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英語学習

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一口に英会話をマスターしたいと言っても、実際のニーズは人によって

  1. とにかく流暢に話したい。すこし間違っていてもOK
  2. きちんとした英語、きちんとした発音で話したい
  3. いろいろな場面に対応できる表現をたくさん知りたい
  4. 言いたいことをとにかく通じさせたい

というようなパターンがあります。

そこで今回は、①②③④のそれぞれについて5冊ずつ、おすすめの英会話書をご紹介します。

流暢に英会話したい人におすすめな参考書5冊

流暢に英会話したい人におすすめな参考書5冊

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

参考書のコンセプト
脱ブロークンへ「習うより慣れる」

中学レベルの簡単な和文英訳を次から次とくり返し、アイデアを英語にする反射神経をきたえる本です。文型ごとにまとまっているので、続けて練習するうちに自然と正しい形の英文を組み立てられるようになります。少なくとも3回繰り返せば、ブロークンな英語は卒業できます。とにかく1度目をやり切ること。そして即座に2度目にとりかかりましょう。2度目、3度目合わせても1度目より短時間で終わり、英会話力は加速度的に伸びていきます。

参考書を使う手順
①Part1、Part2、Part3の順に練習
②日本文から英作文を作り、答え合わせ
③②を10問分連続して流す。ここまでが第1サイクル
④第2サイクルからは③を中心にくり返す

英会話 超リアルパターン500+[MP3音声付]

参考書のコンセプト
最初の一言で会話がスムーズになる

話し始めると何とか調子が出るのに、最初の一言がなかなか出ないという心理的なカベを取り払う、「出だしのパターン」に着目した英会話書です。中心になるのは、日常会話でよく使われる「必須パターン200」で、それらの使い方を、それぞれ4つか5つの例文で覚え、短い会話の場面で練習します。よく「会話上手は聞き上手」と言いますが、5W1Hのフレーズを集めた「疑問詞パターン」をマスターするだけでも、会話を途切れさせなくなります。

参考書を使う手順
①「英語で言えますか?」で今の力をチェック
② 必須パターンを例文と会話例で練習
③「パターンでチャレンジ」で再チェック

瞬時に出てくる英会話フレーズ大特訓

参考書のコンセプト
練習しやすい「瞬間英作文」

簡単なフレーズをすぐに使えるようになれば英会話は万全!という「瞬間英作文」を練習する本です。「定型表現」「基本文法を活用」「日常会話で役立つ」の3グループに分けて、中学レベルの英語で日常生活から旅行、ビジネスまでカバーできる表現が270ずつまとまっています。「日→英」の転換練習をする本の中でも合計810という少ない数なので取り組みやすく、これらが瞬時に口から出るまで練習する工夫がなされています。

参考書を使う手順
①まず日本語を英語に直してみる
②英語を見ながらCDを聴く
③何も見ないでCDに合わせて英語を口に出す
④英語を隠して日本語を見ながら英語で言ってみる

CD付き 洗練された大人の英語表現

参考書のコンセプト
中・上級者向け。恥ずかしくない英語を目指す人に

英語が通じるだけでは満足できなくなったら中級者の仲間入り。上級者はネイティブと対等に会話できる・・・だけではありません。日本語でもビジネスなどそれなりの場では話し方のTPOが必要ですが、英語も同じ。英語に敬語の意識が低いというのは誤解です。話す内容が大事なのはもちろんですが、話し方だけで「この人できる」と思わせる英語が学べます。

参考書を使う手順
①Chapter1の「言い換え30パターン」を練習する
②Chapter2の「状況に応じた洗練表現」をCDを聞きながら学ぶ
③巻末の表現集でボキャブラリーやフレーズを増やす

中学レベルの英単語でネイティブとサクサク話せる本[会話力編]

参考書のコンセプト
話し続ける力がつく

英語を流暢に話すというと「ペラペラ」というイメージですが、会話を途切れさせずに続けることはもっと大事です。それは相手の言葉に即座に反応できること、また答えた後に自分で次の展開を作る一言を続ける力です。この本は、「質問する」「感想を言う」「関連した話につなぐ」の3つのスキルを鍛えて、英会話に必要な瞬発力を身につけることができます。

参考書を使う手順
①Chapter1(考えずに話せるテクニック)を読みCDドリルまで行う
②これを3回くり返す
③Chapter2から5までをまず通読する
④Chapter1から5までCD部分も併用して通し読みする

