で授業することも多いそうです。
特に学生寮の最上階にあるラウンジは広々として、勉強や談笑の場にぴったりな空間です。
1割未満の日本人生徒比率
BECIの生徒総定員数は200名です。取材時には159名の生徒が在籍し、その中で日本人生徒は9人とのことでした。夏休みや繁忙期でようやく全体の1割に届くほどだと杉本さんはおっしゃっていました。2016年10月の国際比率は以下の通りです。
韓国人 | 135名 |
---|---|
日本人 | 9人 |
台湾人 | 7人 |
ベトナム人 | 6人 |
中国人 | 2人 |
ネイティブ講師
BECIにはアメリカ人講師、イギリス人講師が在籍しています。ネイティブ講師である彼らは主にTOEIC/IELTSクラスやナイトクラスを担当しています。
独自の学習プログラム
SPプログラム
週に一度インタビュー方式のレベルテストを行い、同時に撮影もします。生徒の実力・弱点を把握するのだとか。具体的には撮影した動画をすべて文字に書き起こし、文法・表現・発音・アクセント・イントネーション・語彙・内容の正確性・聞き手の理解度などの項目をチェックして、生徒のレベルの判定をします。
さらには誤った箇所は、上のどの項目で間違ったかによって別の色で上塗りされて生徒に提示されます。それを見れば、自分のスピーキングの傾向が一目瞭然なのです。
REHABプログラム
スパルタコースを受講している生徒は留学期間内のどこか1週間を発音の授業漬けで過ごします。講師は主にアメリカ人講師とイギリス人講師によって行われます。1日のスケジュールは以下の通りです。
8:00~10:00 | フィリピン人講師 |
---|---|
10:00~12:00 13:00~15:00 |
アメリカ人講師/イギリス人講師 |
15:00~17:00 | フィリピン人講師 |
日本人が特に苦手とする発音をみっちりと矯正することができます。
BUSINESSプログラム
BUSINESSプログラムはワーキングホリデーの準備や海外就職を検討されている方におすすめです。面接練習はもちろん、履歴書やカバーレターの書き方まで練習することができます。BUSINESSプログラムは既存のマンツーマンクラス4コマがすべてビジネス対策の授業になります。
BARISTAプログラム
BARISTAプログラムはワーキングホリデーでカフェ勤務を考えている方、卒業後の進路にバリスタを検討しているという方におすすめです。ナイトクラス3コマのうち1コマがバリスタの授業になり、月曜から木曜まで1日1時間ずつ、専門講師の授業を受けます。ここでは主にバリスタについての基礎知識、BECIの実習ルームで実際にコーヒーを淹れる練習、ECIの外に出てカフェで一般のお客さんにコーヒーを淹れるなどの授業を行うので、英語を手段として使う場にもなります。
EDUCARE(エデュケア)システム
EDUCAREシステムはBECI独自の生徒管理システムです。生徒の受講するコースや留学期間、出欠席、テストの結果などすべて、ホームページからいつでも確認することができるようになっています。スピーキング集中プログラムのテストで撮影した動画も確認することができます。
イメージ的には大学の生徒管理システムと似ています。語学学校でここまで生徒の情報を可視化している例は他にないと思います。自分の弱点や傾向にアプローチできることは大きなメリットです。
場所・立地
BECIはバギオ市の郊外にあるセント・トマス山(通称ミッキーマウンテン)の麓に位置します。静かな丘の上に建つ校舎からの景観は圧巻です。BECIのあるグリーンバレー地区から市街地へはタクシーで100ペソ(約215円)ほどです。
宿泊施設・学生寮
BECIの宿泊施設には1~6人部屋までタイプがあります。1人部屋から順に見ていきます。
1~3人部屋
こちらが1人部屋です。まるで避暑地のコテージのような内観です。見晴らしの良い窓・ベランダからはバギオの景色が一望できます。むしろ高原のコテージそのものですね。
こちらは2人部屋です。白を基調とした清潔な部屋です。部屋の向きがガーデンビュー側かマウンテンビュー側かで若干値段が異なります。
4~6人部屋
4人部屋と6人部屋は取材時は満室で撮影ができなかったため、学校サイドよりご提供いただきました。
こちらは4人用ドミトリーです。人数分の勉強スペースもあります。
6人用ドミトリーはこちら。まるでホテルのような清潔感ですね!
その他
学生寮の最上階にはBECI自慢のラウンジスペースがあり、生徒は各々の時間を過ごすことができます。ほとんどのテーブルに生徒の自習用具が積まれているのが印象的でした。
1階には4~6人部屋の向かい側にジムがあります。機器も充実しています。
学校施設
BECIの施設は大きく分けて、校舎、コミュニティセンター、学生寮、そしてその他と分けられます。ここでは宿泊施設以外の3つを紹介します。
校舎
1~3階が教室階となっています。1、3階がマンツーマン教室で2階がグループクラスの教室です。
とても広いですが、ピーク時にはすべてうまってしまうそう。休日には生徒が国籍別に料理を作って披露するイベントも行われたりするみたいです!
