以前に、小学生の英語学習におすすめなCD・DVD・映画21選をまとめました。
今回はちょっとスパルタな方法でして、英語学習教材のご紹介です。CDやDVD、もしくは本での学習もいいですが、楽しく学習というよりもカッチリと英語教育をしたい親御さん向けの記事です。
カッチリといっても受験教材ほどスパルタなものはありませんのでご安心を!それぞれの教材の特徴をまとめましたので、じっくりとご覧ください。
小学生向けの英語学習におすすめな教材12選
それではさっそく見ていきましょう。
さわこの一日
基本情報
- 英会話
- 10,000円
- 小学生の低学年(小児)向け
おすすめポイント
日常の動作や会話をとても簡単な英語にしてまとめてあります。英語を全く知らなくても違和感なく使い始めることができる、日本人向けCD付き英語教材です。
概要
さわこちゃんという女の子の一日を通して、日常生活で使えそうな簡単な英語表現を学ぶために作られている教材です。絵本の絵はとても素朴で何をしているのか一目瞭然ですし、英文も短いものばかりなので、入門者にも十分使いこなせます。
七田式なので倍速音源もついています。慣れてきたら倍速にして聞き、その後ノーマルスピードに戻して聞くと、より聞き取りやすくなっていることを痛感できます。登場するフレーズは、大人には簡単すぎると感じるかもしれませんが、だからこそ子供たちが実際自分のものにしやすく、生きた英語を学べます。
悪い点
アメリカ発の教材に比べ値段が高いのが難点です。絵本3冊とCD音源のみということを考えれば非常に高く感じます。また日本で開発された教材なので、音源の英語にはあまり外国の雰囲気はありません。
Sight Word Readers
基本情報
- リーディング
- 4,212円
- 小学生の低学年(小児)〜高学年(小人)向け
おすすめポイント
英語の読み方を学ぶ本です。サイトワードとは単語を丸覚えして読む方法で、よく使う単語を繰り返し使うことでその単語の読み方そのものを丸々覚え、読める言葉を増やしていくためのCD付き教材セットです。
概要
一つ一つの音を地道に覚える「フォニックス」に取り掛かりづらい時には、まず「サイトワード」方式を使います。本の中には同じ言葉を繰り返し出てきますから、何度も読むうち単語を丸ごと認識できるようになってきます。
25冊の薄い絵本のセットで、多すぎず少なすぎないちょうどいい量ですから、繰り返し使うことで好きな本のフレーズは覚えてしまうことができます。地道に覚えるよりも感覚的に習得したい子供たち向けです。
悪い点
丸覚えが苦手な子には、どうしてそう読むのか理屈が気になり逆に不向きです。地道に覚えることが好きな子には向きません。アメリカ人向けなので英語速度も速いです。
Clifford Phonics Fun Reading Program with CD
基本情報
- リーディング
- 3,017円
- 小学生の低学年(小児)〜高学年(小人)向け
おすすめポイント
おなじみの赤い犬と共に読み方を学ぶための本とCDのセットです。フォニックスで一つ一つ学べるため丸暗記スタイルのサイトワードが合わない人や、併用したい人におススメです。
概要
読めるように、アルファベットの一文字一文字の音を地道に覚えていく「フォニックス」をうまく進めるため、12冊の薄い絵本の中に書かれる文章は1ページ1文。大きな字で読みやすいのも魅力です。
アメリカの教材なので日本とは少し違う日常風景が描かれ、文化背景もいっしょに学べます。12冊1セットで合計6セットありますからレベルアップしながら使い続けることができます。
悪い点
日本人用ではないので、最初からある程度言葉を知っていないと使い始めることができません。ストーリー性はほとんどないものの、英語入門者には使いにくい教材です。
This is Phonics
基本情報
- リーディング
- 1,944円
- 小学生の低学年(小児)〜高学年(小人)向け
おすすめポイント
フォニックスの大御所、mpi松香フォニックスの教材です。一つ一つの音を、身近な短い単語を使って学んでいくCD付き教材で、絵も発想も日本的で英語入門者にもぴったりです。
概要
日本でのフォニックス(英語の読み方)教育第一人者であるだけあって、フォニックスを学ぶための単語の選択が日本人にとって最適で、混乱することなく地道に進められる構成になっています。外国の香りはしませんがその分、学ぶことに集中してあります。1と2の二冊でフォニックスが完了します。2冊目ではかなりマニアックなところまで学べるため1だけでも十分です。
悪い点
日本人向けの教材なので、値段も割高で外国の雰囲気はありません。学ぶことが目的、と割り切れば問題ありませんが外国のもののようなかわいさもありません。
アプリコット出版READY for Learning World
基本情報
- 英会話
- 1,296円
- 小学生の低学年(小児)〜高学年(小人)向け
おすすめポイント
初めて英語に接する小学生の中高学年向けの1冊です。学校生活を中心に英単語、フレーズを学べます。
概要
英語でのコミュニケーション活動をとるための基本の英単語やフレーズを学校生活を通して学べます。学校で出てくる単語が多いので、小学校中学年以降で初めて英語にふれるお子さんもイメージが湧きやすく学びやすいテキストです。
悪い点
オールイングリッシュなので、ある程度英語のわかる大人のフォローがないと一人で学習するのは難しいです。
Brain Quest
基本情報
- 総合(ワーク)
- 1,165円
- 小学生の低学年(小児)〜高学年(小人)向け
おすすめポイント
一つ一つばら売りですが、3歳用、4歳用、と小学生になってもずっと続く「知育冊子」のようなものです。一番小さい3歳用は、語彙を増やす目的で使うことが可能です。
概要