きちんとした英語、きちんとした発音で英会話を伸ばしたい人におすすめな参考書5冊

きちんとした英語、きちんとした発音で英会話を伸ばしたい人におすすめな参考書5冊

英会話・ぜったい・音読 【入門編】—英語の基礎回路を作る本

参考書のコンセプト
「中学レベル」でまずTOEIC500点をクリアしよう

この本は、CDをガイドにひたすら音読することによって英語の基礎回路を作るという、とても単純な学習法を実践します。英文には和訳もついていますが、題材は中学1・2年の教科書なので訳は一度チラッと見ればいい程度で、朗読に集中できます。これを3か月繰り返すと、まとまった文章がほとんど暗唱できるほど自分のものになっています。この段階でTOEIC500点は楽々クリアできる力がついていますよ。

参考書を使う手順
①1日1レッスンずつ英語を聞いて音読練習をくり返す
②これを12日間続けて全レッスンが一度終了
③レッスン1に戻って同じように3ヶ月間続ける

「意味順」で学ぶ英会話

参考書のコンセプト
英語の正しい語順が身につく

「日本人はネイティブより英文法に強い」と言った人がいますが、そんなことはありません。まともな英文が作れない日本人が多いのは英文法が弱いということです。タイトルの「意味順」とは、【だれが】【する(です)】【だれ・なに】【どこ】【いつ】という、日本語とは違う英語の語順感覚を習得する方法で、英会話に必要な範囲で英文法をおさらいすることから始めて、それを使った会話の練習をします。これで相手の英語が少々長めでも苦にならなくなります。

参考書を使う手順
①各レッスンのStep1で文法項目を確認する
②Step2で音声に合わせて語順を身につける
③Step3で会話練習する

DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本

参考書のコンセプト
リスニングが伸びない人へ

これは「英会話書」ではなく、タイトルの通り英語の発音をマスターするための本ですが、英会話のおすすめ本に登場するのは、会話の半分であるリスニングに絶大な効果があるからです。ある程度話せるけれど相手の言うことが聞き取れないという人は、たいてい発音をいいかげんにしています。発音ができる人は、脳が音を覚えているのでリスニング力が高いのです。2000円台でDVDとCDを使った実践的な練習ができるのに、高額な発音教材やゆるい英会話スクールにお金をかける意味があるの?と思うほど素晴らしい内容です。

参考書を使う手順
①CDを聞きながら本に出てくる単語を発音する
②発音に迷ったらDVDで口の動きを確認する
③DVDの「聞き分けにくい発音」を練習する

頑張らない英会話フレーズ

参考書のコンセプト
「ネイティブなら子供でもペラペラ」のキモとは

この本を開いてピンと来る人は、短期間で英語を使いこなせるようになります。英語で大切なのは、名詞と動詞です。これだけで「主語+動詞+目的語」の3語文が作れます。中でもキーになるのが動詞です。動詞は基本動詞(have、get、makeなど)の「原理原則」から使い方を知れば自由自在。「アメリカ人なら子供でも自由に話せる」の本当の意味はここにあります。その意味でこの著者とケリー伊藤さん(テリー伊藤ではありません!)の著書は読む価値があります。

参考書を使う手順
①1度読んで基本動詞の「コアイメージ」を理解する
②2度目にコアイメージと実際の用法とのつながりをつかむ
③例文を反復して音読して、身に付ける

英語のバイエル 初級―これで話せる! (CDブック)

参考書のコンセプト
反射的に英語を話せるように

反射的に英語が出るようになるまで200の英文を暗唱する、という本ですが、やり切った時には英会話に必要な文法が体にしみこんでいるでしょう。「文法かぁ・・・」と言う人に一言。文法は実際に使われている英語を整理しただけで、それを暗記するものではありません。反対に、たった200の簡単な英文さえ使えるようになれば文法の基本はマスターできています。

参考書を使う手順
①とにかく無心に200の例文を暗唱する。
②著者のサイトで発音トレーニングをする。(①と同時でも良い)
③冒頭にある30ページほどの英文法のまとめを通読する。
④200の例文を完全に暗唱できるまでくり返す。

