バギオ土産に何を買おうか悩んでいませんか?お土産の定番といったらお菓子ではないでしょうか?
山梨行ったら桔梗屋の「信玄餅」。北海道行ったら石屋製菓の「白い恋人」。バギオ行ったらグット・シェパードの「ウベ・ジャム」なんです!
今回はバギオのお土産として名高い『グット・シェパード』製品についてご紹介します。
『グット・シェパード』とは
『グッド・シェパード(Good Shepherd)』とはグッド・シェパード修道会によって作られたお菓子ブランドのこと。ジャムやクッキーなどこれまでに発表してきた製品はなんと90種以上!手作りで無添加の高品質なお菓子としてフィリピン中で有名なんです。
グッド・シェパード修道会はフランス発祥の修道会で、フィリピンでは1921年に最初の拠点をマニラに設立しています。
バギオには工場直売所があることで有名。ツアー観光では必ずと言っていいいほど立ち寄る有名スポットです。ただの直売所ながら世界一の旅行情報口コミサイト「トリップアドバイザー」ではバギオの観光地で堂々の2位を獲得しています。
なぜ修道会がお菓子を作って売っているの?
ズバリ、修道会運営資金獲得のためです。もちろん金儲けのためだけではありません。1952年、きっかけは孤児院で生活する子供たちに満足出来る食事を提供するためでした。
お店の売れ残りや痛んだ食材で粗悪な食事を強いられていた孤児たちを見かねたシスター。彼女らが一機奮闘して考え出した資金調達方が「お菓子販売」だったのです。
バギオの特産とシスターの思いが詰まった「イチゴジャム」
フィリピンでは珍しく、イチゴ栽培が盛んなバギオ。飛ぶように売れていくイチゴを見てシスターは思いました。
「イチゴでお菓子を作れば売れるでしょ!ジャムにすれば長持ちするし良いかも!」
こうして出来上がったのが『グット・シェパード』の人気商品イチゴジャムなんです!
順調に売れるジャムに人手が足りない修道院…。シスターは思いました。
「そうだ!山岳民の若者が仕事がなくて困ってるらしいじゃない!彼らに手伝ってもらいましょう!」
こうして「Mountain Maid Training Center (MMTC) 」という就業トレーニングセンターを設立。就業が難しい山岳民の若者用施設として製品の製作・販売を通して就業トレーニングを提供しています。
「ウベジャム」で『グット・シェパード』の人気は確固たるものに
「ウベ(ube)」とはダイジョという紅芋の一種。フィリピンではお菓子やパンによく使用されており、日本のあんこ的地位。イチゴと違い年間通して収穫できるウベを見てシスターは思ったのです。
「作り手も沢山いるし、ウベを使えば年間通して沢山ジャムが作れる!若者にトレーニングを提供できる!」
今では『グット・シェパード』といえば「ウベジャム」と言われるほど人気の商品となり、400人近い学生がセンターで働いています。修道院がお菓子を製造・販売することによって社会貢献しているのです。
『グット・シェパード』の人気商品ベスト3
何十種類もの商品がある『グット・シェパード』。直売所に行く前に人気商品をチェックしておきましょう。
【第3位】LENGUA DE GATO:175ペソ(※約402円)
スペイン語で「猫の舌べろ」を意味する名前が付いた、さくさくのバタークッキーが第3位。日本ではフランス語の「ラングドシャ」として知られています。バターの良い香りがするクッキーは、お土産として誰に渡しても恥ずかしくない美味しさです。
【第2位】STRAWBERRY SPREAD:210ペソ(※約483円)
『グット・シェパード』の元祖お菓子は根強い人気で第2位。バギオはイチゴが有名なので、一番わかりやすいお土産です。味は日本のスーパーで買えるような普通のイチゴジャムという印象。普通すぎて普通としか言えない…。
【第1位】UBE JAM:200ペソ(※約460円)
予想通り、ウベジャムが堂々の1位。甘すぎず素朴な味は和菓子のよう。抹茶の添え菓子として使いたくなります。お団子に付けても美味しそう!
一番人気の商品のため、毎年2月のフラワーフェスティバルの時期などは「1人1個」の購入制限がかかることもあるんだとか。
※2016年6月現在(1ペソ=2.3円計算)
『グット・シェパード』直売所の行き方
ここまで聞いたら足を運びたくなる直売所の場所は絶景写真スポットとして観光客に人気の「マインズ・ビュー・パーク」の近く。セッションロードからはタクシーで20分弱。タクシー運転手には『グット・シェパード』と言えば通じます。
実際に人気商品を買いに行ってみた!
いてもたってもいられず、実際に直売所に行ってみました!修道院というよりかは完全に直売所色が強い建物です。
はじめにこちらのショーウィンドーで商品の見本を見て購入する商品を考えます。
「種類がありすぎてよくわからないよ…。人気商品調べといて良かった…。」
商品の外装文字が小さく、どれも似た様な見た目のため、何が何なのかさっぱりわかりません笑。
買う商品が決まったら(決まってなくとも)こちらのレジコーナーで希望商品を言って購入です。面倒くさい方式だなーと思うかもしれませんが、混む時には長ーい列になるそうで、混乱を避けるためこの方式になっているそう。
「さーて買えた買えた。買うだけじゃつまらないから修道院敷地を探検しよう。」
「足跡が私を呼んでいる…。」
道路には意味深な足跡…。これも混雑を避けるための道しるべでしょうか。
「なんか変な木がある…。」
レインボツリーが沢山植えられています。南国特有の日本では珍しい木。皮が剥けた後、緑→青→紫→オレンジ→赤と色が変わっていくそうです。
軽食を取れるスペースでは『グット・シェパード』製品のパンも楽しむことができます。
めちゃくちゃ景色キレイ!
皆さん記念撮影していました。お土産購入だけじゃなくて写真スポットもあったのね…。ああ、バギオ気持ちいいなあ…。
まとめ:バギオ土産のお菓子は『グット・シェパード』製品で決まり!
『グット・シェパード』製品は街中でも購入することができますが、出来立て且つ多くの種類が揃っているのはここだけ。値段もここで仕入れて販売している街中のお店より安く購入できます。バギオのお土産に1ついかがでしょうか?
『Good Shepherd Convent(グッド・シェパード・コンベント)の基本情報
英語名 | Good Shepherd Convent |
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住所 | 15 Gibraltar Road, 2600 Baguio City |
営業時間 | 月曜〜金曜:8:00〜17:00 |
定休日 | 土、日 |
電話番号 | 074 424 1109/074 442 3865 |
WiFi環境 | なし |
公式サイト | Good Shepherd Convent |