ビーチリゾートのイメージが大きいセブ島には、変わった観光名所があります。それは“CPDRC”という場所で行われる、囚人たちのダンスショーです!
セブ刑務所ダンスの歴史とは?
CPDRCとは『Cebu Provincial Detention and Rehabilitation Center』の略で、つまり更生施設のことです。
もともとは、刑を言い渡されるのを待っている囚人たちの更生プログラムの一環で、ダンスレッスンが始まったそうです。その迫力あるダンスがYouTubeにアップされたことがきっかけで、世界中で話題となりました。
こちらがその動画。マイケルジャクソンの曲に合わせて囚人がダンスします
大雨でもダンスしています。かわいそう…笑
そんな囚人たちのダンスが生で観れるのは、毎月最終の土曜日のみ!
セブ刑務所ダンスを見に行くには?
CPDRCへの行き方は、13時にキャピトル(州政府庁舎)へ集合すれば無料で送迎してもらえます、
少し遅刻してキャピトルに到着すると…
しかし、私たちが少し遅刻してキャピトルへ到着したところ、「送迎はもうしていない!CPDRCへ直接行け!」と言われ、嘘か本当か分からないままとりあえずCPDRCへ向かいました。
CPDRCは山の中にあり、道すがらローカルな景色を見ることができます。
場所が山の中にあるので、タクシードライバーは行きたがらない人が多いみたいです。キャピトルには数台のバイクタクシーが待機していたので、バイクタクシーを使うという手もあります。
バイクタクシーでCPDRCへ向かう
私たちはバイクタクシーを利用し、金額は往復で300ペソでした。帰りも迎えに来てくれるように、値段も含め交渉しましょう。
CPDRCの周辺には小さなお店がありましたが、ほとんど何もありません…。
セブ刑務所ダンス会場のCPDRCに到着
到着すると、すでにたくさんの人が集まっていました。2階へ上がって名簿のようなものにサインすればビジターパスをゲット。
入場と同時に席の確保をするべき
中に入るとお土産Tシャツなどが販売されています。が、椅子の確保ができないと立ち見になるので、入場と同時に先に席の確保へ向かうことをお勧めします。
セブ刑務所ダンスのスタート
待つこと1時間ほどで開会式のようなものが行われ、国歌斉唱後にいよいよダンススタートです!
白いTシャツの人たちはリーダー的な存在のようで、よりキレのあるダンスでした。
この大人数でのキレッキレなダンスは本当に圧巻です!
ダンス曲はマイケル・ジャクソンやPSYなど誰もが知っていそうな曲で、ノリノリな観覧者も笑。
罪を犯した人たちとは思えない、イキイキとした表情で踊る囚人たち!
1人1人の表情を見ていると、本当に楽しそうな人もいれば、真剣な真顔で踊る人など様々です。
囚人がまるでアイドル。フィリピンならではの観光名所
最後は観客も囚人たちと一緒にダンス!そしてツーショットを始め、記念撮影まで可能です。囚人たちが、まるでアイドルかのような錯覚を起こしそうです。でも実際は犯罪を犯してしまった人たち…。
囚人たちは、ドラックや窃盗からもっと重い犯罪を犯した人もいるそう。そんな人たちが真剣にダンスをする姿と、クオリティの高さには驚きです。
そして、そんな人たちと一般の観客が一緒にダンスして、記念撮影までできるなんてさすがフィリピンですね。
是非、タイミングが合えば訪れてみてください。
セブ刑務所ダンスの基本情報
開催場所 | CPDRC(Cebu Provincial Detention and Rehabilitation Center) |
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料金 | 無料 |
開催日 | 毎月最終の土曜日 ※月によって変更が生じる場合あり。 |
開催時間 | 13時入場 14時〜ダンススタート ※時間も日によって前後するようです。 |