セブに来て早4ヶ月。フィリピン人は元気だったり明るかったり優しかったり、その反面悪いところもあったり。
日本人とは感覚や文化が違ったりするので、留学に来る前の人、旅行で来る人には是非フィリピン人の国民性を知ってから来て欲しいなと思います。そうすればより一層セブ生活が楽しめるのではないでしょうか!
フィリピン人の悪いところ
まずはフィリピン人の悪いところからいきましょう。わかっておくことでイラッとしたり、なんなんだという気持ちが減るかと思います。
1. 時間を守らない
通称「フィリピン・タイム」。
フィリピン人は基本時間を守らないのが当たり前の文化、平気で1,2時間遅刻をしてきます。彼らには守ってないという感覚がなく、これが普通です。
ですので、フィリピン人と待ち合わせをする時、フィリピン人と遊ぶ時は、待ち合わせ時間の少し前に「もう家出た?」や「今日何時くらいに着きそう?」と連絡するといいでしょう。ひどい時は「やっぱり今日行けなくなった。」とドタキャンされることもあります。
わかっておくことで、こちらも時間にイライラすることがなくなります!
2. 噂好き
フィリピン人は噂好きです。日本人も噂や悪口は好きですが、フィリピン人はそれより好きじゃないのかなと感じます。
実際にあった例だと、私の語学学校では先生たちがあまりにも生徒の恋愛事情を知っていたり、口を出していたりしました「秘密ね。」と言っておきながら普通にその秘密を話してきます。また一人の先生に聞いたら、フィリピン人同士でも日本と同じく表向きは悪く言ってなくても、裏で「あの子の服変よね」など悪口を言っている場合があるそうです。
もし絶対に周りに言って欲しくないことがあれば、フィリピン人には言わない方がいいです。一人に言ったら周りの人であったり、フィリピン人同士、時には日本人にまで広がります。お気をつけ下さい。
3. お金が好きで見栄っ張り
結婚相手を選ぶ時も恋愛感情よりお金を大事にしたりします。また、交通ルールを違反して罰金を請求された時は、お金で済ますことができます。実際にフィリピンはかなりひどい賄賂文化とも言われています。受験などもお金でどうにかなるし、運転免許もお金で取ることができます。また強盗やスリも多いです。
そして数多くのブランドの偽物が売っていたり、学生時代にアルバイトをしているいうことを隠したりします。(周りにバイトをしているというのがばれるのを嫌がるため。)これはフィリピン人が見栄っ張りというのも理由の一つにあります。
日本人はお金をたくさん持っていると思われがちです。明るく気さくに接してきて仲良くお酒を飲んでいたのに、睡眠薬が入っていてお金を取られるなんてことも実際あります。気をつけましょう。
4. 嫉妬深い
フィリピン人はとても嫉妬深いです。カップルでなくても頻繁に連絡を取りたがったり、ひどい時は振られた腹いせに人を傷つけるなんてこともします。特に日本人男子がフィリピン人女性と付き合うときは気をつけて欲しいです。
私自身も、マニラの空港で迷った時に日本語が喋れるフィリピン人に助けてもらったのですが、それ以降忙しくなって連絡ができなくなり無視し続けても、3ヶ月ほど頻繁に連絡が来ました。「なんで返事くれないの?」「僕のこと嫌いになったの?」これはまだマシな方かもしれません。
友達がフィリピン人と付き合い別れた時の理由は、頻繁にメッセージを送ってきたり、かなりの回数の電話をかけてくるから嫌気がさしたと言っていました。尋常じゃないらしいです。フィリピン人と付き合うのは全然いいのですが、このことをふまえた上で付き合うといいかもしれないですね。
5. 適当なところが多い
一番はじめの「時間を守らない」で書いた通り、フィリピン人は割と適当なところが多いです。具体的に言うと、警備員は勤務中なのに寝ていたり、仕事中店員同士でずっと喋っていたり携帯を触っていたり、接客やレジ打ちの人も態度が悪いなんてこともあります。
日本の丁寧で礼儀正しい文化が当たり前と思うと、なんなんだこの国の人たちはと思うかもしれないですが、これがフィリピン人の当たり前です。事前にわかっておくことで納得出来る部分もあると思います。
