こんにちは!新婚旅行で世界一周中のNO TRAVEL NO Lifeの大地と涼です。連載2回目の今回は、僕たちが旅中に経験したピンチの話をさせていただきます。
旅をしていると毎日が新しいことの連続でとても刺激的な日々を過ごしています。その中には楽しいこともあれば、大変なこともたくさんあります。小さいことも数えればきりがないのですが、今回はその中でも強く記憶に残る3つのピンチを恥ずかしながら紹介させていただきます。今は笑って話せるようになりましたが、当時は本当に大変でした。どうか笑ってやってください!
【連載】新婚旅行で世界一周!僕たち夫婦が経験した3つの素敵な「出会い」の話
1. 起きたら妻がアンパンマンに!恐怖のマンゴーアレルギー
これはオーストラリアでワーキングホリデーを利用し、マンゴーファームで働いていた時のことです。もともとマンゴーが好きだった僕たちはマンゴーファームで働けばマンゴー食べ放題だ!とこの仕事が決まった時は喜んでいました。
しかし、実際に働いてみるとどこまでも続くような広い土地に植えられたマンゴーの木から一つとして取り漏れのないようにマンゴーを一日中取り続ける作業は本当に大変でした。
「かゆい、かゆいよー!」
大変な作業でしたが、初めてのことを経験できている充実感もありました。そんなある日の朝、妻の涼の顔がパンパンに腫れ上がりアンパンマンになってしまいました!
後から知ったのですが、マンゴーの実を取ったときに出る汁やマンゴーの木にはアレルギーを引き起こす成分が含まれてるらしく一度に大量に摂取すると個人差はありますが、アレルギー反応が出てしまうみたいです。
涼はこれまで何人ものマンゴーアレルギー患者を診てきたオーストラリラの病院の先生でさえビックリするぐらいひどい症状で、この後2ヶ月くらいは何もすることができずオーストラリラで引きこもり生活をする羽目になってしまいました。当時はこのまま涼の顔が元に戻らなかったらどうしようと本気で焦っていました。
※お見苦しい写真のため一部モザイクにしています。今はすっかり良くなっています!
2. もしかしてマラリア!?エチオピアで緊急入院した不安な日々
エチオピアではダナキルルアーという世界一過酷とも言われているツアーに参加してきました。そのツアーの最終日、僕は体調が優れず、熱を測ってみたところ39°の熱がありました。
ホテルに帰ってからも熱が下がる気配がなく、マラリアの感染を心配した僕たちは病院を調べて受診することにしました。アフリカの医療レベルはまだまだ低く、日本では簡単に見つけられる病気も見落とされることがあると聞いていたのでちょっとビビっていましたが、先生や看護師さんは不安そうな僕らを見て、検査の後、ゆっくりとした英語で丁寧に説明してくれました。
僕は自分のことだったので、寝ていれば治るだろうと思っていたのですが、妻の涼は心配で家族や保険会社に連絡したり、食欲がない僕が少しでも食べられるものを探しに買い物に行ってくれたりと必死に看病をしてくれました。日本であれば心配いらないことも事情が違う海外では病気になった時やトラブルに遭ってしまった時は体力的にも精神的にも何倍も疲れます。
健康であること、ご飯が口にあうこと、医療が整っていることなど普段は当たり前すぎて見落としてしまいがちなことも、旅することで改めて当たり前なことの大切さを感じさせられる瞬間がたくさんあります。
夫婦で旅をしていると1人よりも楽しさも2倍ですが、ケガや病気になってしまう可能性も2倍になります。そんな時も隣で助けてくれる人がいることは本当にありがたいことです。
3. 新婚旅行なのに僕たち夫婦は毎日ケンカ!
旅は楽しいことも多いのですが、大変なことも多いです。その一つが移動です。僕たちはそれぞれ20kg近いバックパックを背負って旅をしています。そして、世界を旅しているとバスで10時間移動などは楽な方で、15時間、20時間という移動がたくさんあり、これまでの最長はなんと27時間のバス移動というものまで経験しました。
重たいバックパックを背負って、長距離をバスで移動して、着いたら安い宿を探して…。こういった状況にお互いに疲れもたまってきて、小さなことでケンカになってしまうことが多々あります。
それは2人で旅をしているとお互いに頼りになる存在なのですが、イライラなどをぶつけ合う先にもなってしまうからです。
「すっと2人で旅をしていてケンカをすることはないんですか?」とよく聞かれるのですが、毎日のようにケンカしています。旅に出た当初は新婚旅行で旅をしているのになんでこんなにケンカばっかりしなくちゃいけないのと嫌になることもありました。
でも、ケンカが多い分、たくさん仲直りをしてだんだんお互いのことがわかってきたように思います。今ではケンカも僕たち夫婦のコミュニケーションの一つとなり、お互いに思っていることをちゃんと伝え合う時間と前向きに捉えています。
旅の出会いやピンチを通して
僕たちの旅はこれからも続きます。これまでの旅がそうだったように、自分たちが想像している以上のことを旅はいつも体験させてくれます。新しい出会いや大変だったピンチ!そのすべてが今ではいい思い出です。
そして、そこにはいつも「人」がいて、新しい出会いは世界を広げてくれて、大変なピンチの時は優しく助けてくれました。旅と一言で言ってもたくさんの旅があると思いますが、僕たちのこれまで旅を振り返ると、その思い出と一緒に出会ってくれた人の顔をたくさん思い出します。
旅先で素敵な出会いを増やす方法はたくさんあると思いますが、やはり一番は英語だと痛感しています。
僕たちは今も満足に話せるわけではありませんが旅に出て、「勉強しなければいけない英語」から「勉強したい英語」に変わりました。コミュニケーションツールの一つとして出会いのきっかけとなる英語の価値を強く感じています。
これからの旅でも多くの人との出会いを通して、夫婦で大変なことも乗り越えて、広い世界を感じてきたいと思います。
【連載】世界を広げる英語の力!僕たち夫婦のフィリピン・バギオ留学