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3月から4月にかけては、バギオが最も暖かくなるベストシーズン。市の最大のイベントであるフラワーフェスティバル(通称:Panagbenga パナベンガ)も、新型コロナウイルスの影響で延期になりましたが無事に開催されそうです!(※残念ながら2020年3月11日現在中止との発表がありました。)この時期を狙ってバギオへの旅行や留学を計画している人も多いのではないでしょうか?
この記事では、これからバギオを訪れる人のために最新のバギオ市のルールについてまとめています。

フィリピンの法律と条例

フィリピンの法律と条例

フィリピンのルールは、国が定める法律と市が定める条例とに分けられています。例えば、2019年に制定されたストリートチルドレンや物乞いをする人への施しを禁じたのは国の法律。それとは別に、市によって異なる条例が存在するんですが、これが意外と盲点。知らずにやってしまって罰金を払う羽目になった!という人も沢山いるんですよね。
バギオに来る予定がある人は、事前にバギオの条例を知っておくに越したことはありません。

日本人が見落としがちなバギオの条例

バギオのCity Tourism & Special Events Officeの写真

今回は、バギオの条例に関する最新情報を集めるべく City Tourism & Special Events Office のRHEY J. DELMENDOさんに独自&突撃インタビューしてきました。
急な訪問だったにも関わらず快く対応してくれるところもフィリピンのホスピタリティ。

フィリピン人DELMENDOさんの写真

DELMENDOさん「バギオの条例に関しては市役所の方が詳しいと思うけど、分かる範囲で答えるよ。」

コノミさんの写真

コノミ「ありがとうございます!」

歩きスマホ禁止
なんとバギオでは2019年から歩きスマホが条例で禁止されています。できたてほやほやの条例なので知らない人が多く、とくに日本人はやりがちなので要注意。ちなみにこの条例が制定された直後に実際に歩きスマホしているところを警察に捕まり、ペナルティを支払って嘆いていた友達を知っています。

公共の場での喫煙禁止
バギオでは、公共のスペースでの喫煙は一切禁止されています(電子タバコも含む)。タバコを吸えるのは許可されたレストランやバー、娯楽施設の喫煙エリアのみ。

これには語学学校の生徒さんも悲鳴をあげているようですよ。
WALESマネージャーの金子さんによれば、WALESでは建物内から喫煙所が完全に撤去させられ、最寄りで喫煙できる場所は Cafe Willの喫煙スペースだそうです(結構遠い)。ちなみに飛行機への持ち込みもできないそうなので、空港で没収されないように気を付けてください。タバコはフィリピンではサリサリストア(どこにでもある現地の売店)で 1本8ペソから買えるので、現地で買うもよし。ただし、タバコに関するルールは年々厳しくなっており、サリサリストアでは箱単位で売っていません。最近はコンビニエンスストアでもタバコを見なくなりました。

フィリピン人DELMENDOさんの写真

DELMENDOさん「貸し切りの広いスモーキングエリアがあるバーもあるよ。」

コノミさんの写真

コノミ「ちなみにどのバーか聞いてもいいですか?」

フィリピン人DELMENDOさんの写真

DELMENDOさん「忘れたよ~!ははははは。マルコスハイウェイにあるバーだよ。」

貸し切りエリアでのびのびとタバコを吸いたい方はマルコスハイウェイへ行ってみては?

お酒に関する条例

コノミさんの写真

コノミさん「外国人が最もよく犯す条例はなんですか?」

フィリピン人DELMENDOさんの写真

DELMENDOさん「泥酔。」(即答)

バギオではお酒に関する条例も細かく定められています。市内で飲酒が許されているのは深夜0時まで。レストランやバーを含む飲食店は、23時までにラストオーダーを終え、深夜0時には閉店が基本ルールです。それ以降は、フィリピン観光省から許可を得ているホテルやバーでのみ酒類の提供が許されていますが、公共の場での泥酔はNGなので常識の範囲で楽しみましょう。

お酒に関する条例【例外編】
基本的にバギオでは、市民にも外国人にも同じ条例が適用されますが、例外もあります。
それは選挙が行われているとき。
フィリピンでは、選挙関連の賄賂や暴力行為を未然に防ぐため、選挙の前日と当日は酒類の販売が禁止されています。ですが、フィリピン観光省から認定を受けている施設では、外国人に対してのみ酒類を提供しても良いことになっています。

【近日公開!】公の場でのキスやハグの禁止
取材の最後に、最新情報を入手しました!

フィリピン人DELMENDOさんの写真

DELMENDOさん「まだ公開されてないけど、特別に教えてあげるよ・・・」

それは、公共の場でのキスやハグの禁止。既に議論が進められていて、間もなくアップデートされるそうです。留学中に校内でカップルが誕生する話もよく聞きます。公共の場でも溢れだす愛が抑えきれないみなさん、今ならまだ大丈夫です!!!(笑)

その他バギオに関する条例

バギオの市役所の画像

このあと、バギオ市役所の市政課に行って E. Ordunaさんよりさらに詳しくお話を聞いてきました。バギオの条例まだまだあります。

バギオ市内での誹謗中傷及び性的嫌がらせの禁止
公共の場での騒音の禁止(夜22時~翌朝5時)
※但し、クリスマス、年末年始、その他祝日、誕生日などはバランガイに許可をとればOK(誕生日もいいんだ・・・)
18歳未満の夜間外出禁止(夜21時以降)
※本来19時だったのが、帰宅ラッシュのジプニーの待ち時間や渋滞を考慮して21時に変更になったそうです
プラスチック製ショッピングバッグおよび発泡スチロールの販売、使用の規制
・・・などなど。

最後に

バギオのsession hallの写真
いかがでしたか?今回は、条例に関する記事なので少し堅苦しくなってしまいました。実際、バギオの街自体は全然ピリピリしていませんよ(笑)警察官も含め、とにかく日常的に人の暖かさに触れることのできる街です。

ちなみに、バギオの条例に関するミーティングは 毎週月曜日14:00~、市役所のSESSION HALLにて行われています。誰でも見学できるそうなので、機会があれば行ってみては?

海と熱帯夜が好きなのに、気が付けばどちらとも程遠いフィリピン バギオに住み着いていました。フィアンセは現地のタクシードライバー(元)。現在はコロナ禍で一時帰国、二度目の遠距離恋愛を楽しんでいます。 「郷に入れば郷に従え」をモットーに、現地の人と同じ物を食べ、同じように生活します。 BlogTwitterInstagram

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