特徴的なワーキングホリデー準備コースを展開するA&J。ワーキングホリデー準備コースについてはもちろん、ゼロから英語を学ぶ人がどう成長していくのか、という傾向面について日本人マネージャーの田島さんに伺いました。
そんな「日本人の超初心者にこそ来てほしい」というA&Jの特徴・魅力についてご紹介します。
田島直人さん(30歳)
学生時代は演劇に没頭し、一時期芸能活動もこなす。5か月バギオに留学した自身の経験を活かし、現在はA&Jで日本人マネージャーとして体系的な英語の学び方を提案している。
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「初心者」にも3種類ある
— まずはじめに、A&Jはどんな生徒にオススメできる学校でしょうか?
当校は超初心者向けの学校といえます。もちろんみなさん英語を勉強しにいらっしゃるのですが、本当に初心者の方は、そもそも「どのように」勉強すれば良いのかわからないことが多いです。
フィリピン人講師が優秀な英語能力を持っていることに疑いはないのですが、どうしても幼い頃から生活の一部として英語を“覚えて”きている分、学問として英語を“学んで”はいないのです。なので、フィリピン人の先生が補いきれない「どう学ぶか」の部分を、私がケアしていくことを心がけています。私自身も5ヶ月間留学して、本当に苦しんだ経験があるのでここは徹底しています。
— 確かに「方法」という点ではフィリピン人講師よりも先に英語を習得した日本人からの方が取り入れられることは多そうですね。では田島さんは「初心者」についてどう定義されていますか?
私の中では、初心者にも3種類あると考えています。1つ目にもちろん英語の初心者。2つ目は海外の初心者。初めての海外という方にとっては生活習慣の違いや、考え方の違いが想像以上に負担になることもあります。
そして3つ目は勉強の初心者です。そもそも英語以前に、これまで真剣に勉強に取り組んだことがない方もいらっしゃいます。仮にそんな方が「今度こそ」と意気込んでも、どう勉強したら良いのかわからずに結局挫折してしまうのです。
— 3つの初心者。これまで「初心者」という言葉をそれ以上細分化して考えたことがなかったです。それぞれの問題に対してA&Jではどのように対策をされていますか?
それら3つの問題をカバーするために、1つ目については「教師」として、2つ目には「海外に住む先輩」として指導やアドバイスをさせていただいています。
そして3つ目に対しては、教師ではなく「メンター」として、生徒を応援しながら道標を作っていくことを意識しています。
— 3つの問題に対して、真っ向から誠実に向き合われているのですね。学校に到着した生徒には具体的にまずどんなケアをされますか?
留学にやってきた生徒には、まず英語を使う目的を明確化してもらいます。
1時間ほどのカウンセリングで「何で英語をできるようにしたいのか」、「この先何がしたいのか」、それから事前学習についてなど、その人をしっかりと理解するために1対1でお聞きしています。これも定員数50名というアットホームな環境だからできることですね。
A&Jおすすめのワーキングホリデー準備コース
— 一人ひとりの生徒と向き合うことから始められているのですね。では次にA&Jならではのおすすめコースはございますか?
はい。他の学校と大きく異なり、A&Jならではというと「ワーキングホリデー準備コース」があります。もちろん他にもワーキングホリデー対策をされている学校もありますが、A&Jでは「行くまで」ではなく、より現地入りした後についても考えたカリキュラムを組んでいます。
— どういった点において現地入りした後を想定していると言えますか?
例えば、ワーキングホリデーでカフェのバリスタをしたいというケース。特に女性に多いのですが、実は英語さえできればバリスタになれるというわけではありません。というのも、現地でバリスタといえば専門職であって、3~4年実際に現場で働きながら勉強してようやくポジションにつくことができる職種なのです。
そのためワーキングホリデー準備コースで勉強したとしても、残念ながら実現は難しいのです。そこで当校としましては、ヒアリングをしつつ、その方に合った職業選択を徹底しています。その範囲であれば確実に叶えられるようなカリキュラム・学習内容を考えて提供しています。
— そこまで配慮されているのですね。では実際にはどんな職場を勧められていますか?
