短期、長期限らずフィリピンセブ島滞在には予防接種が必要かと最近よく聞かれます。まずは、フィリピンで注意すべき病気を整理します。
- マラリア
- 狂犬病
- デング熱
- 食中毒
マラリアに関してですが、フィリピンセブ島で発祥することはほとんどありません。以下が外務省の情報ソースです。
過去数年間,マニラ首都圏やセブ島での発生例は認められていませんが,パラワン島などのリゾート地で感染が確認されていますので,旅行前に流行の有無を確認されることをお勧めします。
次に、狂犬病に関してですが、2006年に日本人男性が狂犬病を発祥し、死に至っています。以下が厚生労働省からの情報ソースです。
今般(平成18年11月16日)、フィリピンより帰国した男性が、現地で狂犬病ウイルスに感染し、国内で発症したことが確認されましたので、その経過等についてお知らせします。当該患者は、フィリピンに渡航中(8月末)、犬に手を咬まれており、これにより狂犬病に罹患したと判断される。なお、現地における暴露後のワクチン接種は受けていないもよう。
厚生労働省:フィリピンからの帰国後に狂犬病を発症した患者(輸入感染症例)について
セブ留学中は狂犬病の予防接種が必要か?
狂犬病に関しては予防接種が必要と思うかもれませんが、セブ島では狂犬病の犬を見かけることはほぼありません。さらに2006年に死亡した男性は、犬に噛まれたあとに、ワクチン接種を行っていないという問題があります。狂犬病は、犬に噛まれた後にワクチン接種をすることで防ぐことができる病気です。万が一犬に噛まれてしまった場合は、すぐに病院へ行きましょう。
次に、デング熱と食中毒に関してですが、これらの病気には予防接種用のワクチンがありません。
つまり、フィリピン渡航時に予防接種は必要ないです。ちなみに、いままでセブ島で100人以上の日本人と会いましたが、予防接種をしている人は一人もいませんでした。
フィリピンセブ留学中は、タクシーやバス・電車移動が基本で、あとは外食くらいしか行きません。なおかつ移動はタクシーなので、まず予防接種を必要とする病気にかかるリスクはありません。
実はセブ島で最も多い病気は、予防接種の必要がない食中毒とデング熱です。
一つ一つ対策方法を説明します。
フィリピンセブ島での食中毒対策
最低限の対策として、露店や見た目が汚い飲食店には行かないほうが無難です。フィリピンにの衛生状態は日本よりはるかに劣悪ですので、皿とか食材とか洗わないで出すなど、普通にあります、特に露店はとても汚いので、慣れていない人がいくと翌日大変なことになります。バックパッカー慣れている方なら良いですが、それ以外の方は高くても外食はフィルポータルで紹介しているお店とかにしたほうが良いと思います。
そして次に気をつけるべきことは水です。お店ではたまに水道水が出てきます。なのでミネラルウオーターを持参して飲みましょう。あと歯磨きするとき水道水でうがいしてお腹壊す人がいますので、うがいの時もミネラルウオーターを使ったほうが無難かと思います。
そして・・・残念ながら長期滞在者はほぼ100%の確率(あくまで体感値です)で食中毒にかかります。食中毒といっても、軽度のものから重度のものがありますが、大半が軽度の食中毒です。2~3日腹痛に悩まされますが、入院の必要はありません。
僕も今まで4回位なりました。セブ島では高級な料理屋に行っても食中毒になったくらいなので、もうこれはしょうがないです。諦めましょう。笑(ただ一回なると免疫がつくのか、その後は割と平気になります。)
語学学校で出される料理はもちろん安全ですので、ご安心を。
またセブ島での食中毒には正露丸とストッパがある程度効きますので心配な方は日本から持って行きましょう。もちろんフィリピンには売っていませんので。
フィリピンセブ島でのデング熱対策
対策はただひとつしかありません。蚊に刺されないように注意することです。こちらの記事に全力で蚊の対策方法を書いたので、参考にして下さい。
【フィリピンでのデング熱対策】蚊に刺されを避けるための必需品とは
デング熱はとても厄介でかかるとかなり辛いです。同居人のマナブも以前デング熱に感染しました。どんな感じでどれくらいつらかったのか、聞いてみると
まずは高熱に苦しむ。39℃近くの熱が2〜3日続きます。熱が下がったあとは全身に痒みが発生します。痒すぎて眠れません。つらすぎ。
ということです。セブ島で一番気をつけるべき病気はこれですね。蚊対策の記事をよく読んで刺されないように十分注意しましょう。