IELTS特化型アカデミーとして知られるCNS2。今回はマネージャーを務める蚊野さんに「CNS2の特長」や「IELTSを勉強するために求められること」について伺いました。
休日まで進んで勉強しているという学生の様子や、IELTSで高スコアを獲得するために必要な要素や勉強方法についてご紹介します。
蚊野詞旭さん
オーストラリアでのワーキングホリデーを経てCNS2でマネージャーを務める。フィリピンでの語学学校経験はダバオ、セブに続いて今回のバギオで3都市目。
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IELTS特化型アカデミー
— はじめにCNS2の特色をお伺いしてもよろしいでしょうか?
はい。CNS2は一般的な語学学校とは明確に違い、IELTS対策に特化したアカデミーです。ESLコースもありますが、ほぼ全員がIELTSコースを受講しています。はじめからIELTSが難しいという生徒さまがESLで数ヵ月勉強した後にIELTSコースに移ることはあります。
— とても特徴的ですね。IELTSに特化したカリキュラムを展開されていますが、実際に今IELTSを学ぶことでどんな可能性が拓けるとお考えですか?
IELTSのスコアがあれば、イギリスはもちろん、アメリカでもトップスクール以外であれば大学院へ入学することもできます。また最近では、ワーキングホリデーでオーストラリアのことが気に入った方が永住権を獲得するためにIELTSを勉強されるケースが増えてきていますね。
— IELTSの適用範囲や認知度がより広まっていると言えますね。
はい。近年ではマレーシアやシンガポールの大学も入学するための指標としてIELTSのスコアを採用していますね。それだけ世界的にIELTSは認知されてきています。
— IELTSを教えるとなると講師陣にも高度なスキルが求められるかと思いますが、先生方の特徴はいかがですか?
講師陣は全体的に年齢層高めです。上は40代、下は20代後半で、他の学校での講師経験のある方が多いです。
生徒間のやりとりにも現れる学ぶ姿勢
— IELTSコースというと模試が多く、生徒同士のつながりはあまりないイメージですがいかがですか?
CNS2では毎週金曜日にIELTS模試を行っていて、成績は全員にわかるようにすべて開示しています。そのため、誰が高得点者かわかるようになっています。
— 成績を開示されるのですね!そのことによってどんな効果がありますか?
高得点者の元に、他の生徒がよく話を聞きに行っているのを見かけますね。高得点を取る人は工夫して勉強されていることが多いので、そういった情報をみんなでシェアしています。参考書の貸し借りも多く、横のつながりは多いと思います。
— これも手の届く範囲の規模だからこそできることですね。では生活面についてお伺いしますが、生徒たちはどのように休日を過ごしされていますか?
平日が外出禁止な分、休日にはランチやディナーなど出かける生徒が多いですね。ただ出かけるといってもそれくらいで、皆さん本当によく勉強しています。特に、IELTSの試験日が近くになると、土日でも学校は勉強する生徒でいっぱいになります。
CNS2の求める留学生像
— CNS2での留学を、どんな方におすすめできるかお聞かせください。
IELTSの難しいところは、アウトプットの確認やスピーキングで使うべき単語の選別、ライティングの構成など多岐に渡ります。当然、これらすべてを独学で勉強しようとすると悩んでしまう人が多く出てきます。アウトプット科目はどうしてもフィードバックを必要とします。なので、独学で行き詰まってしまった人にこそおすすめしたいですね。
— 何か生徒をサポートされる施策などは取られていますか?
留学に来て、スコアを上げる勉強方法に興味を持つ生徒が多いので、学生マネージャーがレクチャーやアドバイスをすることもあります。それが時々2時間くらいになってしまうこともあります笑。
— 熱いですね!では反対に、苦労する生徒にも共通点はありますか?
TOEICが600点以下など基礎力に問題のある方は苦労しています。IELTSでは海外の大学院でも通用する言語能力を求められるので、網羅しなければならない単語数もTOEICや大学受験と全然違います。
なので、ある程度英語力をつけた状態で来られたほうが効率的かと思います。仮に3ヶ月でIELTSスコア7を取りたいのであれば、TOEIC800点代後半の実力をつけた状態からでないと厳しいかと思います。
— というと、蚊野さんの考えではTOEICとIELTSを別のモノとして考えるのではなく、IELTS学習のためのステップとしても考えられるということですね。
はい。一般的に大学受験で必要な英単語が6000語、TOEICでは8000語、そしてIELTSの場合には10000~15000語を理解している必要があると言われています。なので初心者のままIELTSを勉強しようとするといきなり高すぎる壁にぶち当たってモチベーションをなくしてしまいがちです。
様々な意見がありますが、ぼくはTOEICを学んでからIELTSのステージに進むことをおすすめしています。
留学をアウトプットの場に
— とてもわかりやすいです。では最後に、CNS2に留学を検討されている読者の方に向けて何かアドバイスをお願い致します。
繰り返しにはなりますが、正直なところ、CNS2は初心者に優しい学校ではありません。先生たちも高いレベルの生徒を求めている傾向があります。
ぼく自身が留学前のメール相談を受けるときには、単語帳の紹介をするようにしています。
フィリピン留学は、アウトプットの場なので、日本では単語をはじめ、できるだけシャドーイングや精読、音読などをしておくことをおすすめしています。
— 留学に来て、何も身動きが取れなくなるのを避けるためにもまずは単語を知っておくことが重要になってくるのですね。
はい。そうすることで留学の成果や充実度は格段に変わってくるかと思います。
— すごく参考になりました。ではインタビューは以上とさせていただきます。
インタビュー後記
蚊野さん、ありがとうございました。CNS2の特長に加え、IELTSでスコアアップを図るノウハウを熟知されていて学びの多いインタビューとなりました。
ストイックな留学生活や、先生が生徒に求める高いレベル。「IELTSのスコアを上げたい」という意志を持った生徒の気持ちに確実に応えてくれるアカデミーなのではないでしょうか?IELTS学習にCNS2は最良の選択になるかと思いました。
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