今回はセブのマクタン島にある語学学校「Genius English」で実際に宿泊して授業を体験し、取材を行った。施設・授業等、内部の様子を順を追って詳細かつ端的に書いていきたい。
レポーター:伊藤 光太
ライター、クリエーター、音楽プロデューサー。未来の働き方を提案しながら生きてます。
Twitter: @koutaitou
取材期間 | 2日間 |
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英語力 | TOEIC750点 |
満足度 | |
ズバリ | 田舎の英語修行寺 |
詳しい料金やコースはこちらへ。
Genius Englishの場所・行き方
ジーニアスイングリッシュはセブ・マクタン島の東海岸沿いに位置していた。
学校はリゾートホテルの中に開校されていた。セブ・マクタン国際空港からタクシーで15分から20分ほどで到着する。
空いた時間に周辺を散策したが、学校から徒歩2・3分のところにスーパーマーケットがあり、ほとんどの日用品はそこで販売されていた。
また、入り口は人の背丈より高い大きな鋼鉄製のドアで閉ざされていて、常に警備員が常駐していた。教師、生徒、関係者が来た時のみガードマンが扉を開けてくれる。よって治安についても心配ないだろう。
だが、発展途上国であることは間違いない。深夜に一人で外をふらつていたら確実に何か犯罪の被害に巻き込まれるであろう。もちろんこれはこの語学学校がという話ではなく、フィリピン全体における話だ。
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Genius Englishの寮・滞在環境とは
リゾートホテルを利用しているジーニアスは、ホテル一棟を学校と寮として使っていた。つまり寮は学校と同じ建物にあるため、移動時間はゼロだ。
二階から六階が寮になっており、朝起きたらエレベーターで一階に降りれば教室に行けるシステムだ。よって非常に効率的に学校生活を送れるだろう。
トイレ、バスはこのような施設だ。シャワーは温かいお湯がでた。
海岸沿いということだけあり、窓からの眺めは素晴らしかった。他の語学学校ではなかなか無いだろう。
今回は二人部屋だったが、広さは十分にあり、ソファや金庫、学習机も設置されていた。
Genius Englishの食事
こちらが今回提供された食事だ。肝心の味も高級料理店みたいな味ではないけど、おばちゃん達が手作りで作ってくれた、量もたっぷりのあるお母さんが作ったようなおいしい味だった。なので栄養不足になることもないだろう。
Genius Englsihの施設
学校の裏は太平洋だ。全体的に日本なら夏休みに行くような雰囲気の場所だった。
一階の入り口にオフィスがあり、従業員はここにずっと常駐していた。なにかトラブルが発生したときはここに来れば問題ないだろう。
教室の入口には休憩スペースがあり、フィリピン人スタッフも常駐したいた。困りごとなどはここにいるスタッフが解決してくれるシステムになっていた。
同じ敷地内に小さな売店があり、軽食や飲み物、生活必需品などが販売されていた。よって外に出なくても留学中に必要なものは最低限揃えることができる。
Genius Englishの授業
さて肝心の授業を見ていこう。
Genius Englishのマンツーマンレッスン
この授業では【inとonとat】の使い分けを行ったが、教え方が非常にうまかった。
乗り物の時の使い分け方、時間のときの使い分け方などを教わったが、例えば月単位ではinだけど、日単位ではonだ。じゃあ一週間だったら?という風に生徒がうまく理解していないであろうところを鋭くついてきた。
非常に頭のもやもやがすっきりと晴れるのが分かるよう教え方だった。生徒の頭の中で困惑しているであろう箇所に直接メスを入れる授業であった。
Genius Englishのビジネス英会話レッスン
次の授業では、ビジネス英会話向けのレッスンを行ったが、こちらの授業もフィリピン人教師のクオリティーが非常に高かった。
今回はビジネスでの電話対応という内容だった。私が会社の電話対応をするというシチュエーションをつくり、教師がクレームの電話をかける客になる。教師は遠慮せずに客を演じ、私を懲らしめた。言葉がうまく出なくても教師はどんどんと攻撃してきた。
スパルタチックなところがあり、お前は英語を勉強しに来ているんだろ、もっと頭を使って考えろ!というスタンスで、この授業ならば否が応でもすぐに英語力が伸びるだろうと感じた。
Genius Englishの英文法レッスン
もう一つの授業のマンツーマンレッスンも受講した。これは接続詞の使い分け方等を学んだが、このフィリピン人教師も非常にクオリティーが高かった。
難しい単語が出てきた場合、「これの意味を教えて」と生徒に聞いて待つというのが、大学とか学校であろうと良くあることだと思うのだが、この教師は難しい単語が出てきた場合、これはこういう意味だ。だからここはこうなるんだ。とどんどん授業を進めていく。
なので授業の進みが他の教師よりも3倍位速いのではないかと感じた。
Genius Englishのグループレッスン(ネイティブ講師の授業)
最後ににグループレッスンも受けたが、驚くことに欧米人のネイティブスピーカーが授業をしていた。
フィリピンでネイティブスピーカーの授業が受けられるのはおそらくここだけではないだろうか。
もちろん同じ英語に越したことは無いが、そこには欧米人ならではの”人間味”とでも表現すればいいのだろうか。発する言葉自体に若干の違いもあったし、言葉のつなぎ方も若干違かった。
フィリピン人は勉強して英語を身につけた非ネイティブスピーカーであるが、彼らは生まれてからずっと英語を話している。よって話し言葉に若干の違いが生まれる。グループレッスンでこの授業が受けられるのはフィリピン留学している者にとって、非常に嬉しいことだろう。
総評的に授業のクオリティーはかなり高い。また、この学校はロシア人が経営しているため、日本人の比率の他の学校と比べてかなり少なかった。ただ、8・9月は他の国ではオフシーズンで、かつ日本人大学生の夏休み期間のため日本人が非常に増える。だがこれは仕方がない。
日本の大学生が夏休みに日本の代理店を通して日本のスタッフがいる学校に申し込みをしたら日本人多いに決まっているからだ。本当に日本人が少ないところに行きたかったら自分で日本語案内がない学校を探して申し込むしかない。
Genius Englishの総評(口コミ・レビュー)
全体的なイメージとして日本で例えるならば、田舎の山奥にあるお寺で修行をするイメージだ。セブ中心地まではタクシーで一時間、ジプニーで2時間もかかる。よって土日に計画を立てていかないと遊びにも行けない。
本当に英語力を伸ばしたかったら最高の場所だろう。周りの人間も本気で英語を勉強しに来ているものばかりなので、上達も早いだろう。
娯楽は自然しかない。料金も安くない。まさに「留学中は死ぬ気で勉強してやる」と思っているものにだけ許される学校であろう。
もし、そう思っている人間は迷わずこの学校に留学すべきだろう。
また経営者のロシア人に話を聞いたが、典型的な完璧主義だった。いくらフィリピンだろうと留学費用分のお金はしっかりと還元しなければならないという強い意志があるようで、学校の至るところにその意志を感じ取ることができた。
たとえばネイティブスピーカーを雇っていたり、フィリピン人教師も本当に一流のものしか雇っていない。詳しくは社長にインタビューしたので、こちらの記事を参照してほしい。
ロシア人がフィリピン起業した驚きの理由とは?Genius English創設の経緯
以上が体験取材のレポートだ。できるだけ客観的に書いたつもりだが、いかがだったろうか。もし不明点がある場合にはチャット/SNSからお問い合わせいただければと思う。
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Genius English(マクタン島)のコース/料金
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