スパルタ留学発祥の地と呼ばれ、フィリピンにありながらその治安の良さと過ごしやすい気候、さらには知的で芸術溢れる街の雰囲気は他都市には真似できないものがバギオにはあります。
そんなバギオ留学ですが、難点がないかと言われれば嘘になります。今回はそんな難点と、その攻略法、むしろ逆にそれを楽しんでしまう方法を大公開します。これさえ知っていれば、むしろバギオ留学は最高にエキサイティングな留学地へと変わります!
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もくじ
- バギオ留学最大の難関。それは、マニラ空港からのバス移動…
- 飛行機を降りてからバギオ行きのバスに乗るまでを完全にシュミレーション!
- マニラからのバス移動を最高に楽しむための5曲
- まとめ:お気に入りの曲をポケットに入れて、バギオに行こう!
バギオ留学最大の難関。それは、マニラ空港からのバス移動…
難関1:シャトルバス停留所どこ?騙されないタクシーどれ?
マニラ空港には国際線の就航するターミナルが3つあります。航空会社によって、到着するターミナルが違うので、どのターミナルに到着するのか事前に確認しておきましょう。今回は主な国際線やLCCの雄ジェットスターの就航する第1ターミナル版で解説いたします。(随時他のターミナルについても更新していきます!)
航空会社別就航ターミナル
第1ターミナル | 日本航空(JAL)、ジェットスター、大韓航空、アシアナ航空、チャイナエアライン等 |
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第2ターミナル | フィリピン航空 |
第3ターミナル | セブパシフィック航空、全日本空輸(ANA)、デルタ航空等 |
難関2:どのバスに乗ればいいの?
マニラからバギオに行くといってもバス会社は複数あります。はじめての方は、どれに乗ればいいのかなんてわかりませんよね…
難関3:バス移動寒すぎ&暇すぎ
これはマニラ〜バギオ間に限りませんが、東南アジアのエアコン付バスの中は冷蔵庫状態…
フィリピンだからといって、半袖しか持っていないと風邪をひくことになります。またバギオまではマニラの渋滞状況にもよりますが、約5~7時間かかることを見積もっておいた方が良いでしょう。
(夜間などスムーズにいけば4~5時間で到着することもあります。)
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飛行機を降りてからバギオ行きのバスに乗るまでを完全にシュミレーション!
今回は第1ターミナルの解説です。ただしタクシーの選び方などは基本的にすべて同じなので参考にしてみてください!
飛行機を降りてから空港を出る!
今回は関西国際空港発マニラ行の便でフィリピンに向かいました。想像をはるかに超える首都マニラの大きさを眼下に眺めて驚く方も多いでしょう。今からその真っ只中に降り立ちます。今回利用するのは第1ターミナルです。
機内で配られる黄色のヘルスチェック用紙に必要事項を記入し、こちらで渡します。
いよいよ次にイミグレーションです。パスポートを用意しましょう。
いよいよターミナルの建物を出ると「WELCOME TO MANILA」の文字。
語学学校によるピックアップの場合はこのボードの下を通って、左右に分かれた緩やかなスロープを降りて指定場所に学生マネージャーが待っていてくれることが多いです。
騙されないタクシーの乗り方
予算 | 150~200ペソ(約320円〜420円) |
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所要時間 | 20~30分(渋滞状況による) |
空港各ターミナルからは黄色いタクシーで市内へと出るのが無難です。一般的なメータータクシーが3.5ペソずつ加算されていくのに対し、黄色いタクシーでは4ペソずつ加算されます。しかし、その分不用意な交渉などもせずに済むので、こちらの方法がもっともイージーかと思います。
2. 念を押しまくってレギュラータクシーに乗る
予算と所要時間
予算 | 100~200ペソ(約210円〜420円) |
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所要時間 | 20~30分(渋滞状況による) |
本当は一番おすすめなはずなのがレギュラータクシー。「安心安全ですよ!」と言いたいところですが、なかなかそううまくはいきません。
ターミナルを出て一本道路を渡ると右手に見えてくるレギュラータクシー乗り場には、行き先と乗るタクシーを割り振るコンダクターが立っています。行き先を告げると、紙をもらい、乗るタクシーを指定されます。
彼曰く「ここのタクシーはみんなメーターを動かしてくれるから心配いらないよ!」とのこと。安心してタクシーに乗り込みます。しかし、出発して少ししてからメーターを見てみるとなんとメーターが動いていません。
「どういうこと?」と聞くと「500ペソだ!」とのこと。レギュラータクシー乗り場で乗車してもこういったことが頻繁に起こるので注意が必要です。もちろんその場で速攻おりました。
再びレギュラータクシー乗り場に戻ってコンダクターに念入りに伝えたところ今度は大丈夫でした。渋滞に巻き込まれ時間はかかったもののなんと100ペソ以下でバスターミナルに到着することができました!
とまあ、おわかりいただけるとおり気を抜くとすぐに騙されてしまいますのでご注意を…。
【ツワモノ限定】ターミナルを出てシャトルバスを見つける!