いろいろな場面に対応できる英会話をたくさん知りたい人のおすすめな参考書5冊

いろいろな場面に対応できる英会話をたくさん知りたい人のおすすめな参考書5冊

ネイティブ英会話フレーズ集3240―スーパーCD4枚付き

参考書のコンセプト
使えるフレーズが多くCDが秀逸な参考書

場面別のまとまりごとに、上に日本文、すぐ下に英文というシンプルな構成で、よく使われる3240のフレーズが並んでいます。実は他社の「英会話フレーズブック2900」のスタイルそっくりで、フレーズ数を増やしただけに見えますが、この本の魅力は4枚のCDの良さにあります。速聴あり、チェックテストありでとても実用的です。本を買うというよりCDを使い倒すつもりで、本はむしろ確認用や、辞書的にフレーズを調べるために使うのがおすすめです。

参考書を使う手順
①本文を見ながらCDを聴く
②可能な場所であれば一緒に発音する
③リスニング重視の人は1.5倍速、2倍速なども聴く

CD付 ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100 (スティーブ・ソレイシィの英会話シリーズ)

参考書のコンセプト
まずは基礎レベルを固めよう

この本に出てくる英語は、とにかく易しいです。それもそのはず、ネイティブである著者が、小さな頃から10代あたりまで毎日使っていた英語フレーズのエッセンスを100集めたのがこの本です。TOEIC600点の人がパラっと読んだら「何これ?」と思うかも知れないフレーズばかりですが、見てわかるのと使えるのとは大違い。「『どうぞ』にあたる英語は please ではない」と言われてドキッとした方なら、この本が十分役立つレベルです。だから10年以上売れ続けているのです。

参考書を使う手順
①左ページ上のキーフレーズとイラストを頭に入れる
②右ページ上のイラストを見ながら会話を音読する
③右ページ下の練習をやってみる
④練習で疑問が出たら、すぐ上の説明で確認する

英会話ペラペラビジネス100 - ビジネスコミュニケーションを成功させる知的な大人の会話術 [CD2枚付]

参考書のコンセプト
中級者の力をグッと上げてくれる

「英会話なるほどフレーズ100」と同じ、スティーブ・ソレイシィさんの書いたビジネス英会話の本ですが、短く効果的なフレーズが中心で、日常英会話の教材としても十分使えます。ソレイシィさんは現在NHKラジオ「英会話タイムトライアル」の講師ですが日本語ペラペラ。さだまさしの代表作「案山子(かかし)」を見事に英訳した人です。ある程度英語ができる日本人にもありがちな英語の間違いがところどころで紹介されているのは、日本人の発想を理解している彼ならでは。中級者が読むとぐっと力がつく英会話書です。

参考書を使う手順
①ページ左上のパワーフレーズをCDに合わせてくり返し練習する
②左下の Short Rally で会話での使い方を練習する
③巻末の「逆引きINDEX」で日本語から英語に直してみる

英会話フレーズブック―リアルな日常表現2900

参考書のコンセプト
自然に浮かぶ日本語を英語にする

英会話フレーズ集のトレンドを作った本と言っていいでしょう。自然に浮かぶ日本語ほど英語にしにくいという経験はありませんか?この本の良さは、CDから「和→英」で次々と聞こえてくるフレーズの「日本語」の言い回しの選び方。「おなかペコペコ」「ちょっと飲み過ぎちゃったな」「つきあってください」といった感じです。もちろん英語も自然なフレーズが並んでいます。

参考書を使う手順
①目次を見て自分が使いそうな場面を選ぶ
②音声に和文もあるので、ふだんはCDだけ聴いても良い
③余裕のある時に本も併用して、目で見ながら言ってみる

プラダを着た悪魔 (名作映画完全音声セリフ集スクリーンプレイ・シリーズ)

参考書のコンセプト
英語が良く、中級者以上のレベルアップに

いわゆる英会話本は、多かれ少なかれ英文を作っていますが、これは映画のスクリプトなので完全に自然な表現ばかりです。しかし単語、フレーズ、会話文の解説がくわしく、文化的な背景にも触れていて、またビジネス英語という面でも役に立ちます。ただしテキストのように体系化はされていないので、初心者にはやや厳しいかもしれません。映画はアン・ハサウェイとメリル・ストリープの英語が聞き取りやすいので、DVDで見てください。

参考書を使う手順
①(映画を見ていない人は)レンタルでいいので字幕付きDVDを見る
②本を片手に時間のある限りDVDをくり返し見る
③映画の記憶があるうちに最初から読む
④DVDを字幕なしで見る

