最近主流になりつつある、ワーキングホリデーに行く前にフィリピンに行き英語力をつけるという2カ国留学。
今回は、実際にフィリピン留学のあと、ワーキングホリデーに挑戦する白川照子さんを渡航前・渡航中・終了後の3回に分けて追跡取材していきます。
第一回の今回は、ワーホリ先のカナダ渡航前のインタビューです。
白川照子さん
大阪在住の美容師。自分のスキルを伸ばすために今の美容室を退職し、留学で英語をマスターした後、カナダで美容師を行う予定。世界で活躍する美容師を目指す。
ワーホリに挑戦しようと思ったきっかけ
今年で10年目になる美容師です。ワーホリに出るので、今の職場は退職予定です。
— ワーホリに行く前に、フィリピン留学したとのことですが、その理由と選んだ学校について教えてください。
Brightureという語学学校に3週間通いました。真剣に英語と向き合える学校です。私の美容室のお客様が偶然にもBrightureの経営者と同じ会社の方だったということと、1年ほどしていた英語の自己学習に息詰まったこともあり、Brightureに行ってみようと思い立ちました。
本当にご縁を感じています。
— ワーホリ終わった後の予定はありますか?
全然考えていないですね。もちろん美容師をしますが、どこでやるかは未定です。そのまま海外に行くかもしれないし、日本に戻って美容関係の仕事をするかもしれません。
— ワーホリはどこへ行きますか?
カナダです。カナダのトロントっていう場所に行きます。
— なぜトロントを選びましたか?
半分は直感ですね。トロントいいなあ、みたいな。
あとはFacebookで知り合った美容師の方が今トロントに1年ぐらい住んでらっしゃるのかな。その方だけがちょっと私の頼りなので、それもあって、一応トロントに行く予定にしてます。
— ワーホリの期間はどのくらいですか?
カナダのワーホリは一年間ビザが有効なので、一年を考えていますね。最初の1ヶ月は語学学校に通う予定です。
— では、なぜワーホリにいこうと思ったのですか?
明確な理由は、仕事で海外に行かさせていただいたときに、メイクの仕事をしたんです。その時に外国人のモデルの方をメイクしたんですけど、英語が分からなくてこっちの言いたいこととか向こうの要望が全然分からなくて、そのモデルさんを怒らせちゃったんですよね。
そのときに『自分から美容室の店長っていう肩書きを取ったら一体何が残るんだろう?』って考えたんですが、私の武器になるのは人の髪の毛を切れるっていうことだけだと思ったんです。
もっと相手も増やしたいじゃないですけど、自分に持てるスキルを増やしたいなって思ったときに、興味があったのが英語だったんです。やっぱり日本にいながらたくさん勉強して上達される方もいらっしゃると思うんですけど、私の場合はちょっと難しいというか…
やっぱり行ってみたいというほうが先行したので。それと仕事柄人とよく話すんですけど、海外1年くらい行っていたという人でも、使わないと忘れていくって言ってて。なので、仕事で英語を使い続けたいなという思いがありますね。
— カナダではどんな仕事をする予定ですか?
もちろん、美容師です。
でも、コネクションとかはないので、ゼロから向こうで探す感じです。ネットを見ると美容師を募集しているところもたくさんあるので、大丈夫かなと気楽に考えています。
ワーホリ前にフィリピン留学して正解だったか?
Brightureに入学した時は全然話せなかったですけど、卒業する頃には、普通の会話だったらできる感じになりました。パッと出てくるかっていわれるとちょっと考えちゃうんですけど。留学中、私はよく主語と動詞が壊れてるって言われたんです。日本語みたいに先に出てきちゃうんです。だから書いたりとか、考えたりするとちゃんと喋れるんですけど、パッと出てこない。まだまだ苦手です。それを今は練習しています。
— ワーホリ前にフィリピン留学留学しておいてよかったと思いますか?
絶対正解でした。
これからワーホリ行く人で英語力ない人は、絶対フィリピン留学挟んだほうが良いと思います。現地にポンと飛び込むのもいいと思うんですけど、短い期間パッと集中してフィリピンで英語勉強しちゃうのが良いと思います。
— 最後に、ワーホリやフィリピン留学を考えている人にメッセージをお願いします。
ワーホリの前にフィリピン留学に行くことに関してですが、私は社会人になって、こういうことをしようと思ったタイプなので、もしお金と時間にもっと余裕があるのであれば、やっぱり3ヶ月でもフィリピン留学を挟んでからワーホリに行ったほうがいいというのはありますね。
理由は皆さんと同じかもしれませんが、英語力を少しでものばしてから現地に飛び込んだほうが、すぐにコミュニケーションが取れたり、キャッチできる情報が多かったりとか。例えば私みたいに美容室で働きたいと決まっているなら、なおさら働く場所を決めて、実際に働くということがとてもスムーズにいきますし。
また学生さんだと、環境が全然違うと思うので、選択肢は多いのではないでしょうか。
きっと、自分1人で思い悩んでも何も始まらなかったですね。誰かに相談したり、少しお話しするだけでも違うと思います。実際に、偶然話したお客様から今回のセブ留学に繋がって、そこから自分のもっとやりたいという気持ちがとても明確になりました。
必ずいつも誰かが自分の人生に関わってくれていることは皆さんもご存知と思いますが、こんなに実感したのは自分の人生において、29歳にして、初めてです。このような経験ができることに、感動と感謝しかありません。
今の職場を、あと1ヶ月で退社します。スタッフやお客様との大切な一瞬一瞬に、想いを伝えて過ごしていきます。
— もし可能だったらなんですけど、カナダ行って半年ぐらいたったら、もう1回インタビューしていいですか。
もちろん、是非お願いします!