家業を継ぐために、セブと合わせて1年間の留学予定の大島光人(おおしまみつと)さん。家業を継ぐことへの思いと、勉強を続けていくうちに感じたこと、効率的な勉強方法を詳しく聞かせてくださいました。
大島光人さん(25歳)
飲食店の店長を辞め、実家のホテル業を継ぐ際に英語力が必要なためフィリピン留学を決意。英語嫌いだったが、父の元で学ぶために1年の留学に踏み切った。
満足度 | |
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留学期間 | 24週間 |
英語力 | 初心者 |
ホテル経営の家業を継ぐために1年間の留学
— はじめに、CIPに留学することになった経緯をお聞かせください。
これから家業を継ぐにあたって英語が必要になるため、セブへの6ヶ月の留学期間も含めて合計1年間留学することになりました。私の父がホテルやゲストハウスの経営をしており、留学後は地元に帰り父の会社に入社するつもりです。
実は、大学は中退していてます。勉強に興味がなくなり、早く働きたかったので大阪で飲食店の店長をしていました。それなりに充実していたのですが、ずっと同じ会社にいても視野を広げることができないと感じるようになりました。
それなら父という経営者の近くで多くを学ぶために、広島に戻ったほうがいいと判断しました。
— セブではどの学校に行かれていたんですか?
CIAという学校に6ヶ月間留学していました。1日に8時間の授業と、監視下におかれた状態でセルフスタディが2時間です。10時間も拘束されていて、朝8時半から夜6時くらいまではみっちり勉強していました。
— スパルタな環境ですね。CIPに留学してからはどれくらい経過しましたか?また、ここではどういう授業を受けているのですか?
CIPは1ヶ月経過したくらいです。今はインテンシブCというコースでグループレッスン2つと、マンツーマンレッスンが4つの合計6つの授業を受けています。
そのうちネイティブの先生が3名です。あと1ヶ月経過したらビジネスコースに変更する予定です。
— この学校を選んだ理由を教えてください。
セブで8コマの授業を受けていたときに比べて、この学校は授業数が6コマしかありません。ネイティブの先生が多かったことも決め手になりました。
僕は英語の勉強に関しては、自習の時間が一番大事だと思っていて、それを十分に確保できないスパルタの学校は自分には合わないと考えました。
自習の時間を確保でき、ネイティブスピーカーと話せる(自分の成長を直に感じられる)機会があるのはとても貴重だと思いCIPを選びました。
卒業後はインバウンド事業も視野に
— 先程、「家業を継ぐため」という点について触れましたが、よろしければお仕事の内容も含めて詳しくお伺いしてもよろしいでしょうか?
ぼくの出身は広島でして、父が経営するホテルは広島市内にあります。外国人のお客様はほとんどいらっしゃいません。観光名所の宮島や平和記念館に足を運ばれるお客様が多くいます。
最近のインバウンド(外国人旅行客)のほとんどは、宿泊にお金をかけたくないという傾向があります。そのため、ゲストハウスの方が早く予約が埋まっていく時代になってきています。
しかもその内、9割9分は外国人のお客様です。僕が広島に戻ったら、2ヶ月くらいかけて会社内のすべての事業部で仕事内容を把握し、会社のことをある程度理解してからゲストハウスのマネージャーとして仕事をさせていただく予定です。
— どちらの国からの宿泊客が多いですか?
中国・韓国のお客様が圧倒的に多いです。他にもスペイン、フランス、オーストラリアなどの欧米のお客様も多くいらっしゃいます。
英語嫌いと向き合った始めの3ヶ月
日本では、高校を卒業してから全く勉強していませんでした。英語が一番嫌いで、自分が英語を喋るなど夢にも思わなかったです。
初めてセブ島留学に行ったときは、初日に先生から「Could you introduce yourself?」って聞かれたことすらわかりませんでした。真顔で「Yes,yes」なんて答えていたくらいです。その時に比べれば少しは成長したかなと思います。
— 具体的に、成長を実感するのはどんな時でしょうか?
僕を含め、留学する人共通して言えることは、たった1週間で確実にリスニング力が向上するということ。
次の週に授業を受けた時、「あれ?先週より聞き取れるようになってる」と誰もが絶対思うはずです。ただ、話せるようになったと実感するのは死ぬ気で勉強して平均3ヶ月はかかると思います。
僕もセブにいた時、3ヶ月を超えたあたりから、「あぁ、やっと自分の気持ちをゆっくりでも表現できるようになったな」ということは実感しました。
自分にあった勉強方法を常に探し続ける
僕が一番大切にしていることは、授業中に「話したいけど話せなかった」フレーズを日本語でもいいのでノートに書くことです。あとは、わからない単語も書き留めて後でノートを見返します。
例えば日本語だったら「ありがとう」と言われた時に「こちらこそ」と英語で言うにはどうしたらいいのだろうと、後から調べます。「Same here」と言えばいいんだとわかったら、どんどん自分の中に蓄えていきます。
本当に使える単語やフレーズだけを覚えるのがポイントですね。セブ島へ留学し2ヶ月経過した頃にこの方法を考えました。最初は本当にど素人だったので、2ヶ月という時間を無駄にしてしまいました。
— なるほど。会話にフォーカスした姿勢をビジネスコースに変更後も継続して、その後は実践しながら学んでいくと。
そうですね。ビジネスコースに変更後はより実践的でビジネスシーンで使える英語を学びたいと思います。
その後は仕事をしながら海外のお客様と英語で喋る機会を増やし、自分の英語力をフルに活用してコミュニケーションをとっていければいいなと思います。
インタビュー後記
大島さんは、言葉のひとつひとつを丁寧に話す方で、感情がこもっていました。自分を高めるための努力を常に怠らない姿勢は、同い年のぼくにとてもいい刺激になりました。
国際色豊か且つネイティブ講師のいるCIPを、目的合わせてしっかりと選び抜いている点も勉強になりますね。
【フィリピン留学】クラークの語学学校『CIP』を徹底取材してきた
今回はフィリピン・クラークにある、ネイティブ講師の授業が人気の語学学校『CIP』を取材してきました。授業や宿泊施設、食事、立地など徹底的に調査してきました。CIPに興味がある方、クラークの学校に興味がある方、フィリピン留学に興味がある方はぜひご覧下さい。