3歳用なら「これは何でしょう?」と絵を見て単語を答える問題がたくさん載っているので、これを使って語彙を増やすことが可能です。年齢が上がるに従い問題が高度になり、5歳用では「9の後の数は何ですか?」「この絵の季節は何ですか?」と問われるので、英文を理解しないと解けません。
これをひとつずつ地道に続ければ自然とレベルアップしていけます。場合によっては他の教材と併用してもいいかもしれません。現地の子の年齢も意識しながら進めることができるので、本格的なバイリンガル教育には役に立ちます。
悪い点
3歳用でも字が小さいので、子供一人で解くのには不向きです。CD音源はないので、一緒に取り組んでくれる人が必要です。
100 Words Kids Need to Read
基本情報
- 総合(ワーク)
- 1,492円
- 小学生の低学年(小児)〜高学年(小人)向け
おすすめポイント
バラで買えますが、学年ごとに一冊ずつ使い進めていく教材です。音源はありません。書き込む部分もあるので書き込んだり色を塗ったりもでき、遊びながら学べます。
概要
1年生、2年生、とそれぞれの学年の子供たちが知っているべき事柄を網羅してあるので、現地の子供たちの英語学習具合を想像しながら進められます。将来的にバイリンガルになるためには、そうやって英語圏の子供たちの使う教材を使い追いついていく必要があります。
1年生用では語彙だけですが、2年生用から少しずつ文法要素が入ってきます。品詞の話、語順の話、など何度も何度も繰り返し出てくるので基礎をうまく無理なく築いていくことが可能です。
悪い点
分厚いです。紙が厚いのでそれほどのページ数ではありませんが、最初見たときは、それを仕上げる時のことは想像しにくいかもしれません。一日何ページ、とノルマを決めてコツコツ進められない子には不向きです。
ディズニー マジカル・イングリッシュ・ストーリーズ 絵本+リスニングCD+テキストブック
基本情報
- 公式サイト
- リスニング
- 39,800円
- 小学生の高学年(小人)向け
おすすめポイント
大人が英語を学ぶための教材ですから、絵本とは言え英文の量は大目です。ただ、好きなお話ならもうストーリーがわかっているため、少々の英文量でも抵抗なく使えます。10話セットです。
概要
英文がまともに長く多いですが、複数行にわたってつながる英文を見ることに抵抗がないレベルであれば大丈夫です。内容は映画よりもかなり簡単ではしょってありますから、複雑なストーリーラインはありません。
まだ小説は読めないというレベル、あるいは簡単なペーパーバックを是非読んでみたいと思えるレベルに適していますから、問題集であれば長文問題が解けるレベルです。洋書ものとの大きな違いは日本語でのテキストがついているところです。
悪い点
ディズニーに特化してあるので、ディズニーが嫌いであったり、もともと興味がなく、ストーリーもよく知らないという場合は取り入れるメリットが余りありません。
What Your First Grader Needs to Know
基本情報
- 総合(教科書)
- 2,279円
- 小学生の高学年(小人)向け
おすすめポイント
バラで買えますが、学年ごとに一冊ずつ使い進めていく教材です。この教材は読みながら学ぶもので、書き込むタイプではありません。一冊ですが科目ごとに項目が分かれており教科書すべてが一冊にまとまったようなスタイルです。
概要
それぞれの学年の子供たちの中でも、特に知的好奇心の高い一定層以上のちょっとエリートな子供たち向けに、知識を増強する目的でまとめられている本で、これ一冊で全教科学べます。
英語では文学作品を、美術では芸術作品を、算数では計算の仕方を、とまさに学校へ行っているのと同じようなことを学べます。算数で使われる数字は日本と同じですがアプローチが違うので、その違いを楽しむことができます。唯一の共通言語である「数字」が使われた算数と、美術作品を眺める辺りから始めると、取り掛かりやすいかもしれません。
悪い点
字が小さく分厚いです。幼稚園児用でもすでに、高校の教科書並みの本に見えます。一緒に取り組む人がいない場合は使うことができません。文字を十分に読めない子や、読んで解説してくれる大人がそばにいないと使えません。
トイ・ストーリーで英語と友だちになろう! (Disney’s magic English)
基本情報
- 英会話
- 529円
- 小学生の高学年(小人)〜中学生向け
おすすめポイント
「英語で言えたらカッコいい!」セリフが盛りだくさんです。映画を思い出しながらワクワクして学びましょう。
概要
映画「トイ・ストーリー」の中で出てきた、使えるネイティブらしい表現にスポットをあてたテキスト本です。セリフ以外にもスクリプトと訳などもついているので映画の解説パンフレットのような雰囲気です。CD を聴いてどんどんマネしましょう。
悪い点
かなり前の本なので、中古品を購入した場合CD が付いていない可能性があります。
mpi Active phonics CD +ワークブック
基本情報
- 発音
- 2,623円
- 小学生の高学年(小人)〜中学生向け
おすすめポイント
フォニックスの第一人者の編集したワークブックです。65のルールでフォニックスを学べるフォニックスの基礎を知りたい中学生向けのワークです。
概要
中学校で英語の発音を覚えるのにフォニックスのルールを覚えるととても便利です。このワークは英語の読む、書く、話す、聴くの4つの要素を学ぶのに時間のない中学生向きのワークブックです。ただ、これを小学生からやっておくと学校での勉強がだいぶ楽になるでしょう。文字と音のルールを覚えることは英語を学ぶ上で非常に役にたちます。
悪い点
全て英語で書いてあるので、指導者がいない場合は、初めは難しい。CDとの併用が良いが、CDを購入すると高めになる。
以上となります。気になる教材があったら小学生のお子様の意見を聞いてみるのもありかもしれませんね。記事が参考になりましたら幸いです。