中学生の頃から海外に興味を持ち、大学では国際コミュニケーション学科に所属。入学前から休学してワーホリしようと構想していた松村さん。セブ、バギオ両都市に留学し、オーストラリアに向かう前に、それぞれの都市での留学生活、また一人の大学生として触れたフィリピンについてお話を伺いました。
松村魅さん(21歳)
国際コミュニケーション学科を休学中の大学3年生。セブ・バギオで留学し、オーストラリアでワーホリ予定。「英語を使って働く」ことを志し、自らの将来像を探る過程。
留学先 | JIC |
---|---|
満足度 | |
留学期間 | 4ヶ月 |
英語力 | 日常会話 |
常に想い描いていた異国の生活。ここはまだ通過点
滋賀県の大学で国際コミュニケーション学科に所属しています。ゼミで文化人類学の研究をしていることもあり、言語というよりも異国の文化や人の観察をテーマですね。今回は休学してフィリピン留学、この後はオーストラリアにワーホリしに行く予定です。
— なるほど。学科からして海外への関心が伺えますね。大学でそういった学科を選択されているということは、すでに以前から海外に興味を持たれていたのでしょうか?
そうですね。きっかけは、中学の頃に見たテレビ番組『世界の果てまでイッテQ!』。そのあたりから海外に行きたいという想いが芽生えました。それで中学のうちにオーストラリアに行ったんです。地元行政が市単位で中学生を募って研修に行くというものでした。
— 早速海外に!その他にもどこか行かれましたか?
観光だとカナダとラオスですね。姉がラオスで日本語教師をしていて、一度家族で姉に会いに行ったんです。昔から海外に目が向くことは多かったと思います。
— では、いつ頃からフィリピンに目が向きはじめたのでしょうか?
留学費用が安いのは知っていました。でもこれに関しても姉のおすすめでしたね。姉は経験者ではありませんが…笑。
さらにネットで調べていくうちに、セブに2ヶ月とバギオに4ヶ月という設定がベストかな、という答えに至りました。最初にセブで体調と英語の慣らしをして、本格的に英語を上達させるフェーズとしてバギオがいいかなという計画でした。
セブとバギオ両方で過ごして感じた両者の気質
— あらかじめ段階的に予定を立てていたんですね!もともと休学しようと思ってたんですか?
実は、入学時点で大学5カ年計画を立てていました。最近は2年休学しようと考えています。オーストラリアでワーホリのセカンドビザを取りたいな、と。もしもお金が溜まったら、他のアジア圏でバックパッカーもしたいですね。
— 大学はおもしろくなかったですか?
それはないです。ただ、海外に出て面白い経験を積む期間が必要だな、と思っていたので。英語を学ぶことが目的ではなくて、英語を使って働いたり冒険したりして、いろいろな物事に触れられたらと思っています。
— 英語はあくまで手段。その先に目的を設定できているかどうかは留学する上で結構大事になってきますね。話は変わりますが、松村さんはセブとバギオの両都市で留学されていますね。それぞれ過ごしてみた印象をお聞きします。
セブは空が広くて開放的。海も近く、息抜きしやすいのが良かったですね。同時に、貧富の差が激しくて、オフィス街だと思ったらスラムにいたり、と結構冒険してました。バギオはとにかく気候が良くて、日常生活においてほとんど困ったことはありません。
ただセブよりも規模が小さいため、遊びやご飯に行くところがいつも同じだったりして、あんまり選択肢がないのがちょっともどかしいですね。
あとバギオは先生のプライドというか英語に対する自負がすごいな、とも思いました笑。バギオはアメリカに直接統治されていたということもあって、セブや他の地域に比べても訛りが少なく、綺麗な英語を喋るの!と熱弁されましたね。
学ぶ英語と使う英語の違いを肌で感じた
— 今留学されているJICではどんなコースを取っていますか?