言いたいことをとにかく通じさせたい人のための参考書5冊

言いたいことをとにかく通じさせたい人のための参考書5冊

なんでも英語で言えちゃう本

参考書のコンセプト
とにかく英語を通じさせたい人向け

英語にイマイチ自信がないあなたが、「君、明日海外出張してくれ」と言われても大丈夫!というコンセプトの本です。いわゆる英語力をつけるというのではなく、言いたいことは「主語+動詞+何か」の3語で伝わるというもの。昨今の「ネイティブのような」きれいな英語・上手い英語志向への強烈な反論とも言えるでしょう。間違いが怖くて英語が口に出せない多くの日本人にとって、画期的な本です。

参考書を使う手順
①「魔法のボックス」というシートを作る
②伝えたい内容を真ん中に書く
③簡単な英語で4通りに言い換える
④新たな内容で①から③を反復練習する

ずるいえいご

参考書のコンセプト
TOEIC600点なのに話せない人に

学校では英語は結構できた。TOEICも一応600点クリアしているけれど、英語を話す仕事につく自信がない・・・という人は多いですね。あなたが今持っているけれど眠っている英語力をどうしたら活かせるか?という本です。直訳しない、抽象語など難しい単語は捨てる、というのがポイント。「なんでも英語で言えちゃう本」と同じ著者が共著したもので、使い方もほぼ同じですが、この2冊は聴き取り練習が別に必要だと思います。

参考書を使う手順
①「魔法のボックス」というシートを作る
②伝えたい内容を真ん中に書く
③簡単な英語で4通りに言い換える
④新たな内容で①から③を反復練習する

悪あがき英会話 アラフォー夫婦の挑戦

参考書のコンセプト
何から始めていいかわからないビギナー向け

まず、これはコミックです。自他共に「英会話できません!」と認め、でもスクールに通うほどニーズがなく、海外旅行した時くらい何とか英語が通じるといいなあ、という方が主なターゲットです。ハワイ旅行で現地人に話しかけられて英語が出なかったくやしい経験にリベンジすべく、一念発起したアラフォー夫婦が「けっこう話せるようになった!」と言えるまでの悪戦苦闘のストーリー。でも決してバカにできない本です。

参考書を使う手順
①3時間以内に一度読み飛ばす
②2度目は出てくる英語をすべて発音しながら通読する
③②をあと3回、できれば5回くり返す
④NHK(Eテレ)「おとなの基礎英語」を一度見てみる
⑤気に入ったら「おとなの基礎英語」を半年見る

海外旅行ひとこと英会話 相手の英語がスグわかる CD-BOOK

参考書のコンセプト
旅先で「話したくても聞き取れない」悩みに。

トラベル英会話のシリーズ第2弾のこの本は、相手が話してくるフレーズを700以上選んで、それに答える形です。「何を言われているかわからないので会話にならない」と不安な人におすすめします。また、シリーズは3冊出ていますが、どれも500円台でCD付き。1冊目の「海外旅行ひとこと英会話CD-BOOK」と同時購入してもいいと思います。

参考書を使う手順
①本を見ながら、まず「相手の言葉」に集中してCDを聴く
②だいたい意味がわかったら今度は返事に注意して聴く
③他にどんな返事ができるか考えてみる

CDBたったの72パターンでこんなに話せる英会話

参考書のコンセプト
たったの72パターンで、英語が話せる

英会話のフレーズ集では、1000も2000も多すぎて覚えられない!というのが本音の人は多いと思いますが、この本なら使いまわせる72のパターンでOKです。ただし、徹底的にくり返し練習しないと、パターンからの応用ができないことはお忘れなく。例文が、日本語も英語も自然な口語であるところも、さりげなく加点したい良さです。

参考書を使う手順
①「これだけは!絶対覚えたい重要パターン21」を覚えるまでくり返す
②「使える!頻出パターン51」を、自分がその場にいるつもりで暗唱する
③CDの日本語の後に、間髪を入れず英語を話す練習をする

結び文
いかがでしたでしょうか?最後に注意点を1つだけ。CDなど音声付きの本は、短時間でも集中して聞きましょう。「聞き流し」はおすすめしません。時間をかけただけやった気になりますが、身につかない人がほとんどです。

あなたの「英語が話せる」イメージに合った1冊が見つかることを願っています。

セブ島の海に魅せられて…、現在はマクタン島に住んでいます。海が大好きだけど、海と同じくらい英語も大好きです。学生時代に趣味でTOEICを受けており、最高で930点を獲得しました。特技は英語とダイビングです。

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