フィリピン人の良いことろ
悪いところをたくさん言いましたが、もちろん、いいところもたくさんあります。フィリピン人のいい側面もたくさん見て欲しいなと思います。
1. いつも明るくて元気
フィリピン人はいつも明るくて元気です。コンドミニアムの警備員や英会話学校の先生も陽気な人が多いのです。
理由はなぜだか分かりませんが、南国意識といいますか、歌ったり踊ったりすることが好きで、初対面でも物怖じせず、恥ずかしがらずとても社交的です。
また幸せそうな人、笑顔な人が多いのも特徴です。
2. 寛容で優しい
一部のスリや犯罪者を除いて、大半のフィリピン人はとても寛容で優しいです。日本人はよく謝りすぎなどと言われるのですが、実際にフィリピン人に謝っても、「大丈夫大丈夫〜。」と笑って返してくれたり、道に迷ったら助けてくれたりします。また友達のフィリピン人が怒っているところを見たことがありません。
さらにフィリピンでは、友達の友達はどうやら友達らしく、日本人の友達にくっついてフィリピン人のお家パーティーや遊びについて行っても大歓迎してくれます。とても温かみのある人たちです。
3. 人前ではメンツをつぶさない
これは悪い例も含めてお伝えしたいなと思います。知り合いの日本人がフィリピン人がたくさんいる前で、他の日本人の英語を「それは違う!」と厳しく指摘したことがありました。
そのあと多くのフィリピン人が、「なぜ彼はみんなの前で指摘するの?せっかく頑張って英語を話そうとしたのに。失礼な人。」と。またこの後、指摘した日本人は他のフィリピン人にも、さらに理由が加えられてかなり嫌われていました。恐るべしフィリピン人です。
フィリピンの文化では、他人の悪いところを指摘するときや怒るときは誰もいないところで1対1で行うらしいです。もしここが嫌だとか直して欲しいっていうのを言う際は、大勢がいる前ではなく、2人のときにしましょう。そうでなければあなたはフィリピン人に嫌われてしまうかもしれません。
4. 家族を大切にする
フィリピン人は家族をとても大切にします。また子供が親の面倒を見るのが当たり前の文化です。
フィリピン人口9721万人(2012年度)のうち労働人口は約4100万人、その約4分の1の約1000万人がフィリピンではなく外国で外貨を稼ぎ、母国にいる家族や両親に送っているのです。フィリピンはお金の価値が低く物価が安いので、中東やアジアの諸国で働く方が何倍ものお金を稼げるためです。これも子供を進学させたり、両親に不自由なく生活させるためです。
また祝日や国民的なお祭りの日は親戚一同で集まったりして祝ったりします。とても家族文化が強い国なのです。
世界銀行オープンデータ
5. 働き者
上記の「家族を大切にする」というのにも書いた通り、フィリピン人は働き者です。南国の人ってあまり働いていないイメージが強いかもしれませんが、仕事と割り切って働いている人が多いのも特徴です。おかげで仕事中だらけている人もいますが、とにかく食べていくためです。
実際に私の語学学校の先生は朝9時〜夜21時まで働いていると言っていました。働きすぎる日本人とさほど変わらないですね。複数の仕事を掛け持っている人もいます。
また労働政策研究・研修機構 (JILPT)のデータブック国際労働比較 によると、2018年度のフィリピン人の女性管理職比率ランキングでは世界第1位でその数52.7%と驚異的な数でした。(日本は14.9%。)実際に語学学校や飲食店の経営者がフィリピン人女性だったり、男性より働いているという傾向は見えます。
意外とフィリピン人は働き者なのです。
まとめ
フィリピン人のいいところ・悪いところ、日本人の皆さんにはどのように映ったでしょうか。
「嫌だな」と思った人、「いいな」と思った人、さまざまだと思いますが、実際に知っておけばもし嫌なことをされても納得がいったり、未然に防げたりします。
上記の国民性を頭に入れておいて、フィリピンに来る際は是非フィリピン人と円滑なコミュニケーションを取ってくださいね!基本いい人たちばかりです。