フィリピン・バギオにある語学学校HELPにてIELTSコースを受講されている石田茉莉絵(いしだまりえ)さんにお話を伺いました。「人を助けることに英語を役立てたい」という思いのもと「今しかない」と大学を卒業後すぐに留学をされました。
石田茉莉絵さん
フィリピン、オーストラリアと留学を経たのち、IELTSの勉強をマンツーマンレッスンで受講するために再びフィリピン留学へ。
満足度 | |
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留学期間 | 12週間 |
英語力 | IELTS 6.5 |
「将来は海外で働きたい」卒業後に留学することを決めた
— 今回、HELPに来るに至った経緯をお伺いします。ここではない学校にも留学されていたそうですね。
はい。留学前は日本で学生をしていて、卒業後すぐに留学を始めました。ここに来る前はCNS2にという学校でIELTSの勉強を4ヶ月し、その後はオーストラリアのシドニーへ3ヶ月留学していました。
— 留学しようと思い立ったキッカケは何かありますか。
「将来は海外で働きたい」と以前から思っていて、また卒業後にしかチャンスがないと思い留学を決意しました。今回は語学留学ですが、今後は海外の大学院にも進もうと考えています。そのためここではIELTSの勉強をしています。
— 大学院でまた、勉強をされる予定もあるのですね。専攻はこれにしようとか、目星は決められていますか。
大学の専攻は看護でした。具体的なものは、社会人になって働いていくなかで見つけたいと思っています。
— なるほど。看護・海外に関心をもったキッカケは何でしょう。
小学校の時から看護系に進みたいなと思っていました。本当に困っている人を救いたくて。先進国よりは、途上国の人の助けになりたいと思っています。
また19歳か20歳のとき、いちどベトナムにボランティアに行った時に、周りの人と全くコミュニケーションがとれずに悔しかった想いもキッカケとなっています。
現場にはヨーロッパやアジアからの参加者もいて、やりとりは全て英語。当時の私は英語が全く話せませんでした。「英語を使えなかったら何のアクションも起こせないし、誰の助けにもなれない」と痛感しました。
バギオ留学を選んだ理由は「生徒の英語レベルが高い学校を求めていた」から
— バギオの他にも、マニラ、セブと、いくつかあると思いますが、バギオを選ばれた理由というのは。
いちど来たことがあるのと、過ごしやすい気候、レベルの高い学校が揃っていることです。学校選びでは生徒のレベルをいちばん重視していました。
— 一緒に勉強する方のレベルを。それはなぜでしょう。
フィリピンの英語はネイティブに比べたらどうしても劣りますし、周りが英語を話せない人ばかりだと会話の機会が減ってしまうと思って。スピーキング力が落ちることを心配していました。
— 英語を使う機会が減るという心配があったのですね。それを解消するために、生徒のレベルが高い所に来たと。
はい。その通りです。ここはシドニーで出会った方に紹介してもらいました。スカイプで先生と話し、またここは入学前に面接をするのですが、そうした中で「ここなら大丈夫」と感じて決めました。
現在の英語レベルはIELTS 6.5。7.0が目標
— いま現在の英語のレベルをお伺いしてもよろしいでしょうか。こちらではIELTSコースを受講されていますよね。
はい。オーバーオール・バンド・スコアが6.5です。
オーバーオール・バンド・スコアとは
IELTS試験の評価のこと。リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングのスコアそれぞれが1〜9のバンドスコアで示され、総合評価のことをオーバーオール・バンド・スコアといいます(出典:公益財団法人日本英語検定協会)。
— たしか、海外大学院の一般的な入学基準は6〜6.5ですよね。
はい。でも実は、看護・医療系のコースは7.0のスコアが必要で、そこを目指しています。
— ええっ、さらに上を。大変な道のりですね。
はい、そうなんです笑 来週はテストなので、この頃は特に気合をいれています。
2016.3.8追記
【テストの結果】IELTS7.0を取得!!おめでとうございます。
HELPを選んで良かった。生徒同士で英語を話せるところがいい
— 試験が近いのですね。具体的にどういう授業を受けられているかお伺いしていいですか。
はい。マンツーマン授業ではライティング2コマとスピーキング2コマです。
ライティングは実際の問題を解き、それを先生に見てもらい伸ばしていく感覚です。論理展開、表現の誤りや相応しいものを教わっています。テーマは社会問題です。
— ありがとうございます。スピーキングの方はどういったことをされますか。
今はテスト直前なので、テストに沿った問題に答えるトレーニングをしています。過去問をひたすら解く感覚に近いですね。毎日、先生とディスカッションをしています。
— 先生のレベルはどう感じられますか。スコアが6.5もあると、文法も定着して、話すこともできて、授業が物足りなく感じることがあると思いまして。
そうですね、先生によって多少、レベルのばらつきは感じます。でも勉強に集中できる環境が整っていて、生徒のレベルも高いので学校全体としては満足しています。
— なるほど。この学校のこの仕組みは素晴らしいなっていうのは何かありますか。
やっぱりEOPですね。ここはみんな英語を話せるので、EOPがきちんと成立していると思います。前にいた学校はレベルがまちまちで、そういう学校ではEOPが成立しにくいのかと思います。
— 英語の初心者同士では、会話をしなくなる問題が起こりそうですね。きちんと成立するのも、生徒の英語レベルが高いからこそというわけですね。
働いていく中で、英語・看護と自分との接点を探していく
— では最後に、今後の展望をお伺いしていいですか。直近にはIELTS試験が待ち構えていますね。
そうですね。スコア7.0を目標に試験を受けて、留学後は4月から働きます。
— 看護系のお仕事ですか。
はい。看護師として働きます。その後に自分がやりたいこと、やりたい領域を見つけて大学院に行くか、もしくはどこかへボランティア、青年海外協力隊などに参加しようかと思っています。もちろん英語を使って。
— お話を伺っていて、英語・看護に対する直向きさが心に響きました。応援しています!ではでは、ありがとうございました。
いえ、まだまだです笑。ありがとうございます。
インタビュー後記
石田さんは、優しそうな見た目とは裏腹に強い信念を持たれている印象でした。目標に向けて入念に学校を選び、生徒のレベルを最重要視。そんな石田さんが満足されている様子から、ぼくも留学してみたくなりました。