JICではパワースピーキングコースを選択しました。その後ワーホリに行くならおすすめだとエージェントに提案いただいたのでJICに決めました。
JICにはワーホリ向けのプログラムがあって、一緒に受講した生徒が3人ともオーストラリアに行く予定だったので、オーストラリアについての情報や銀行についても勉強しました。あとは何よりバギオにあるカフェで3日間実際に働けるということが大きかったですね。機材の使い方、コーヒーの作り方、さらには外国でレジに立つことの難しさも経験しました。
— 実際にカフェで働いてみていかがでしたか?
まず当然のことですが、仕事を英語で教えてもらうのが新鮮でしたし、学校で習う英語と職場で使う英語は全然違うことに気づきました。難しいことが多くて、レジ対応一つにしても、お客側から見ると簡単だと思っていたことが一つもできなくなります。
— やはりお客様と店員では英語を使う意識に変化が起こりますよね。オーストラリアでのワーホリも飲食系の仕事をする予定ですか?
したいですね。ただオーストラリアに多いジャパニーズレストランではなく、ローカルジョブでオーストラリアの人とつながっていければいいな、と思ってます。ゴールドコーストで1ヶ月現地で学校に通って、そこからシドニーやメルボルン、キャンベラにも行ってみたいです。仕事をしながら転々とできればいいですね。そうやって考えると休学も1年では足りないような気がして。
授業以外も貪欲に。異国の暮らしはすべてがチャンスになる
— フィリピンで生活して、この分野は伸びたなと実感できるところはありますか?
スピーキングはおかげで伸びたかなと思います。現地の友達と英語で話しながら、会話の中で笑いが取れたり、相手の冗談を拾えるようになったのはでかいですね。文法はまだまだですけどね。
— 授業以外の時間はどう過ごされていましたか?
セブでは学校の友達とバーやクラブに乗り込んで友達を作ってました。間違ってもいいから話しかけまくりました。バギオでも英語を教えている人と知り合うこともできて、授業以外の時間も存分に英語は使えているかと思います。
— セブやバギオで滞在されていて印象的な出会いはありましたか?
セブで生活していたときに面白い日本人に会いました。フットワークが軽くて、暖かい沖縄で働いた次には極寒の北海道で働いて、日本を北から南まで堪能したから次はフィリピンに、という流れで留学に来ている人がいました。
その人と話していると“自由だな”と思いつつ、自分もそうやってフットワークを軽く生きていきたいな、と考えるようになりました。
フットワークを軽く、クセのある人間に
— 将来像を掴みかけているのかもしれませんね。ワーホリ終了後の計画や、大学卒業までにしておきたいことは何かありますか?
せっかく2年休学するので変わった経験をたくさんしたいと思います。その一環でバケツドラムにも挑戦しています。クセのある人間になりたいですね。ヒッチハイクやバックパッカーもして、面白いネタを通じて人間関係を広げていければいいなって。
そうやって良いところをドリップしていきたいです。
— イメージが膨らんでいる様子が伺えます。最後の質問ですが、今後の生き方やビジョンはありますか?
これからもいろんな場所に行って、人に会う中で挫折ももちろんあるかと思いますが、今はそれすら楽しみたいと思っています。そんな経験を記事にするライターになれたらいいな、なんて今はぼんやり考えています。
— 行動することでしか次にとるアクションは見えてこないですよね。ありがとうございます。インタビューは以上となります。
インタビュー後記
大学に入学した時から休学を計画し、経験を通して将来への夢や希望を育む姿が印象的でした。フィリピン留学における授業以外のコンテンツも活かして会話の機会をつくって、何よりフィリピンを楽しんでいるな、と感じました。
「幸福の秘密とは、世界の全ての素晴らしさを味わい、しかもスプーンの油のことを忘れないことだよ」
(『アルケミスト』/パウロ・コエーリョ)
勉強、遊び。どちらかに偏るのでなく、両方楽しむ。フィリピン留学の可能性はまだまだ無限です。
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