基本的にはカフェやレストラン、ホテルが多いですね。お土産屋、スーパーマーケットもありました。専門職まで行かない、ワーキングホリデー期間でもこなせる範囲でターゲットを絞っています。仮にどうしてもバリスタをしたいとすると、別途研修にもお金がすごくたくさん掛かってしまいます。
— なるほど。初めての方には見えづらい部分をあらかじめ提示されているのですね。
絶対に陥るスランプとの付き合い方
— では生活面についてお伺いします。生徒のみなさんは、どのように休日を過ごされていますか?
当校はセミスパルタなので平日も外出可能です。そのように平日が比較的自由だからなのか、休日にハメを外しすぎてしまう方はいらっしゃらないですね。休日でも自主的に勉強している方が多いかと思います。
— マネージャーと生徒の関係はいかがですか?
これに関してはとても近いと言えますね。交流面で言えば金曜、土曜のみ学校の中庭でお酒を飲めるようにしています。マネージャー付き添いというのが条件なので、飲み会があれば自然と学生たちと交流していますね。
— 1対1のカウンセリングにはじまり、本当に生徒と良い関係を築けているように感じます。そんなA&Jですが、おすすめの留学期間はございますか?
12週間から16週間ですね。主観的にも客観的にも「この人伸びたな」「外へ出ても大丈夫」と感じられるレベルまで成長することを約束できます。
— その期間設定に何か理由はありますか?
はい。本当は区切りの良い12週間と言いたいところですが、やはりスランプに遭遇します。これは必ず誰にでもやってきます。このスランプは8週目から12週目の間に来る傾向があります。なので最悪の場合、スランプに陥って帰ってしまう人が出てしまいます。
— そこまで顕著なのですね。生徒がスランプに陥っているというのは、見ているとやはりわかるものですか?
わかりますね。私自身留学している時にとても悩みました。なのでスランプ状態には特に気を使っていて、絶対に「頑張れ!」と言わないようにしています。
スランプとは、やってもやっても成績が伸びないとき。私ははじめに生徒と面談するときに必ず、このスランプの存在を説明するようにしています。
一人ひとりの生徒に寄り添える学校へ
— スランプの存在は英語学習をはじめたばかりの方にとって大いに不安になりうる要素なので、あらかじめ知っておくことで気負いすぎないで済むかもしれませんね。では最後の質問になりますが、どういった学校を目指していきたいなどビジョンはありますか?
現在も日々試行錯誤中ですが、私はA&Jを「もっと一人ひとりの生徒に寄り添える学校」にしていきたいと考えています。
当校では通学の生徒も受け入れていますし、バギオの中でもカスタマイズが可能な学校として地位を築きつつあります。そもそもコースという形を取らず、オーダーメイド式なカリキュラムにできればいいなと思っています。
— 徹底的に生徒一人ひとりに向き合っていくという姿勢を感じます。
そのつもりです。なので途方に暮れて「とにかく助けが欲しい」「一人ではできない」といった生徒に飛び込んできてほしいんです。そういった暑苦しいサポートを受け入れられる方はとことん応援していきます。
— A&Jのコンセプトですし、田島さんらしい発想ですね!最後に何か読者の皆様に向けてお言葉をいただけますか?
ありがとうございます笑。夜には日本人生徒向けに補助クラスも行っておりますので、本当に初心者の方でも、いや初心者の方こそ是非いらっしゃってください。
— アツいお言葉ありがとうございました。インタビューは以上とさせていただきます。
インタビュー後記
田島さん、ありがとうございました。「3つの初心者」の定義をはじめ、生徒の英語学習に対する細かなケアや、生徒の成長に対する田島さんの喜びが非常によく伝わってくるインタビューでした。また「ワーキングホリデー準備コース」では具体的な仕事を設定することで、ただの憧れで終わらせることなく確実な「実現」へとつなげる内容となっていることを感じました。
本当に自信のない超初心者のみなさん、大船に乗るつもりで飛び込んでみてはいかがでしょうか?
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