フィリピン留学相談はスピーディーで選ぶ時代
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私が日本語教師としてダバオに行くことになったとき、周囲から出た最初の一言が「ダバオってどこよ?」でした。うん、そうだよね。私もよく知らない。いや、本当に実際に訪れたその日まで、詳しいことはさっぱりだったのです。

フィリピンでもマイナーな都市、ダバオってどこ?

地理的に説明すると、フィリピンの南部に位置する島、ミンダナオ島という島のさらに南に位置しており、実はマニラ・セブに次ぐフィリピン第3の都市とも言われています。

ですが、事前情報を得ようにも、驚くほどに情報が、、ないっ!フィリピンに関する情報は、基本がマニラ・セブ。第3になると、ここまで一気に情報がなくなるものなのでしょうか‥

旅行代理店はおろか、地球の歩き方にもたいした情報は載っていないんです。ネットには、人生の大先輩のような方々が、個人的に書かれているブログ的なようなものしかありませんでした。

よし、とりあえず行ってみよう。

危険なミンダナオ島にあるダバオ…。実は安全だった?

さて、外務省の海外安全ホームページ上では、ミンダナオ島はしっかり「レベル2:不要不急の渡航中止」と書かれています。

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外務省海外安全ホームページ参照

さらに、一部のエリアは、その上の「レベル3:渡航中止勧告」が出ていたりもします。わぁ・・まぁ、そんなこともあるよね。

ダバオは本当に安全なの?

ここまで読むと、おいおい、大丈夫なところなのかい?という声が聞こえてきそうですが、「大丈夫なんです!」

確かに、ミンダナオ島の一部の地域には、過激派グループがおり、上記のようにありますが、よく読むと、ダバオ市は除くと書かれています。

「いや、まぁ、でもさぁ・・」

と、お思いですよね?でも、本当にダバオ市は安全だと思います。これは1年ここで過ごして感じたことです。私、ダバオに来てすぐに自転車を購入し、移動はほぼ自転車なのですが、飲んだ帰り道1人で自転車で帰宅しても危険な目にあったことは1度もありません。

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※こちらは私の愛車くんです。

タクシーのボッタクリもない

さらには、フィリピンでよく言われるタクシーのぼったくり。これにも遭遇したことはありません。特に指摘しなくても、メーターをきちんと使用してくれます。

これらには理由があって、現ダバオ市長ドテルテ氏がかなり厳しい取締りを行っているんです。彼はかなりの武道派で、ダバオ市にいる犯罪者を片っ端からちぎってはなげちぎってはなげ‥麻薬密売人をヘリから落としたとか、犯罪者を全員射殺したとか真相は定かではありませんが、ダバオのダーティーハリーと言われているのは確かです。

ともかく、賛否両論ありますが、実際にかつて「殺人の町」とまで呼ばれていたダバオ市内は彼のおかげで、安全であり、さらには、多くの民衆の人気を集め、2016年の大統領選にも出馬し、見事次期大統領となった人物なのです。
参考:生まれ変わるフィリピン!街中インタビューをして大統領選挙の候補者と展望をまとめてみた

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しかしもちろん海外ですから、油断は禁物です。モールやコンビニなどの入口には銃を持った警備員がいますし、大きいモールのレストランの入口には禁煙みたいなノリで、銃の持ち込みを禁じるマークなどが記されていたりします。

やはりいつでも海外にいるということをお忘れなきよう、お気をつけください。

ダバオの特産物と言えば、空港で香り漂うほどのアイツだった!

ここまで治安的なものをメインにお話してきましたが、実際の気候などはどうかと言いますと・・

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南国です!!!

当たり前ですが。しかし、実はフィリピンのマニラなどは、台風の通り道として、よく雨が降るため湿度が高めのように感じます。セブでも割と台風がくると聞きます。

でも、ここダバオは、台風は滅多にこず、爽やかな風が吹き、日本人がよくイメージする、南国の気候なんです。言うなれば、ハワイのような気候とでも言いましょうか。実際、私はハワイで留学をしていた経験があり、朝一の爽やかな風など、とても似ている気がします。

そんな南国ダバオでは、フルーツが有名です

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お馴染みのバナナはもちろんのこと特に有名なのは…

 

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果物の王様「ドリアン」。さらには、果物の女王と呼ばれている「マンゴスチン」。こちらも堪能することができます。おまけに、特に女性が大好きなマンゴーも非常においしいです。

また、日本ではおそらくお目にかかることのない「ポメロ」の名産地でもあります。ポメロとは、でっかいグレープフルーツを想像していただければと思います。味も似ていますが、もっと甘みが強く、さっぱりジューシーでぜひ1度お試し頂きたい1品です。

ちなみに、ダバオの空港に降り立つと、ドリアンの香りがします。周りのみんなに言っても信じてもらえませんが、私はとても感じるので、ぜひお越しの際には香ってみてください。

ビールと南国に目がない日本語教師。 モットーは「とりあえず、やってみなきゃわからない」 日本では元広告人、今はフィリピンのダバオで日本語教師やってます。 「人に伝えること」と「言葉」好きが転じてライターというものを始めてみました。

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