ビーチリゾートとして名を馳せるセブ島ですが、セブにはもう一つ都市の顔があります。現在セブシティを中心に高層ビルや最新施設の開発が次々と進められています。そんな中、今回は話題の大型ショッピングモールSMシーサイドシティについて迫ります!
SMシーサイドシティとは?
そもそもSMモールとは?
まずSMモール自体のお話になりますが、一号店は中華系フィリピン人によって靴屋としてマニラにオープンしました。1958年のことです。その後もしばらく靴屋としての営業が続きました。1970年代には靴以外の商材も扱うようになり、今ではフィリピン各地に大型ショッピングモールを展開するまでになりました。系列のスーパーマーケットなどもあります。
ちなみに「SM」のルーツは「Shoe Mart(靴屋)」という意味です。フィリピンの豆知識として覚えておいて損はありません!
SMシーサイドシティ
SMシーサイドシティはセブシティ南部の臨海地区に2015年11月27日にオープンしたばかりのセブ最大級のモールです。道路を挟んで海となっており、開放的な空間となっています。今後周囲にホテルやコンドミニアムの建設予定もあるようでまだまだ発展途上です。マクタンニュータウンとも似ていますね。
以下はSMシーサイドシティの紹介動画です。
SMシーサイドシティの場所・行き方
SMシーサイドシティはセブシティの南隣タリサイ市に向かう道中にあります。市街地からは、セブの埠頭エリアを眺められるセブ・サウス・コースタル・ロードに沿って進んでいくと目の前に現れます。目安としてアヤラモールから120ペソ(約260円)ほどで到着します。
またジプニーが主流のフィリピンには珍しく、写真のようなシャトルバスが行き来しています。
セブシティのSMモールや、南のタリサイ市からもアクセスできます。運賃はバス用のE-PLUSカードを購入します。現金での支払いはできません。なんだかいきなり超先進的なシステムです。
E-PLUSカードは200ペソで販売され、あらかじめ100ペソ分ロードされています。これを必要に応じてチャージしていく形です。日本のSUICAやPASMOなどの電子マネーに似ていますね。それぞれの区間の運賃はこちらをご覧ください。
SMシーサイドシティの雰囲気
それではSMシーサイドシティの中に入ってみましょう!大きすぎて全景が写真におさまりません。
SMシーサイドシティには飲食店と非飲食店を含めて合計800以上のお店がテナント入りしていると言われています。そのためフロアもMOUNTAIN WINGやSEAVIEW WINGと分かれています。ただ設計としては回廊型になっているので、建物は一つです。
Ground Floor:ファーストフードチェーン
Ground Floor(1F)では街中でも見かけるファーストフードチェーン店が多くテナント入りしています。ジョリビーをはじめ、バーガーキング、PANCAKE HOUSE、DUNKIN DONUTS、Red Ribbonなど馴染みのお店が多いですね。中でもおすすめは吉野家です。セブの吉野家はこの1店舗のみです。恋しくなったらSMシーサイドシティに走りましょう!
フィリピンのセブ島で食べる吉野家に涙!SMシーサイドシティへ今すぐ走れ!
Upper Ground:ファッション、カフェ
Upper Ground(2F)にはおしゃれなファッションブランドやチェーンのカフェなどがあります。中でもユニクロにH&M、さらにはAMERICAN EAGLEやFOREVER21など日本人御用達のお店も多いです。
ユニクロにはフィリピン名物ジョリビーのTシャツも販売されていてお土産に大人気だそうです。訪問時には品切れ状態でした…。
お店めぐりに疲れたらSTARBUCKS COFFEEで一休みもできます。
中心には背の高いタワーがあって、展望フロアにレストランができるのだとか。
Second Floor:映画館、お土産屋、眺めの良いレストラン
Second Floor (実質3F)には映画館があります。さらにはislands souvenirsでお土産探しもできます。また海沿いには眺めの良いレストランも数軒並んでいるのでランチにおすすめです。
Third Floor:ボーリング、スケートリンク、セブパシフィック航空
Third Floor (実質4F)はボーリング場やスケートリンクなどエンタメ要素の詰まった フロアです。さらにはセブパシフィックの窓口もあるので航空券の購入もできます。
Roof Garden:憩いのスペース
SMシーサイドシティの一番上のフロアは庭園になっています。噴水の湧き出る芝生広場があれば、カフェも数軒あります。晴れた日には青い海とセブシティの景色が一望できます。
おすすめアクティビティ!