校舎の横にはヘッドティーチャーらのいるヘルプデスクがあります。カリキュラム面の相談はここで受け付けています。
コミュニティセンター
異国情緒溢れるこちらの建物がコミュニティセンターと言われています。学習面はもちろん、生活・ビザ関連のことも管理しているオフィスです。
建物入り口には卓球台があり、いつ通っても生徒が楽しんでいました。
同フロアに日本人英語講師ハナ先生のデスクもあります。生徒のナイトクラスの割り当てを行っています。また、授業についていけないという留学初期の日本人生徒のサポートも行っています。
特徴的なSPプログラムの解析もこちらの1フロアで行われています。
2階には校長をはじめ、各国のマネージャー陣のデスクがあります。時々生徒が生活面などで相談に来ているのを見かけました。しかし、このフロアにやってくる大半の生徒の目的は実は他にあります。
それはこちらの2匹の子犬です!なんでも韓国人校長の意図で学校で育てようと決まったとのことです。元々ブリーダーをしている先生がいて、そこから連れてきたそうです。数ヶ月前にやってきたばかりですが、今ではすっかり生徒たちの間で人気者になっています!
その他
他にも校舎の横にはサリサリストアがあります。お菓子からタバコまで必要なものは一通り揃います。
その上の階は飲食スペースになっていて先生たちの憩いの場のようでした。
校門を入ると駐車スペースとその横にはバスケットのハーフコートがあります。
またコミュニティセンターの下のフロアにはなんとマッサージがあります。14時から24時まで営業しています。勉強疲れはマッサージで癒すのも良いですね。
食事
朝食
朝はどちらかではなく、毎日パンかご飯で選択できるそうです。気分によって自分で選択できるのは嬉しいですね!
コーヒーやオレンジジュースも用意されていて、至れり尽くせりです。
昼食
お腹の空いてくる昼食には肉はもちろん野菜もたっぷり入ったメニューが提供されます。
夕食
この日の夕飯は韓国料理中心で構成されていました。毎日違ったテイストの料理が提供されるのも留学生活の楽しみではないでしょうか?
こちらはジャプチェを海苔で巻いて揚げた料理です。初めて食べましたがクセになりそうでした。
講師・クラス
マンツーマンクラス
マンツーマンクラスではカンバセーションということで、とにかく話します。担当のTess先生はベテランでとても話の引き出し方が上手でどんどん話したくなってしまいました。初めて英語を学ぶ方は往々にして「間違っていないだろうか…」という不安に襲われるもの。こうやって楽しくお話することを忘れたくはないですね。
グループクラス
Hardy先生のグループクラスではPersonality Vocabularies、すなわち人間の表情や性質・ふるまいに関する形容詞を他の生徒と一緒に挙げていきます。ここでいうPersonality Vocabulariesとは動物には当てはまらない人間のみ該当する性質やふるまいのことを言います。品詞よりももっと細かいレイヤーで単語群を作って記憶することは日本の英語学習にはあまりないですよね。
ナイトクラス
夕方17時から21時までは多彩なナイトクラスが展開されています。スパルタESLを受講している生徒は3コマの出席が必須です。スピードESLの生徒は必須ではありませんが、自由に受講することができます。ただし受講すると決めたら継続して出席することが必要となります。
ナイトクラスは月曜から木曜まで行われます。
豊富なオプション!バギオ留学で老舗校BECIで体験授業を受けてきた
15年以上の歴史を誇るバギオの老舗英語学校BECIの体験授業記事です。データ解析を用いたカリキュラムの設定や優秀な講師を優先的に採用しているBECIならではのオプションクラス。英語学習の方法を提案してもらいたい方必見の記事です。
総評:多彩なオプションであなたに最適な留学を
丘の上に建つ広いキャンパスとデータ解析を用いた最新の学習サポートシステム。創立して15年経ってなおBECIが愛され続ける理由が見えた気がします。マネージャー・スタッフ陣のたゆまぬ努力がこれからもみなさんの留学生活をサポートします。
最後にBECIのヘッドティーチャーYana先生よりメッセージをいただきましたのでどうぞ!
BECIについて気になる方はこちらからご相談ください!
留学カウンセラーに相談してみる
BECI(バギオ)のコース/料金
フィリピン・バギオの語学学校『BECI』の学校情報ページです。BECIのコース/カリキュラム/料金/学校/寮/学校データを確認することができます。