今回お話をお伺いしたのは、英語は自分には関係ないと全く勉強してこなかったという奥田健太さん。彼がなぜフィリピン留学に踏み切ったのか、その理由と3ヶ月間のブライチャー留学の効果や今後の展望について伺いました。
奥田健太さん(21歳)
情報工学専攻の大学3年生。大学のプロジェクトで人工衛星開発とI T教育に携わる。将来的にはIT教育先進国への視察後に起業を検討中。
満足度 | |
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留学期間 | 3ヶ月 |
英語力 | 中学2年生程度 |
大学のプロジェクトで英語の必要性を実感
— 奥田さんは情報工学専攻の大学3年生とのことですが、今回なぜフィリピン留学を。
所属している大学のプロジェクトが2つありまして、その活動を通して英語が必要だと感じたからです。
1つ目は学生だけで小さな人工衛星を作り、打ち上げる活動をしています。私は人工衛星を制御するソフトウェア部分の担当です。2つ目は小・中学生などにIT教育をするプロジェクトです。
— 人工衛星とIT教育!?すごいプロジェクトに参加しているのですね。どのような時に英語が必要だと感じたのですか。
人工衛星の方では、部品1つ取り寄せるだけでも全て英語ですし、マニュアルも英文です。英語ができないと話がなかなか進まない。私は英語が全くできなかったので、必要性を強く感じました。
IT教育の方では、シンガポールやオーストラリアが先進国なので英語の方が情報を集めることができます。今後そういった国のIT教育の現状も視察してきたいと思っていますので、そのためにも英語が必要だと思いました。
勉強の仕方がわからない。集中して英語学習するためフィリピン留学へ
— 世界中から部品や情報を集めなければいけない状況では英語は必須ですね。英語が全くできないと仰っていましたが、どの程度苦手だったのですか。
中学・高校の英語の授業は寝てばかりでしたし、大学も推薦入試だったので受験勉強もあまりしませんでした。ブライチャー入学前のスカイプ面談では中学2年生レベルだと言われました。
— なるほど。今まで英語を避けてきたわけですね。フィリピン留学はどのように知ったのですか。
自分で勉強を始めたのですが、どのように勉強したらよいのかわからず、集中できませんでした。そんなとき、インターネットでフィリピン留学を知りました。フィリピンに行けば集中して勉強できるのではないかと思いました。
— 英語漬けの環境に行ってしまえば集中できそうですよね。それから留学準備を。
はい。休学をして留学費用を貯めました。準備期間を含めて1年半の休学です。
即戦力の「読み書き」を学ぶためブライチャー語学学校を選択
— 1年半!準備のためにも休学されていたのですね。最初から留学先もブライチャーに決めていたのですか。
アルバイトを徹底的にしてお金を貯めましたね笑。ブライチャーに決めたのは留学の約半年程前です。ブライチャーのサイトを見て、ここだと思いました。
— それはなぜですか。フィリピンには沢山語学学校がありますよね。
実は数校、他校で候補を決めていたのですが、英語学習最高顧問・松井さんの「読めない書けない英語は話せないし聴けない」という考え方に共感したので。
他の学校はスピーキングをメインにしていましたが、ブライチャーだけが読み書き中心ということをアピールしていました。
大学のプロジェクトで最も必要なスキルは読み書き中心だったので、そのスキルを伸ばした方が自分のためになると考えました。今の時代、電話よりもメールでのやり取りの方が多いですし。
— 確かに、電話よりもメールの方が使いますね。奥田さんの場合は読み書きの必要性の方が迫っているというお話でしたものね。学校については公式サイト以外にも何か調べましたか。
口コミサイトをチェックしていましたね。インターネットを使用して実際にフィリピン留学に行った方に話を聞いたり、大学の友人や先輩にも相談しました。
英語の伸びを実感。留学効果を高めるためには事前勉強が重要
— 実際にフィリピン留学経験がある方の話を参考にしていたのですね。実際留学に行ってみて英語力は上がりましたか。
エッセイが留学当初と比べてはるかに長く書けるようになりました。どんなに時間をかけても長文で自分の意見を書くことができなかったのですが、当初の5倍以上の文章量を書けるようになっていました。
簡単な英単語しか使えていなかったものが、今ではイディオム等を使っています。文法力がついたことで、単調ではない充実した文章も書けるようになりました。
— 5倍以上の文章が書けるようになったのはすごいですね!ブライチャーをもうすぐ卒業するにあたって、もう少しこれをやっておけばよかったという後悔はありますか。
事前学習です。事前学習の量が留学中にどれだけ成長できるかに直結する。単語を覚えたり文法を覚えたりするのは日本でもできるじゃないですか。日本だと文法書もたくさんありますし。それを留学中にするのはもったいない。
留学期間の目的はアウトプットにした方がいいと思います。もしこれからフィリピン留学される方がいれば、私は日本での事前学習をとても強くお勧めします。
将来はIT教育に力を入れて行きたい
— 日本でできることは日本で、フィリピンでしか出来ないことをフィリピンでやるべきということですね。アドバイスありがとうございます。最後に、卒業後の目標や展望を教えてください。
留学当初の目標通り、人工衛星開発とIT教育に関わっていくことですね。
特にIT分野には今後力を入れていきたいです。IT教育の先進国であるシンガポールやオーストラリアに行って、実際に自分の目で現状を見てみたい。将来的には起業も視野に入れています。そのためにも他国のIT教育を勉強したいです。
インタビュー後記
奥田さんは大学生とは思えないほどの落ち着き具合で、将来をしっかりと見据えている印象でした。IT教育や人工衛星を打ち上げるプロジェクトに参加し、目的のためにお金を貯めて留学をするという行動力。
「留学当初は不安だった」とおっしゃっていたものの、インタビュー時(卒業日前日)は充実した表情をされていました。「行動あるのみ」という言葉が浮かんでくるインタビューでした。