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フィリピン留学

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貿易会社で働きながら中国をはじめ、インドにヨーロッパ、エジプトと忙しく飛び回る北村さん。1年の半分を出張が占めることもあるという仕事の中で自身の英語力のなさを確認、半年間の留学を決意しました。

自分の力で英語を使って取引をしたいという目標を持って過ごしたJICでの留学生活をご紹介します。

北村竜太さん(31歳)
貿易会社勤務。出張で中国をはじめ世界各地を飛び回り、英語の必要性を痛感する。海外ベースの職場ながら英語ができる人が少ないということで半年間休職してJIC留学へ。

留学先 バギオJIC PSIキャンパス
満足度
留学期間 6ヶ月
英語力 初心者

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By フィルポータル編集部
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どうしても英語が必要だった

どうしても英語が必要だった
— 北村さんの今回の留学期間を教えてください。

6ヶ月間です。1週間後に卒業します。

— 間もなく卒業ですね。JICではどんなコースを選択されていましたか?

現在はPS(パワー・スピーキング)コースを選択していますが、最初の3ヶ月はIB(インテンシブ・ベーシック)コースという基礎を固めるカリキュラムで勉強していました。IBコースは平日外出できない初心者向けのスパルタ校でした。

— 留学以前の英語力はいかがでしたか?

皆無でしたね。本当にバギオに来て1から学び直しているというのが正確です。

— 今回は半年間という期間設定ですが、退職されてきたのでしょうか?

いえ。半年間休職させていただいています。私の勤めている貿易会社では海外からの輸入をベースにしているのでどうしても英語が必要なのですが、現状英語のできる人が少ないです。なので会社側も了承してくれたのだと思います。

— 主な取引先の国にはどんなところがありますか?

メインは中国やインドですね。ヨーロッパとも関わりを持っています。他の国とももっと関係を持ちたいと思っているので、やはり英語は求められています。

— 北村さんの勤務されている会社には海外拠点はありますか?

ベトナムに拠点があります。ただメインは日本の本社や営業所で出張ベースなことが多いです。

— これまでに出張でどんな国を訪れましたか?

英語が話せなかったので中国が多かったですね。他にはヨーロッパにインド、それにエジプトにも行きました。いろんな商材を扱っています。

快適な気候で捗る英語学習

快適な気候で捗る英語学習
— 世界中に取引先があるのですね。現在業務上英語の必要性を感じているとのことですが、もともと学生時代など英語への関心はいかがでしたか?

全くなかったです。高校も大学も工業科だったので特に英語との接点はありませんでした。なので留学の序盤は本当にしんどかったですね。

— では色々な選択肢があった中でフィリピンを選択した決め手は何だったのでしょうか?

やはり他の国と比べるとマンツーマン授業が多く、より多くの時間英語に触れられると思ったのが大きな理由ですね。もちろん価格面も非常に魅力的でした。

— フィリピン留学というと一般的にはマニラやセブの方が知名度は高いと思います。その中でバギオに留学先を決めたのにはどういった理由が挙げられますか?

気候がいいということですね。フィリピン各地に旅行しましたが、バギオが一番好きですね。本当に汗をかかないです。一年中クーラーも何もいりませんし。

逆に冬の期間もバギオにいましたが長袖がないと肌寒いくらいでした。日本の秋をイメージされるとわかりやすいですね。

1月から6月までの期間だったので本格的な雨季を避けることができたのも良かったです。

— ちなみにフィリピンのような東南アジア、途上国は初めてですか?

もともとバックパッカーのような形でたくさん行っているので東南アジアは10ヶ国目ですね。

— ではバギオも楽しむことができたのではないでしょうか?

そうですね。世界遺産の棚田のあるバナウェは特にオススメです。本来はバギオから5、6時間で行ける場所なのですが、自分の時にはバスが途中で壊れたりして結局10時間かかりました。大変でしたがそれもまたおもしろかったですね。

がむしゃらに話そうとすることが大切

がむしゃらに話そうとすることが大切
— 今回の留学では特に伸ばしたい能力はあらかじめ決まっていましたか?

日本の人なら誰しもそうかもしれませんがスピーキングが苦手だったのでやはり話せるようにしたかったですね。

できないのに100点の英語を話そうとしてしまうのが問題だったのかなと思います。がむしゃらに伝えようとすることが大切だと留学生活の中から学びました。

— スピーキングの力を伸ばすためにはどんなことをしましたか?

韓国人の生徒と行動したり、少しでも英語を話す環境を作るようにしていました。

— それに関連して他国籍の生徒と相部屋になることも多かったと思いますが、何か苦労はあったりしましたか?

韓国人の生徒が多かったです。文化の違いを感じることもたくさんありますね。ぼくの場合は苦労というより習慣の違いを発見できておもしろかったです。

— 授業は何コマ取られていますか?

休憩を挟みますが1コマ100分を4コマです。担当の先生が少ない分、自分のことを深く理解してくれていると思います。

ー確かにそういったメリットはありそうですね。宿題は多いですか?

先生に言って自分で調整できます。宿題の代わりにもっと必要な弱点の勉強をするなど授業内容は自分主導で変えられます。

目標を持って、逆算して実行する

目標を持って、逆算して実行する
— それはJICならではですね。では留学後のお話になりますが会社に戻られると思います。中長期的なビジョンで英語を活かしてどんな仕事に携わっていきたいなどのイメージはありますか?

海外勤務をすること。そこで自分で取引をしていきたいですね。

— 現在社内で駐在されている方はどのくらいいらっしゃいますか?

2人ほどです。本当に出張規模なので。その分出張は盛んで一年の半分は出張ということも珍しくありません。海外で働きたいという意志があればサポートしてくれる会社なので事務所を新たに海外で作ることも不可能ではないと思っています。

— どの国で何を商材として扱いたいなどの希望はありますか?

日本のものを海外に売りたいという気持ちが以前からあったので、所得が増えて豊かになりつつある東南アジアを舞台に働きたいです。商品を通じて日本の良さを伝えたいですね。それに関連させて海外での雇用を作りたいという思いもあります。フィリピンも失業率が依然として高いので。

— 明確にビジョンを描かれていますね。留学に来る前から考えていたのでしょうか?それを踏まえて最後に読者向けにアドバイスをいただきたいです。

常に短期・中期・長期の目標を持っていて、いつまでにそれを実行すればいいかということを逆算して考えています。

— やはり目標を持つことは大きくプラスとして働きますか?

そうですね。同じ生徒でも目標があるかないかで伸び率は違うと思います。「自分はいつまでにこうなりたいんだ」というものを持ち続けているとモチベーションも保てると思います。

インタビュー後記

インタビュー後記
英語学習を教室内に留めず、進んで英語を使う環境を作っていたという北村さん。自分の意向を最大限授業に反映させられるJICのスタイルはモチベーションの高い生徒にピッタリな環境です。

留学期間残り1週間を残して、海外勤務したいという北村さんの表情からは自信を確認することができました。穏やかな口調と目標への熱い想いが印象的なインタビューでした。

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インタビューと社会派コラムを担当するライターです。いろんな場所に行って、たくさんの人と話して、その声を代弁できる情報屋でありたいと思っています。個人ブログ(さぐりさぐり、めぐりめぐり)で紀行文・コラムも書いてます。 Phil Portal全員のメンバー紹介ページはこちら

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