ジプニー(Jeepney)という乗り物をご存知でしょうか?
ジプニーとはフィリピンにある乗り合いバスのことでして、現地人の主な移動手段として使われています。とくにフィリピンのセブ島では電車が通っていないため、現地人が遠出するとなるとみなさんジプニーを利用します。
当記事では、以下のとおりにジプニーの解説を行います。
記事のながれ
1. ジプニーの行き先の調べ方
ジプニーの行き先を調べる2つの方法をご紹介します。
方法1:ジプニーに書かれている『行き先』を確認する
写真のとおりですが、ジプニーには行き先が書かれています。
上記写真では、以下のルートを走っていることがわかります。
Urgello Street → Colon Street→SMモール→North Bus Terminal
地図ではこのとおり。フィリピンの土地勘がないと理解は難しいですね。
方法2:ジプニーに書かれている『数字』を確認する
ジプニーには上記写真ように数字が書かれています。
写真では『03A』と書かれていますね。それぞれの数字では行き先が決まっておます。各数字の行き先は次項のジプニーの行き先を調べる方法にまとめます。
ジプニーの行き先を簡単に調べる方法
日本語アプリと英語のWebサイト2つをご紹介します。
- ジプニーマップ in セブ島 | Jeepney Map Application for Cebu
- CEBU JEEPNEYS ROUTE MAP
- Jeepney, Bus, and MRT Routes
日本人が開発しているジプニーのマップアプリです。セブ島限定ですが、とても便利なのでぜひダウンロードしましょう。(※2019年4月現在デベロッパによるアップデートが必要な状況になっており、最新OSに対応していない状況です。)
セブ島のジプニールートのまとめサイトです。英語ですが、けっこうわかりやすいです。
記事内にマニラのマカティ市のジプニールートがある程度まとまっています。
2. ジプニーの乗り方・降り方
道端で手をあげれば止まってくれます。もしくは、ジプニーが道端に停まっていたら勝手に乗り込むだけ問題ないです。とても簡単ですね。
ジプニーを降りるときには少しコツがいります。
ジプニー内には手すりがあります。
この手すりをコインなどで「カンッカンッ」と叩きます。そうすると運転手がジプニーを路肩に止めてくれます。もしくは、「Stop, please」と言うだけでもOKです。
ビサヤ語を使いたい方は、Lugar lang.(ラガー ラン)と言ってください。これはビサヤ語で「止まってください」の意味です。
3. ジプニーの金額(乗車料金とお金の払い方)
金額は7ペソ(2019年4月現在のレートで約15円)です。
上記は初乗り料金で、距離に応じて金額が変わるので、遠くに行く場合は事前に運転手に金額を尋ねるほうがいいかもしれません。
7ペソが準備出来たら、運転手に渡しましょう。
運転手に手が届かない場合は、近くの乗客にお願いすればOKです。
お金を支払う際の注意点
ジプニー乗車前には小銭を用意しておきましょう。20ペソ程度の紙幣なら問題ないですが、50ペソや100ペソ紙幣だと断られる可能性があります。
4. ジプニー内の様子
背の高い方の場合は膝を斜めにしないと、前の人にぶつかります。結構窮屈です。
実は助手席が特等席です。空いてたら座っちゃいましょう。値段は変わりません。
ジプニーは窓がないので風通しは良いですが、混んでるとけっこう暑いです。
5. ジプニー乗車の際の注意点
ジプニーは慣れてしまえば便利で安い交通手段ですが、タクシーや電車と比較した際には危険も伴います。以下に、最低限気をつけるべきポイントをまとめました。
ジプニー乗車の際に最低限気をつけておくべきポイント
- 高価なモノや大金を持っている場合は、なるべくジプニーを使わない
- 車内では財布やiPhoneをなるべく出さない
- 夜間の乗車は控える(現地に慣れている人と一緒なら問題ないです)
- 慣れている感じを装う(ジプニー内でガイドブックなどは開かないようにしましょう)
- 声をかけられたら最低限は警戒する(どこかについて行くのは絶対にNGです)
上記のことは最低限気をつけましょう。すでに海外慣れしている人ならあまり問題はありませんが、海外初心者の方はだれか経験者と一緒に乗車することをオススメします。
簡単にではありますが以上となります。
快適なジプニーライフの手助けになれば幸いです。