SMシーサイドシティにはエンタメ要素が盛りだくさん!
映画館
最新の映画、というより日本での上映に先立って放映される洋画も多いのでかなりオイシイです!3D映画など最新の機能もバッチリです。
ボーリング
フィリピンでもボーリングは盛んですが、中でもSMシーサイドシティの施設はまるで日本並みのクオリティです。18レーンあります。
シューズレンタル | 50ペソ(約110円) |
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1ゲーム | 115ペソ(約250円) |
留学生活がマンネリ化してきたら気分転換にみんなでワイワイなんてのも悪くないですね!
スケートリンク
なんともいってもSMシーサイドシティならではのアクティビティといえばスケートです!常夏のセブ島で滑るアイススケートもなかなか良いですね。
平日の昼間ですが、それなりに賑わっていました。以下料金表です。
1時間 | 99ペソ(約215円) |
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無制限 | 380ペソ(約820円) |
アシスタントコーチ 30分 | 150ペソ(約325円) |
ロッカーレンタル | 50ペソ(約110円) |
リーズナブルにスケートを楽しめます!
おすすめカフェ&レストラン
Lava by Fudge
ショッピングやアクティビティに疲れたらカフェで一休みしましょう。今回はRoof GardenのLava by Fudgeというカフェを選びました。
店内はガーデンの中に調和して、全面ガラスからとても明るい印象を受けます。木のテーブルや椅子も落ち着きますね。
オーダーしたのはICE AMERICANO(右)とICE LATTE(左)です。順に90ペソ(約195円)、95ペソ(約205円)です。
Lava by Fudgeの基本情報
英語名 | Lava by Fudge |
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営業時間 | 10:00〜21:00 |
定休日 | なし |
電話番号 | +63 9083612492 |
WiFi環境 | なし |
参考サイト | Lava by Fudge |
HARBOUR CITY
「やっぱりお腹が空いたな」となったので、Second Floorの眺望抜群の中華レストランHARBOUR CITYにやってきました。
店内は船上レストランをイメージされているような感じです。大きな窓の眼下には海が広がります。
一品料理はこんな感じで店員さんに運ばれてきて、客席で選べます。
一口サイズのおかずを注文してみました。見るからに美味しそうですよね。
もちろん美味しかったですよ!こうした一品料理はすべて55~70ペソ(約120~150円)で注文できます。もちろんその他にも充実した中華料理メニューも食べられます。ランチをするならおすすめです。
HARBOUR CITYの基本情報
英語名 | HARBOUR CITY |
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営業時間 | 10:00〜21:00 |
定休日 | なし |
電話番号 | +63 9173153057 |
WiFi環境 | なし |
公式サイト | HARBOUR CITY |
現状はまだまだ発展途上
ここまで紹介してきたSMシーサイドシティですが、やはりまだオープンして1年未満ということでまだテナント入りしていないスペースなどが目立っていました。
また平日の昼間ということもあってか、セブの他のショッピングモールに比べると少々寂しい印象を受けます。土日は買い物客で賑わっていそうですが、市街地から少し離れているという地理要因もあってか、本当の意味で盛り上がるにはまだ少し時間がかかるかもしれません。
まとめ:SMシーサイドシティのポテンシャルに期待
セブ最大級のショッピングモールSMシーサイドシティ。セブにはアヤラモールなど既存の特大モールの存在もあり、現状は郊外という立地もあってか少々苦戦中に見えました。ただ今後はコンドミニアムやホテルなど地域ごと盛り上がってきそうなので注目スポットには間違いありません。
SMシーサイドシティの基本情報
英語名 | SM Seaside City Cebu |
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住所 | Antuwanga, Cebu City, Cebu |
営業時間 | 10:00~21:00 |
定休日 | なし |
電話番号 | (032) 410 7131 |
WiFi環境 | 店舗による |
公式サイト | SM Seaside City Cebu |