マニラ空港からバギオ行きのバスの発着するパサイ・バスターミナルまで節約していきたいという方。もしくは、よりフィリピンっぽさを感じたいという方におすすめなのがシャトルバスという方法です。ただしこの方法には大変リスクが伴うため、旅の経験が豊富な方以外にはあまりおすすめしていません。あらかじめご了承ください。
ターミナルを出て「WELCOME TO MANILA」に対して右方面へ向かっていきます。すると遠くにバスが停まっているのが見えます。
ちなみにこちらはエアポートシャトルで、20ペソ(約43円)で第1~4ターミナルを巡回しています。
そんなエアポートシャトルの待合所も越えてさらに歩き続けると、こんなガードがあります。脇が普通に通れるようになっているので、通り抜けると何やら人がたくさん立っている箇所があります。
少し待っていると大型のバスがやってきます。こちらがマニラ市内へと向かうシャトルバスになります。すべてのバスがパサイ・バスターミナル方面へ向かうわけではないので、バスのフロントガラスに「EDSA」の文字があって、なおかつ写真のようなバスのコンダクターに確認して乗り込みましょう。
お値段は12ペソ(約25円)と破格!ただし、乗車率は軽く200%くらいなのでフィリピンの洗礼を浴びることになります。くれぐれも貴重品の管理等気をつけてください。誰もあなたを守ってくれませんから。
鉄道駅エドサステーションのすぐ近くにあるパサイ・バスターミナルがバギオ行きのターミナルになります。なおビクトリー・ライナーは少しだけ離れた場所にあるのでご注意ください。
このパサイ・バスターミナルは人口過密の激しいマニラの中でも特に人が集中するポイントです。さすがにバスターミナルの中まで人混みというわけではないですが、細心の注意を払いましょう。
快適で無難!バギオに行くならジョイバス(Joy Bus)で間違いなし
予算 | 730ペソ(約1560円) |
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所要時間 | 5~7時間(渋滞状況による) |
パサイ・バスターミナルに到着したらジョイバスのオフィスを探しましょう。それほど多くのバス会社が集まっているわけではないので簡単に見つけられます。
こちらがマニラからバギオ、またバギオからマニラのデラックスクラスの運行時間です。
デラックスクラスは超快適です。おすすめは向かって左側の一人席です。
夜間はオフィスが閉まっているので、オフィス前にこうした小さなテーブルが用意されていて、ここでチケットを販売しています。
バスまで時間がある場合は隣に24時間営業のマクドナルドで待つことをおすすめします。
バスは寒すぎるので必ず上着をすぐに着れる準備をしておきましょう!どうせ涼しいバギオでも必要になるので。
なお、ジョイバスのデラックスクラスではブランケットも配布されます。
特別綺麗ではないにしても汚くはないトイレも付いていて、ノンストップでバギオに向かえるのもメリットです。
※マニラ〜バギオ間のバス会社詳細についてはこちら
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マニラからのバス移動を最高に楽しむための5曲
マニラからバギオまでの道中は実に様々なフィリピンの顔を見せてくれます。
排気ガスの充満する大通りでモノを売る商人、路肩で排泄をする少年、驚くほど大きなショッピングセンター。そんな街の景色がやがて、一面の田んぼに変わり、やがて山へと入っていきます。
そんな光景を眺めながら聴く音楽は一味違って記憶にも残るはず。これから英語学習に臨む皆様の旅を盛り上げてくれる音楽を5曲まとめてみました。
1. The Nights/Avicii
「人はいつか死ぬ だから今を精一杯生きるんだ」というメッセージがこれからバギオでハードな留学生活を過ごすみなさんのエールになること間違いなしです。
2. Break Free/Ariana Grande ft.Zedd
大人気Ariana Grandeの言わずと知れた代表曲!力強い歌声とアップテンポなメロディでみなぎる1曲です。不安な気持ちも吹っ飛ばしてくれます!
3. Uptown Funk/Mark Ronson ft.Bruno Mars
一度は耳にしたことのある人も多いのでしょうか。フィリピンハーフのスーパースターBruno Marsは留学に先駆けて知っておいて損はないですよ!踊り出したくなるようなメロディが留学のワクワクを膨らませてくれます。
4. Step Out/Jose Gonzalez
壮大な旅に出るイメージといえばこれ!映画『LIFE!』のテーマ曲といえばわかるかもしれません。留学を人生の分岐点にすべくやってくる方も多いはず。この曲がそんなあなたの背中を押してくれます。
5. トレイン/ケツメイシ
最後は日本語ですが、ケツメイシ。個人的にも大好きですが、不安と葛藤の中を進んでいく先に光があるということを歌っています。大丈夫です。みなさんはすでに一歩踏み出していますから。進んでいきましょう。自分を信じて。
まとめ:お気に入りの曲をポケットに入れて、バギオに行こう!
以上マニラ空港で飛行機を降りてから、バギオ行きのバス内での過ごし方まで徹底的に紹介させていただきました。空港からのタクシーや長時間のバスなどネックに考えられることが多いですが、ぼくはそうは思いません。
むしろ強烈なアジアの空気を感じられるのは陸路移動ならではの醍醐味です。車窓にフィリピンを眺めながら、お気に入りの曲を流せば、きっと最高のバギオ留学のスタートになりますよ!