(タクシーの中)
金子「渋滞やばい…先輩との待ち合わせ時間に遅れる…電話したいのに、Wi-fiないからLINEが使えない!どうしよう!!!」
こんなときi-PhoneにSIMロックかかってなかったら。そう、海外に来て立ちはだかる問題…
「SIMロックのせいで3Gを使えない」
これを知り、i-Phone6以前の機種を使えないことに気づく旅行者・留学生は多いと思います。筆者もまさにフィリピン渡航後それに気付き、i-Phone6とフィリピン用携帯の二刀流を約9ヶ月続けましたが、ついにマニラでSIMロック解除を行いました。
今回は、そんなSIMロックの解除方法についてまとめていきます。
i-Phone6,6Plus以前のSIMロック
日本の場合は、キャリア(Docomo, au, Softbank)を介して購入したi-PhoneにはSIMロックがかかっていて、契約が終わった後でもAppleストアや各キャリアのお店で解除することはできません。
2015年5月1日以降に発売した端末(i-Phone6S,6S Plus以降) はSIMロックがかかっていません。そのため、SIMカード自体を入れ替えれば、その国の番号が割り振られ、すぐに使えるようになります。
SIMロックがかかっている理由
まず、何でSIMロックなんてかけるのでしょうか?
簡単に言うと、各キャリアが、通信料を払ってもらう顧客を他に流さないためです。SIMロックをかけていることで自社のサービスのみ利用してもらえる形になります。 他社乗換えで端末代金割引や無料にまでしているのに、通信料まで流れたら、キャリアはもちろん損しますよね。
ただ、消費者としては端末と通信が分かれていることで、より自由なサービスを利用することができます。もちろん、海外の通信サービスも。そこで、通信サービスがより自由に、また、競争激化するように、総務省が端末のSIMフリー化を発表した。というような流れです。
ということでそろそろ本題!どこでSIMロックを解除できるのか、を紹介していきます。
マニラのStar Mallまでの行き方
今回、SIMロック解除を行ったのは、メトロマニラのMandaluyong、Shaw Blvd駅隣にあるStar Mallというところです。マニラ空港からShaw Blvd駅までの行き方は以下記事をご覧ください。
駅を出て左に進んで行くと階段があるので、そこを降りるとすぐにStar Mallの入り口があります。
左側に携帯のパーツショップが立ち並んでいるところがあります。そこの何店舗かに”OPEN LINE”と書かれているので、基本的にはどの店舗でもシムロック解除が可能です。
※SIMフリーと言っても通じない場合は、OPEN LINEと言ってみましょう。
早速解除してみた
今回は、気さくなエンジニアさんたちのいる店に。右はフィリピン人スタッフではなく、筆者です。
以前、フィリピン・バギオでSIMロック解除にトライしたときには「1,800ペソ(約4,100円)かかる」、さらに「SIMフリーではなくフィリピン限定でしか使えない」と言われました。不安を抱えながら今回も値段を聞いてみることに…。
金子「SIMロックの解除っていくら?」
エンジニア「700ペソ(約1,600円)だよ」
金子「え!!時間はどのくらいかかりそうかな?」
エンジニア「10分さ!」
安い!速い!けどちょっと心配…。
金子「ねえ、本当にその条件で大丈夫なの?」
エンジニア「おい兄ちゃん、よく聞くんだ。ここ、マニラだぞ」
よくわかりませんが、 説得力があったのでお願いすることにしました。
待つこと約10分。
SIMフリーになったi-Phone6が返ってきました。電話番号が割り振られ、電波には3Gの表示、LINE、メッセージ、電話、インターネットも問題なし。
今回の修理を見ていると、専用の”ゲタ”(SIMカード挿入部分に入れるチップのようなもの)を使用しているだけで、特に内部には触れていませんでした。他のSIMカードを使う際は、頻繁に交換しなければ問題はないとのことです。
その後1ヶ月使用してみて
電話、メッセージ、アプリ、インターネット等の機能は通常通り機能しています。ただ、電池の消耗が早くなったことと、残量20%を下回った時に電源が切れる場合があります。
フィリピンで新しいスマホを買うことも考えていましたが、そうなると安いものでも最低約4,000〜7,000ペソ(9,200円〜16,000円)するので、10,000円くらい節約になりました。
※端末自体へのダメージもあるので、する場合には自己責任で!