バギオ市の中心街セッションロード沿いの丘の上にそびえ立つ大聖堂は言わずとしれたバギオのシンボル。内部の美しいステンドグラスと堂々たる外観は今もバギオの人々の祈りの空間となっています。
丘が連なる街のいたるところから確認できる大聖堂。バギオに来たからには行ってみたい、そんな大聖堂をご紹介します。
バギオ大聖堂への行き方
バギオ大聖堂はセッションロードの坂を上りきって左手に位置します。カフェ・レストランの入ったピンク色の洋館を目印に左折するとセブンイレブンが見えます。それを超えると左手に大きな大聖堂が見えます。
参考:バギオの表参道「セッションロード」を歩いてきた!
タクシードライバーには「カテドラル」と伝えれば確実にたどり着くことができます。
バギオ大聖堂の雰囲気
門をくぐってまっすぐ進むと大聖堂のちょうど前に磔のイエス像があります。カトリックのフィリピンでは珍しくはありませんが、比較的歴史の浅いせいか保存状態が良く生々しく犠牲の姿が写ります。
正面の扉から内部に入ると無数の列を経て遠く正面に祭壇が見えます。平日のなんでもない時間に足を運んだからか、数人の熱心な信者と観光客を時折見かける程度で存分にゆっくり堪能することができました。
中でも祭壇の後ろにあるステンドグラスは一番の見所と言われるにふさわしく、赤・青・緑と原色を多用しながらも見事に調和のとれたデザインで見るものを圧倒するという評判には納得せざるをえませんでした。
留学中であれば「英語プラスアルファ」の知識を身につけておくと会話の幅もより広がるのではないでしょうか。通常意識することのない「宗教」というトピックを体感するにはこの上ない場所と言えます。
ミサの時間
今も現役として人々を迎え入れる大聖堂では決まった時間にミサが行われます。カトリック教会では「礼拝」ではなく、「ミサ」と呼びます。
キリスト教の中でもプロテスタントが「礼拝」と呼ぶなど、それぞれの宗派によって呼び方や儀式の方式が違い、奥深いです。以下ミサの時間です。
月曜日〜金曜日 | 6:00, 17:15 |
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土曜日 | 6:00, 7:00, 17:00, 19:00 |
日曜日 | 6:00, 7:00, 8:00(Irocano), 9:00(Tagalog), 10:00, 11:00, 16:00, 17:00, 18:00 |
日曜日にはイロカノ語、タガログ語の回もあります。ミサの際には一度に850人を収められるそうです。時間になると周辺の駐車代が無料になります。
日曜日の夕方、ちょうど礼拝の時間に合わせて足を運ぶとそこには施設内に収まらなかった人々が溢れていました。それでも前の方でそれに参加している人々となんら変わらない姿勢で前を向き、美しい賛美歌を響かせていました。
恐ろしいほど多くの人の声が重なって、力強くそれが周辺に響き渡ります。きっと内部ではさらに統一感を感じられることでしょう。
まとめ:圧倒的な存在感はバギオのシンボル
バギオ大聖堂は丘の上のただのピンク色の大きな建物ではありません。ほぼ市内中心部に建っていることで、バギオの人々を見守っている、そんな感覚を得ました。
セッションロードから「ついでに」寄ることのできる距離感。何にも知らない、だからいい。まずは中に入って空気を感じてみましょう。そこには圧倒的なスケールと日本では感じられない神秘的な雰囲気があります。
バギオ大聖堂の基本情報
英語名 | Baguio Cathedral |
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住所 | Mount Mary, Cathedral Loop、Baguio、2600 Benguet |
開放時間 | 早朝~夕方 |
定休日 | なし |
電話番号 | (074) 304 4064 |
公式サイト | バギオ大聖堂 |